4620e4f9.jpg先月25日、鎌倉の大巧寺(だいぎょうじ)で、椿の初雁(はつかり)。
昨日、エジプトのことを書いたら、今朝起きると、ムバラク氏の強権支配が、ついに幕を閉じたと知った。民衆の力は凄い。デモの間、ジャーナリスト、人権活動家達も拘束され、アムネスティ会員も拘禁されたりしていた。エジプトはこれからが大変だ。しかし、独裁支配が終わってよかった。
私がアムネスティ会員になったとき、日本にはまだ千人ちょっとしか会員がいなかったと思うけれど、今は個人、賛助会員合わせて6千人ぐらいになっているらしい。
自分の信念、人種、宗教、肌の色などを理由に、暴力もふるっていないのに捕らえられた人達を「良心の囚人」と呼んでいる。その人達の解放のために、その政府などに、集中的に手紙やハガキを出して解放を呼びかける。無名の人のはずが、世界中から解放を願うたよりが何千何万と届き、驚いた政府が世界の目を気にして解放することもある。塵も積もれば山となるだ。微々たる力も集まると凄い。
アムネスティは1977年にノーベル平和賞、1977年には国連人権賞を受賞している。かつては事務所の手伝いもしていた時期があったけれど、今は自宅で手紙を書くのみ。毎月、3~4枚のハガキが届くので、切手を貼ってサインして送るだけでいい。これが世界中から届いたら、凄い数になる。たったそれだけが大きな力になる。
エジプトのパワーに負けずに仕事しなければ。