3dcac861.jpg先月末、忍野八海の駐車場で、姫踊り子草がきれいだった。
それから1カ月、またたく間に過ぎた。

昨夜、S社の担当編集者が連れてきたのは、今年東大を卒業したばかりという新米さん。
私は官能作家として初めて東大新聞にも大きく顔写真入りで載ったことがあって、新聞部の数人とハチャメチャ取材だったのよと、新宿の飲み屋さんでの話をした。
謝礼は少ししか出せませんがと言われ、学生からお金をもらうわけにはいかないと、5人分の飲み代を払った。
後日、東京スポーツ新聞のエッセイに、このようすを面白おかしく2回ほど書いて、もちろん、飲み代は原稿料で回収し、おつりがきた。

S社のふたりとは横浜駅近くで食事して、まだ9時だったので、シェラトンホテルの28階のバーで夜景を見ながら生演奏と歌をバックに、10時半まで呑んだ。
編集者もモノカキも頭より体力だと力説しておいた。
私ももう少し体力が欲しい。
素直で清潔感溢れる青年だった。
若い人を見ると、この人の未来はどんなふうになるのだろうと思う。
いい未来がありますように。

文庫のゲラを持ってくるかと思っていたら、雑誌連載のゲラのみ。
これからそれに目を通して、続きを書き進む。