1〜2枚目、大斐閣とも呼ばれる観音堂。手前の赤は満天星(ドウダンツツジ)。
3〜4枚目、氷室の池。5月〜6月にかけての花菖蒲、睡蓮、蓮の花が咲く頃は綺麗。

10年以上前、氷室の池の花菖蒲をで撮っていらした宇治市在住という年配の男性に声を掛けられ、私は京都と花が好きでよく訪れることを話すと、四季折々の京都の写真を撮って送って下さるようになった。京都に行けばちょっと会って話をしたりもした。
私は毎年桜と紅葉の頃には訪ねることが多かったので、もし京都に来るなら会ってほしいと手紙が届き、ちょうど京都行きの予定を入れていたので、2009年4月6日の夕方にフロントで待ちあわせ、1時間ばかり外で食事をした。その時、「(寿命は)あと1カ月くらいと思う」と言われ、冗談と思って聞き流した。フロント前でツーショットを撮ってもらい、帰宅してからすぐに写真を送った。返辞も届いている。
6月になって、ブログを通して、その人の行きつけの店の主という女性から、その人が亡くなったけれどご存じですか、と書き込みがあり、元気そうだったのにと信じられなかった。あと1カ月という言葉が事実になった。店で私の話をよくしていらしたとか。
それから娘さんからも手紙が届き、今も年賀状の交換を続けている。勧修寺の氷室の池を見ると、その人を思い出す。そして、最後に1時間だけの会食だったのが心残りで、わざわざ京都駅まで会いに来て下さったのだから、もう少し話をしておけばよかったと思ってしまう。
その人の死を知らせてくれた宇治の平等院近くの喫茶店(宿)にも、平等院を訪れた時に訪ね、主と亡き人の思い出話をした。縁とは不思議なもの。

6〜7枚目、櫨(ハゼ)。8枚目、古木の根。9枚目、スギゴケが美しい。10枚目、石蕗(ツワブキ)。
11〜12枚目、勧修寺の参道脇に皇帝ダリアが咲いていた。この参道は春は桜が見事。
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