32e25b3e.jpg20日に咲いた時計草のアップ。不思議で綺麗な形をしている。
今日は22年前の平成元年、私のデビュー作「卒業 恥ずかしすぎる体験」が書房マドンナメイトより発売された日。今は幻冬舎アウトロー文庫に「華宴」と、私のつけた原題に戻って発売中。22年書いてきて、今は、ちょっとお疲れ中……。
やっと都内の家具屋さんが来てくれた。破損している本箱をいくつか持っていってもらった。倒れた大型本箱は3段スライド式だったし、分解すると10個以上の本箱になる。破損の激しいものを修理してもらい、また組み合わせるということになる。
わずかに空いていた天井との隙間に何かを入れていても倒れただろう、と家具屋さん。背中の壁に固定していないと無理だったと言われ、今回、そうすることに。でも、本当にそれで大丈夫だろうか。それでダメなら、今回より大きな地震ということになる……。
この地震で仕事も混んでいて、できあがるまで1カ月と言われ、書斎が片付くのは1カ月以上先かと暗澹たる気持ちになる。
でも、昨日は、青森の人から、大丈夫だったとの手紙。よかった。
今朝は心配していた福島県いわき市の知り合いから、原発のこともあり、水道ガスの復旧も遅れていて、千葉に避難しているとの知らせ。兄夫婦のトレーラーハウスに11人で住んでいるとのことで、どんなに窮屈で不便な生活かと思う。
また、地震前の8日に、元住んでいた千葉ニュータウンに行って友達と会ったけれど、凄い揺れで、みんな広場に一時避難したとのこと。そして、実家がいわき市なので、弟夫婦も親戚も、住める状態ではないとの知らせ。
だんだん知り合い達の窮状が見えてきた。
一番心配な石巻市のふたりからは連絡がない。津波の被害があったところなので、本当に心配でならない。連絡がないのはあと4人……。