bba82157.jpg京都で桔梗の寺と言えば、紫式部の邸宅跡と言われている上京区の廬山寺の源氏の庭が有名だけれど、6月と11月だけ公開される東福寺塔頭の天得院の桔梗もなかなか風流だ。
去年は6月中旬に行ったものの、やや早く、ちらほらしか花は咲いていなかった。今ごろは素晴らしい眺めだろう。

京都の寺に行けば、そこを題材に男と女の物語を書く。
廬山寺が出てくる短編は「露時雨」。
実業之日本社のジョイ・ノベルスから5年前に「花雫」という題の短編集として出て気に入っていたけれど、今は手に入らないのでは。
そのうち、また別社より出る予定。私としては待ち遠しい。

天得院が出てくる短編は1年前、問題小説に「夏桔梗」という題で書いた。早ければ今年中には短編集として出る予定。

5月末は仕事が忙しくて2時間半の睡眠で京都に行き、ホテルでも仕事をしていて倒れるかと思うほど忙しかったので、今度はゆっくり行きたいなあ。