5bca6fef.jpg私の悪夢は、決まって迷子になる夢。
海外旅行に行ったものの、日本語以外はしゃべれないし理解できない私が、団体、あるいは知り合い達からはぐれ、宿泊先もわからないので途方に暮れるというもの。
転校したら、いきなり英語のテストか始まるというのも見たことがあって、これも私にとっては最悪の夢。
何てったって英語が恐い!
英語が嫌で高校受験も辞めて就職したいと母に言ったほど。
叱られるどころか、高校くらい今どきはみんな行くから行ったら? と、やさしく言われ、じゃあ、行くかァと、歩いて行ける市立高校を受験して合格し、授業料が安くて交通費もかからないと、親孝行を誉められたのでした。

さて、ここ数日見ている夢は外国ではなく、珍しく国内で迷子になるもの。
やはり団体行動で、トイレを待っていたら、やけに行列が長いので、ちょっと抜け出して別のトイレに行き、さて戻ろうと思ったら、引き返しているつもりがそうではないと途中で気づき、集合時間が近づいているので真っ青になるというもの。
ちょっとだけと思って抜け出したので荷物の類は置いてきていて、ケイタイも財布も持っていない状態。やはり、どこに集合するか、その場所名を覚えておらず、みんなに連絡のしようもない、人に訊くわけにもいかないという八方塞がり。
夢の中の私はボーゼンとしていた。

長編、短編、毎週締切の東スポエッセイなどが頭の中でグルグルとまわり、今月は後10日しかないのに200枚も書けないぞという焦りのせいかも。
7月の「告白・官能教室」の講師も不安だし、何も考えていないし、そのうち新聞連載も始まるし、雑用も多いし、何もかもがいっしょくたになって襲ってくる感じで、こんな夢を見てしまうのかもしれない。
ともかく、頑張りたいのに疲れていて眠いばかりなんてときには悪夢になる。
体はひとつ。
ひとつずつしか片づかないぞと、言い聞かせるけれど……。

ストレスにはやっぱり花がいい。
きょうの写真は、今ベランダの鉢で咲いている都忘れ。
中学1年生のときから文通を始めてウン十年になる岐阜の友達が、亡くなったお母さんの形見といって庭の花を送ってくれたもの。根付いて何年になるやら。
私達はときどき封筒で苗をやりとりすることがあり、しっかり根付くのでたいしたもの。葉の模様のちがう折鶴蘭の交換も封筒で。それも元気に育っている。自分のところで採れた種もときどき送ったり。