「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2018年09月

横浜イングリッシュガーデン オオケタデ

1カ月ほど前にもここの大毛蓼(オオケタデ)は載せたけれど、横浜イングリッシュガーデンで、まだ元気に咲いている。
2メートルほどの高さになり、花は穂のような穂状花序。
大型雑草のようだけれど、元々、薬草として国内に入り、今では帰化してしまったものらしい。
農家(田舎)などでよく見られるのは、解毒作用があり、虫に刺されたりした時に使われたためとも。今では観賞用にも植えられるようになった。
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横浜イングリッシュガーデンで 黒タチアオイ

胆振東部地震による北海道の停電は解消しつつあるというのに、強烈だった台風21号で停電になっている関西では、まだ3万戸以上の復旧のめどが立っていないらしい。台風で関西が大打撃と言っていた時、北海道の地震で、台風関連のニュースはぐんと減ってしまったけれど、関西は一体どうなるのだろう。
それにしても、大災害で日本人が店に押し入って物を盗むという光景はない。こんな時を狙う泥棒はいるけれど、国民が集団で押し入ることはなく、忍耐強く行儀正しく、並んで待ち続ける。当たり前の日本の光景も外国から見ると賞賛に値するらしい。礼節を守り、いざとなったら助け合う。いつまでもそうでありますように。

1〜3枚目、横浜イングリッシュガーデンの、黒立葵(クロタチアオイ)。何と素晴らしい黒だろうと見とれてしまった。
黒い色の花は数多いけれど、どれにも惹かれる。白い花もいいけれど、この種の黒もいい。
やはり植物はいいなあと、心を丸ごと魅了されるひととき。
これだけにしようと思っていたのに、昨夜はみなとみらいで花火が2万発も揚がり、関東最大級だったらしい。音がするまで知らず、書斎からリビングに行ってみると、窓の外で次々と揚がっている。ベランダに出て眺めたけれど、けっこう風が強く、寒いくらいだった。いつものようにぶれているけれど。
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横浜イングリッシュガーデン センニンソウ

今回の北海道地震は午前3時過ぎのことで、その時外に出た札幌の読者からは、「外に出た時の夜空が綺麗でした。停電してたので星が沢山きらめいて田舎に住んでいた時を思い出しました。」とメールしてきた。
3.11の大津波に襲われた石巻の読者も、その時の手紙に、「星が綺麗でした」と書いてきたのを思いだした。
電気が使えない真っ暗闇の中で、星だけはいつもより煌々と輝いていたのだろうと、その時の光景を思い浮かべ、どんな気持で空を見上げていたのかと心が痛んだ。やけにもの哀しく、それでいて、美し過ぎる光景との落差に言葉がなくなった。
大地震を経験したふたりからの星に関する言葉。闇の中の光は癒しでもあったのだろう。

横浜イングリッシュガーデンで、いちばんいい時期の仙人草(センニンソウ)に出会え、たくさん写した。
星のようにも見え、今日はこれを選んだ。
北鎌倉の東慶寺では多少過ぎていたので、これは嬉しかった。
先週のものなので、今はどの程度咲いているかわからない。
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横浜イングリッシュガーデン ミソハギ

北海道の地震、被害が膨大で、元に戻るにはどれだけ時間が掛かるのだろう。
震度6強と言っていたけれど、午後には震度7に訂正された。北海道では最大の震度とのこと。
札幌のふたりの知り合いにはメールで連絡。停電中とのことだった。停電、断水はどんなに不便なことかと思う。
停電ではスマホやパソコンも充電できなくなってしまうので、無事を確認してからは連絡しないでいたら、20時半に電気が点いたと、清田区の知り合いよりメール。ああ、よかったと安堵。やはりトイレがいちばん困ったよう。
病院の停電も多く、酸素吸入していた子が重篤な状態になったりしているらしい。
台風21号の被害で、大阪や兵庫でもまだ停電が解消していないというのに、北海道に大きな地震が来るとは。
あまりにも災害が多すぎる。この分では、これからも次々と地震がやってくる。ひとりひとりがいざという時の準備をしておくことはできる。災害直後に食べ物や水を求めて行列することがないように、数日は自力で何とかできるようにしておきたい。

先週の横浜イングリッシュガーデンで、禊萩(ミソハギ)。終わっているかと思ったのに、まだ綺麗に咲いていた。花期が長い。
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大巧寺の花 イヌヌマトラノオ、イワフジ、ジャノヒゲなど

昨日は1日中、台風21号の被害をテレビで見せられ、あまりの爪痕に、改めて唖然とした。
四国から始まって、北海道までの広範囲に凄まじい被害。知りあい達の顔が次々と浮かび、今、あの人のところだ、今度はあの人のところだ……と、どうすることもできないので心配するだけだった。
こういう強力な台風が、これからもっと多くなるという。私よりまだまだ生きていかなければならない人や、これから生まれてくる人達を思うと、厳しい未来を憂慮してしまう。
……と思っていたら、台風が過ぎた北海道で震度6強(後に震度7に訂正)という地震。そちらかと驚いた。知り合いはどうなっているかと心配だけれど、札幌ならなんとか大丈夫かとメールを控えている。通信も混乱しているだろう。3.11の時は何通もメールが入っていたけれど、すぐには伝わらなかった。
これから北海道の被害が次々と出てくるだろう。溜息しかない。

