DSCF0285_RDSCF0287_RDSCF0286_R




DSCF0302DSCF0303上段、10日前の鎌倉長谷寺で花筏(ハナイカダ)。開く寸前のつぼみ。今頃咲いているだろう。
2段目、長谷寺の石楠花(シャクナゲ)。


昨日の朝9時半に末の弟から電話があり、すぐに熊本の従姉に替わったので、危険だからと止めたものの、きっと行くだろうなと思っていたら、やっぱりだった。早朝5時半頃から出発したという。思っていたよりスムーズに着いたらしいけれど、やはり渋滞していたらしい。
従姉には断水しているので水が届いて助かったと言われた。1昨日は閉まっていた近所の店が開いたとかで、そこでの買い物も手伝ったようで、私まで、とても感謝された。、
驚いたのは千葉の従兄が息子と一緒に来ていたこと。千葉から車を運転して九州入りしたのだ。
私の亡き母は末っ子で、熊本の従姉は母の姉の子。千葉の従兄は母の兄の子。いとこ同士は仲がいい。
千葉の従兄が、テレビで見る以上に、あちこち悲惨だと言っていた。それでも「熊本の人達は温かい。熊本はいい」と。みんな助け合っているらしい。
この従兄の生家は熊本駅から近いけれど、ほとんど全壊とのこと。誰も住んでいなかったものの、年に1度は従兄達が帰宅して、大事にしていた家だった。落胆しているとは思うけれど、声は明るくてホッとした。
従姉の所は断水していてガスも使えないけれど、電気が使えることだけは幸運だ。
末の弟の持っていった水のペットボトルは、従姉の息子宅にも分けられ、とても喜んでいたとのこと。
他の全ての被災者に水や食べ物が行き渡るといいけれど、まだ困っている人の方が多いだろう。
従姉はあの日から、夜は公園や近くの店の前の駐車場で過ごしている。1昨夜も昨夜も、朝まで、帰ってきている娘の車の中で過ごしている。これからしばらく夜は外で過ごすらしい。夜中の揺れは不安で危険だからだ。エコノミークラス症候群に気をつけるように伝えた。

従姉のことがわかってほっとしていたら、我が家は強風。横浜には竜巻注意報が出ていた。
風が恐い高層階。音だけでもストレスになるほどの恐怖だったのに、午後2時頃、まず東側の網戸が吹き飛んだ。幸運にも南側のベランダに飛んで突き当たって止まった時、室内に回収できた。次に南側の、その倍以上の2メートル半ほどあるリビングの網戸も飛んだ。これは隣のベランダとの境で止まり、ベランダの外に飛んでいかないうちに、これも何とか室内に入れることができた。
11年住んでいるけれど、網戸が自然に風で移動することはあっても、吹き飛んだのは初めて。風の恐怖のないところに引っ越したくなった。
ともかく、ベランダを越えて飛んでいかず、その前に回収でき、怪我をする人もなくよかった。普通はこれだけの風だとベランダに出るのは不可能なのだけれど、いざという時は何とかやってしまうものらしい