DSCF9584_R11日の長谷寺。
鎌倉を歩いたのは2週間近く前のことになってしまった。
山門近くでは、すでに馬酔木(アセビ)が咲き始めていて、春を感じた。
真っ白い馬酔木もいいし、ピンクががったこんな馬酔木も可愛い。

DSCF9577_R本堂から経蔵の方に行き、海光庵の窓際が空いていれば、座ってケーキセットを戴いたり、軽い食事をしたり。
この日はすでに以志橋(いしばし)で食事してきたので、地蔵堂から弁天堂の方に下りた。
何と言っても弁天堂手前、写経場前の、この「なごみ地蔵」がいい。
修学旅行生だけでなく、ここが初めてらしい人は、「あら、可愛い」と立ち止まって写真を撮っている。
いつも傍らには季節の花が挿してある。
DSCF9578_Rこの日はピンクのヒアシンスのよう。
訪れるたびに、つい撮りたくなる笑顔のお地蔵様。なごみ地蔵の名前がぴったり。
私の母も、このお地蔵様に負けないような人だった。
昨日届いた姉からの手紙に、「お母さんのようなやさしさには、私はほど遠いですね」と書いてあった。
母のような人になれたら神様だ。
そして、母には負けるだろうけれど、私よりは姉の方が辛抱強くてやさしいと思う。

DSCF9579_R生きていると色々といやなこともあり、いろんな人から愚痴や相談をされる。みんな穏やかに生きたいだろうに、そうはいかない人生だなと思ってしまう。
山あり谷ありで、谷底にいると滅入ってしまうけれど、ずっと谷底ではないし、でも、谷底にいるとなかなか希望は持てないし、暗くなりがち。
私は聞いてくれる理解者がいたら、愚痴でも悪口でもどんどん言って不満を解消する方がいいと言っている。我慢するだけではストレスが溜まる。
私と姉はいつもいろいろ愚痴を言い合っている。友達にもいろいろ言える人がいる。
愚痴は、分かり合える感性の似たもの同士でないと、よけいストレスになる反応が返ってくることがあるので逆効果。相手を選ばなければならないけれど、それもだんだんわかってくる。