入院しないと経験できないことがあり、今回は内臓ではないので楽だった。
胆嚢の時は発作を起こして救急車で運ばれたのに空き部屋がなく、手術まで1カ月も待たされて、その間、水がやっと飲めるという食欲なしの状態で、げっそりとやつれ、術後は痛みが激しかった。退院の日の朝の食事を初めて食べてみようという気になったのに、口に入れたとたん、あまりにまずくて食べられなかった。食事も常食とはいかなかったのだろう。
今回は内臓ではないので、手術日は経口補水液と点滴のみだったけれど、翌日からは普通食に。
1回目の手術は生きるか死ぬかというほど危うかったし、2回目の胆嚢は普通食とはいかなかったので、今回は健康な人と同じ食事で、他の患者さんに申し訳ないほどだった。
糖尿の人などは、まずくてお茶で流し込むしかないと言っていた人も。私のご飯は200グラムだったけれど、多すぎて150グラムにしてもらった。それでも多くて、おかずは完食して、ご飯を残していた。
糖尿の人のご飯はもっと少なめな気がした。おかずの種類も違ったし、気の毒な気が。それでもある日、糖尿の人のデザートは熟したメロンがふた切れもあり、見るからに美味しそうだった。その人も甘くて美味しかったと言うので、私はこの時とばかり、「いいなあ。よかったですね」と言った。その時の私のデザートの果物は洋梨の缶詰だったと思う。ところが甘かったと言っていただけあって、その人は、その後の血糖値がインスリンを打たなければならない高さになっていて、もしメロンが原因なら、美味しさの代償かと気の毒だった。メロンが犯人とは限らないのかもしれないけれど。
私は糖尿はないので血糖値は測らなくてよかった。ただ、血圧は上が130〜200まで行ったり来たりで、術前は200だったとか。看護師さん達には大丈夫ですかと心配されたけれど、入院中、頭痛もなく、そんな数値でも平気だった。けれど、高血圧になったかなと、さすがに不安が掠めていた。それでも、帰宅していつものように測り始めると、今も71−126の優等生。病院で測るといつも家で測るより40前後は上がるので、市の検診などに行くと病人にされそうで、とんでもないと思って受けなくなった。数字だけ見て判断されるのは恐い。強制的に病人にされたくない。
去年、救急車を呼んだ時は220まで上がったけれど、先生に薬の必要はないし、帰ってゆっくり休んで下さい、で済まされた。この救急の先生の判断は正しかったし、安易に高血圧患者にされなかったことを感謝している。この時は3〜4時間眠ったら140まで下がった。こんなに変動の激しいのは珍しいのかどうか。ともかく、今はとてもいい数値でほっとしている。

昨日は鹿の子百合を載せたけれど、1〜4枚目、3種類の違う種類の百合も咲いていた。2枚目は鬼百合のような感じだけれど。
5〜6枚目はヘメロカリス。1日花なので、デイリリーとも。

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