昨日は1日、積もらない水っぽい雪が降っていた。
あと10日ほどで3月というのに、寒さが続く。
今日は晴天になりそうでほっとした。
それにしても、昨夜は神田淡路町の「かんだやぶそば」が火事で焼けたとの、ニュース。
何度も行った店だけに、びっくり。
1923年築の数寄屋造りで、東京都選定歴史的建造物にも指定されている老舗だ。
日本一と言う人も多い。また再開する日が来るといいけれど。
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ようやく11日の鎌倉、初めて歩いて感激した大仏坂切通(だいぶつざかきりどおし)を載せることができる。
昨日載せた葛原ヶ岡神社にお詣りして、いつもと違う裏大仏ハイキングコースに入った。
山と海に囲まれた鎌倉の中心部へ入るには、かつては船か、鎌倉七口と言われる七つの坂と切通しを通るしかなかった。
明治時代以前の趣を残しているのは大仏坂切通、朝夷奈切通、名越切通で、多少の趣を残しているのが化粧坂と亀ヶ谷坂切通とか。
大仏坂切通は、鎌倉時代には全く記録がないようだけれど、現在、もっとも昔の名残があるとも言われている。
ひとりで歩くには、やや心細いけれど、観光客がひとりでもふたりでも歩いているとほっとする。ほとんど人が通らない。
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去年は間抜けなことをして、ここを歩いたと思ったら、帰ってから、ここに来る前に別の道を曲がってしまったことに気づいた。
どおりで岩壁がなかったわけだ。
通路の一部が崩落して安全が確保できていないということで、3年ほど通行禁止だった。
1昨年の春に、また歩けるようになった。
いつまた通行禁止になるかわからないので、歩けるときにおおいに歩いておかないと後悔しそうだ。
とても好きな道になった。
今は緑が少ないけれど、春になると緑が一杯になり、またこの大仏坂切り通りの景色も変わるだろう。
人家が迫っている中、こんなところがよく残ったなと思う。
入口がわからずに再度挑戦の人も意外といるらしい。
2011年に通行禁止が解かれたとき、少しは道の整備もされたのではないかと思う。それ以前に歩いた人はかなり大変だったらしいので。
また明日も大仏坂切通の続き。