535e7dcd.jpgひと月前、鎌倉の大巧寺(だいぎょうじ)で四手辛夷(シデコブシ)のつぼみ。今は咲き誇っているだろう。
昨日は、ついに待ちに待った大震災被災地の石巻市の人から手紙。届いた手紙の中に彼女からのものがあるのを見つけたときは、ドキリとした。そして、部屋に着くまでに涙が出た。生きていたんだという嬉しさで一杯になった。
やはり、そこでは多くの人が津波の被害で亡くなっていた。運良く道ひとつ隔てて家が無事で、今は親戚2家族が身を寄せているという。目の前は地獄の風景らしい。
最初のうちは避難所暮らしではないかと、パソコンで探していた。そのうち、新聞の「亡くなった人達」の欄を見るようになった。昨日は一面に600人も載っていた。毎日、これを見るのが恐く、同じ姓の所でドキドキし、名前がないとホッと大きな息をつく毎日だった。同じ地名で死者が何人も出ているので、ダメかもしれないと思ったりもしていた。
さっきクロネコに電話すると、石巻市も全域、配達が可能になったと言われ、今日は彼女への支援物資の買い出しに行く予定。
仙台への食料は翌日に着いたようで礼状が届き、意外と早く届いたたとびっくり。山側はいい方で、海側は悲惨らしい。天からの恵みのようでと書いてあり、私が送ったものを海側の人にもお裾分けしたいものの、足がないとのこと。どこに行くにも歩くしかないらしい。やはり、ガソリン不足が深刻のよう。
被災地の人の生の声を聞くと、まだまだ食べることさえままならないのだと実感する。ここにも第二弾を送りたい。
昨日は37歳で亡くなった友達の命日だった。いい知らせをありがとうと、手を合わせた。
今日は短編締切。もう少し。買い物に行きたいけれど、仕事をしなければならないところが恨めしい。