
京都あたりの今年の紅葉の色づきはとてもよかったらしいけれど、私は今年はどこに行っても真っ赤な色を見ることはできなかった。これが今年一番の紅だったかもしれない。
3枚目は同じ所からのものを1日にも載せた。

今朝は、57歳で中村勘三郎が亡くなったとのニュースで一杯。
昨夜は本の打ち上げで銀座だった。

1934年創建の、歴史あるこのビヤホールの建物も雰囲気も好き。席はやや狭苦しいけれど、それがいいのかもしれない。

あまりにも早すぎる。惜しい人を亡くしてしまった。全力疾走で駆け抜けた人だった。
誰が言ったのか忘れたけれど、「人がひとり亡くなるのは、図書館がひとつなくなるのと同じだ」と。確かに、どんな人でもその一生で体験したこと、得た知識は、他人には計り知れないものがある。農家の人にはその知識、漁師さんにもその知識……。
みんな図書館ひとつ分のものを持っている。ひとりの死は大いなる損失だ。取り返せない図書館ひとつ。まして、あれだけの偉大な勘三郎さんのこと、図書館は図書館でも、巨大な図書館がひとつなくなった気がする。
映像で観るのでなく生の魅力は別物です。勘九郎、七の助さんに頑張って欲しいですね。