鹿児島2日目、気になっていた知覧(ちらん)へ。
10年ほど前だったか、武家屋敷には行ったものの、時間がなくなり、特攻平和会館には行けず、ずっと気になっていた。
知覧は特攻隊の出撃基地で沖縄戦で多くの若い命が失われた。戦死した1036名の遺影が並び、亡くなった時の年齢なども記されていて17歳の戦死者も多い。壁に並んだ遺影のひとりひとりを眺めていった。そして思ったのは、戦争は何と愚かなことか、ということ。
誰が愚かな戦争を始めたのだろう。誰が飛行機もろとも敵艦に体当たりすることなど考えたのだろう。飛び立てば死しかない特別攻撃隊。みんな立派な字でしっかりとした遺書を書いている。生きていればどれだけ日本のために尽くしてくれただろう。彼等にはどんな人生が待っていただろう。
広島でも戦争の悲惨さ、愚かさがわかるけれど、この「知覧特攻平和会館」でもよくわかる。
今も亡くなった若い隊員達の姿が脳裏に浮かぶ。
ウクライナ、その他の紛争地の平和の訪れを祈らずにはいられない。
鹿児島の中学から福岡の中学に転校したとき、体育教師が色の黒い陽気な先生で、特攻の生き残りと言ってらっしゃったけれど、今なら、詳しく話を聞いているだろう。存命なら100歳前後だろうか。当時は特攻と聞いても戦争も知らず、そうか、と思うだけだったのが残念でならない。

1〜2枚目、特攻勇士の像「とこしえに」。3枚目、兵士を見守るように建てられている母の像。
6〜7枚目、隊員達が最後の時間を過ごした半地下壕の三角兵舎。ここまで公園内。
ここから知覧特攻平和会館に入った。最後の2枚は館内で唯一撮影が許されている零式戦闘機展示室。

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