DSCF6529_RDSCF6545_R10月なので、横浜イングリッシュガーデンの入口からハロウィンの飾りつけがしてある。
2枚目は薔薇のアーチの先の飾り。


DSCF6627_R昨日は阿部勉さんの十七回忌だった。享年53歳。
三島由紀夫の楯の会第一期のメンバーで、三島氏の信頼が篤かったらしい。
その後、鈴木邦男氏と共に一水会を設立。
私は三島文学にも疎く、鈴木邦男氏にパーティなどで会ったことはあっても、一水会とも関係はなく、阿倍さんの活動に関しては何も知らなかった。
DSCF6537_RDSCF6538_R以前も書いたけれど、「家畜人ヤプー」の著者と言われている今は亡き沼正三氏と呑んだ時、ハシゴした先の小さな店で阿倍さんが呑んでいて、沼氏から紹介され、阿倍さんと沼さんに挟まれて呑んだ。
20数年前のことだ。
DSCF6574_R阿倍さんはとても温厚で優しく、こんなお兄さんがいたらどんなにいいだろうと思った。
三島由紀夫を追悼するためにいつも手首にしていた念珠を下さった。
阿倍さんの横で呑んでいたお伴らしい人が「いいんですか」と、驚いていた。本当にそれを手放していいんですか……という口ぶりだった。
「いいんだ」と笑いながらおっしゃった。
一期一会になってしまったけれど、阿倍さんの優しさと笑顔は忘れられない。もう一度会いたかったといつも思う。
1度会っただけで忘れられない人というのは、それだけの強いオーラに包まれている人なのかもしれない。それとも、前世で何か縁のあった人だろうか。