a8825b42.jpg在りし日の堂昌一氏。真ん中は娘の中西美子さんで、植物画を描かれ、教室も開かれている。横浜で展示会が催された時は出向いた。
堂昌一氏が25日に亡くなられたと知らせが入ったのが昨日。それなのに、翌26日は小妻要氏も逝去されたとの知らせ。小妻氏は危篤と聞いていたけれど、早かった。
美人画を描かれるおふたりが、1日違いで亡くなれるとは。5人の「艶展」のメンバーでもあるおふたりだっただけに、他のメンバーの西村春海氏、沢登みよじ氏、レオ・澤鬼氏は、さぞがっかりだろう。
堂さんは去年まで文芸家クラブの会長だった。体調が悪いということで、理事長をしていた志茂田景樹さんが今年から会長になり、理事長は睦月さんということになった。
去年の8月、堂氏は美子さんと父娘展を開かれてよかったと思う。そのときも堂氏は入院中で、奥様と美子さんが、お客様の応対に忙しかった。去年の9月2日に、そのとき購入した堂氏の絵の1枚をブログに載せた。笹沢左保氏の「木枯らし紋次郎」や森村誠一氏の連載の小説の挿絵なども描かれた。
小妻氏も、しっとりした美人画を多く描かれ、刺青の女性画は絶品で、刺青美人画集の「女人藍像」は持っている。達筆でサインの字も芸術だ。手元に小妻氏の絵は2枚あり、眺めている。
今週はふたつの葬儀が重なる。おふたりのいつもにこやかだった姿を思い出しながら、ともかく、締切原稿を書かなければ。