83403015.jpg9日、東慶寺入口の金木犀。
金木犀の命も短い。先週は近所で盛りだったのに、昨日は影も形もなかった。

新米の季節。新潟から届いた新米10キロを美味しく戴いている。
銀座の店で隣り合ったお客さんが私の本を読んで下さるようになり、去年に続いて実家で取れたものを送って下さったもの。
去年のお米も、ガンに犯されている父上の最後の刈り取りかもしれないということだったけれど、元気に今年も米作りできたとか。貴重なものなので心して戴かないと。父上も私の本を読んで下さっているとか。それを読んで元気になっていると言われると嬉しい。

「心理学ワールド」に書いたエッセイの掲載誌が送られてきたけれど、アゼン。
『「淫心」を煽り立てるために』と「」までして書いていた大切な2文字が「浮心」を煽り立てるためにとなっていた。
知識人が読むのにと、アゼン、ボーゼン。
編集部に落胆を知らせると、私のプリント原稿を入力するときにまちがったらしい。で、それをゲラとして送ったけれど、朱入れしてなかったからと。
まさか、そんな間違いをされるとは思いもせず、見過ごし、ゲラは見たものの、文章にだけ朱入れして返した。
ゲラでミスがあったと判れば、こちらも目を通しているのだから文句は言えない。
いつもエッセイもメールで送るのに、FAXでも原稿でもメールでもいいと書いてあり、顔写真も送らないといけなかったので、プリントして、いっしょに入れて送った。それが大失敗だった。あちらが、原稿を入力ミスするなど思ってもおらず。
これで学んだことは、原稿は1字1句変化せずそのままで相手に届くメールにすること。しかし、いつもそうしているのに……。今年プリントして送ったのはこれだけ。おまけに、このゲラを見ていた週、他に雑誌や文庫の700枚ものゲラが来ていて、さっさと見てしまった。何もかもが重なってだ……。

今日は新作は一休みして、書き終えている月末締切の2作100枚に目を通して送ろうかと。
新聞連載開始が半月ほど遅れるようで、昨夜連絡を受けた私はバンザイ。遅れると助かる。向こうは恐縮していたけれど。