37f3ed82.jpg16日、小石川後楽園で。
16日が紅葉も最後だなと思ったけれど、太陽が分厚い雲に隠れて、11日からのフィルムを撮りきりたいのに無理かなと思っていたら、最後になって顔を出してくれ、37枚撮りきることができた。そして、また陰った。このときは、私のために太陽が雲の狭間から顔を出してくれたような気がして、とても嬉しかった。
今日載せた紅葉も、太陽がないと赤茶けていて、ちっとも美しくない。太陽が紅く染めてくれていると言ってもいい。陰ったままなら、まだフィルムは現像できなかったかもしれないけれど、まさに太陽からのプレゼントだった。プロならどんなにきれいに写せるだろう。
友人が入院していなかったら、今年は紅葉は見られなかった。入院していない方がいいけれど、これはこれで感謝。
友人の奥さんも陽気で、16年前、彼が最初に口の中の手術をしたとき、翌日、顔が腫れ上がってしまったらしいけれど、病室に入ってきた奥さんは彼を見て、「ムーミンみたい」と大笑いしたそうで、だからこそ暗くならずにすむのだと思う。
腫れはなかなか引かず、術後にうちに来てくれたときもムーミン状態だった。なるほど、ムーミンねェと思ったものだ。電車などに乗ると、みんなが変な顔をして見ると言っていた。失礼な人達がいるものだと腹が立った。
今の状態でも、どんよりとした陰鬱さはない。
そういえば、今日はクリスマスだった。友人に楽しい夢でもプレゼントしてもらいたい。