81dd4897.jpg昨日は蒸し暑くて、汗をべとつかせながらの鎌倉でのグラビア撮影(10/22発売「問題小説」11月号)だった。
鎌倉は蒸すらしい。
べとついたままの顔はどんな風に写っているのか心配だけれど。
大巧寺では、真っ先に色づいた紫式部が目に入り、大感激。
女郎花(おみなえし)、吾亦紅(われもこう)、萩、天城の臭木(あまぎのくさぎ)、杜鵑(ほととぎす)……。
やはり大巧寺は花の寺だ。
ここの撮影の後、北鎌倉に移って、東慶寺に。
紅白の彼岸花とコスモス、大毛蓼(おおけたで)のピンクの花、杜鵑に秋海棠、紫苑にジンジャー、秋明菊……。
ここも花の寺だ。
最後は浄智寺。
秋明菊がもうじき一斉に咲くようで、蕾が一杯だった。
大感激の花々との対面だった。
寺によって花が咲いていたり蕾だったり。
紫式部も青かったり紫だったり。
植物は気候に敏感だ。
写真は明日以降に。
某編集長も、花を見ることは滅多にないからと、仕事を忘れて彼岸花を写していた。

4時過ぎに撮影は終わり、知り合いの鎌倉在住の書家に食事どころを紹介してもらっていたので、北鎌倉駅脇の「円」で食事。
カメラマン、雑誌、文庫の編集長ふたりと4人で打ち上げでビールと焼酎。
創作料理、なかなか美味しかった。
隣のテーブルに飾られていたのが、どうもモッコクの実。
帰りに「モッコクですか」と訊くと、「そうです。お詳しいですね」と言われたけれど、先日、このマンションの敷地で、すでにモッコクの大きな実が魅力的で写していたので。
今日の写真。

秋は木や草花の実も実るとき。
実も面白いものがあって楽しい。
鎌倉でもユニークな実を見つけて写した。