1枚目、犬沼虎尾(イヌヌマトラノオ)。ここの名札にはヌマトラノオと書いてあったかもしれないけれど、どうも違う。調べてみると、中の赤がやはり違い、犬沼虎尾に辿り着いた。丘虎の尾(オカトラノオ)と沼虎の尾(ヌマトラノオ)の交雑種らしい。判明すると嬉しい。ともかく植物には似たものが多く、大変。
2枚目、秋明菊。3枚目、杜鵑(ホトトギス)。4枚目、岩藤(イワフジ)。
5枚目、小指の先より小さい姫金柑(ヒメキンカン)。直径1センチほどにしかならない。今は花も咲いている。盆栽愛好家に好まれるのがわかる。
6枚目、蛇の髭(ジャノヒゲ)。龍の髭(リュウノヒゲ)とも。蛇の髭は花より実が楽しみ。
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鎌倉 大巧寺 

昨日の台風21号、夜は風の音が凄すぎて、恐怖でリビングにはいられなかった。マンション全体も揺れていた。
全国の被害も酷く、見慣れた嵐山の渡月橋の欄干は倒れていたし、京都駅の巨大なガラス天井も割れる瞬間をニュースで見た。各地の木々は折れたり倒れたり、車も吹き飛んで目茶目茶になっていたり、関西空港は海水に浸かってしまったり……と、書くときりがない。凄まじい自然の力。また復興への道。前の災害の復興もまだまだなのに。

鎌倉駅からいちばん近い寺、大巧寺(だいぎょうじ)は花の寺。1年中、何か咲いている。よほど慌ただしくなければ最後に寄っていく。
1枚目、本堂。2〜4枚目、本堂前の蓮(ハス)の花托や、大きな蓮の葉に隠れていた高砂百合(タカサゴユリ)。
5〜6枚目、本堂前で黄色い女郎花(オミナエシ)と吾亦紅(ワレモコウ)。
7〜8枚目、台湾醋甲藤(タイワンサッコウフジ)。紫長藤(ムラサキナガフジ)とも。夏に咲く藤で、本堂を正面にして、いちばん奥に咲いている。
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鎌倉 路傍の花など

1〜2枚目、浄智寺から亀ヶ谷坂(かめがやつざか)切通を下ったところで、屁糞葛(ヘクソカズラ)。可愛い花なのに、その匂いから可哀相な名前。サオトメバナ、ヤイトバナなど救いの別名も。
3枚目、やがて英勝寺に。中を覗いて、この日は通過。これから彼岸花で人が溢れる。
4枚目、英勝寺を過ぎて小町通りに向かうときのJRの踏切。黄色いカンナが咲いていて、眺めていたら踏切が閉まったので、電車を待って写した。湘南新宿ラインのE231系でいいのだろうか。電車のことはさっぱりわからない。
5枚目、杜鵑(ホトトギス)も道を歩いていると咲いている。去年見損なった黄色いホトトギスも、今年は見られるといいけれど。黄色い上臈杜鵑草(ジョウロウホトトギス)は円覚寺、長谷寺などで見ることができる。
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北鎌倉 浄智寺 タマアジサイ、イヌビワ、シュウメイギク

また非常に強い台風が近づいている。上陸しそう。次々とやってくるものの、どうしようもない。ここは風が恐い。水が恐い地域もあるだろう。被害が最小限でありますようにと、最後は神頼み。

1〜3枚目、浄智寺の庫裏を背景に玉紫陽花(タマアジサイ)。
4枚目、夏蝋梅(ナツロウバイ)の実。今は緑も美しいけれど、冬には黒くなり、ややグロテスクに。
5〜6枚目、犬枇杷(イヌビワ)。食べ頃の黒く熟しているものもあり、野原ならひとつ失敬したいところ。ビワと名がついていても、見るからにイチジク。イヌビワはイチジクの仲間。
7枚目、秋明菊(シュウメイギク)。
8枚目、手前の岩にへばりついている大きな葉は岩煙草(イワタバコ)。冬にはすっかり消え失せ、3〜4月頃から、また顔を出してくる。
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北鎌倉 浄智寺 タマアジサイ、ヤバネススキなど

東慶寺を出て浄智寺に。1枚目、惣門(高麗門)。2枚目、惣門をくぐって山門への石段。
付近には玉紫陽花(タマアジサイ)が開き始めていた。3枚目、つぼみ。4枚目、開いた花。つぼみが少しほころんだ時が好きだけれど、見当たらなかった。
5枚目、石段を上りきったところの山門(鐘楼門)。左右の萩は、この写真ではわからないけれど、ほんの少し咲き始めていた。
6〜7枚目、山門の萩の右手前には矢羽根薄(ヤバネススキ)。秋の気配のする久し振りに30度を切った先週の風景。翌日からまた猛暑になってしまった。
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北鎌倉 東慶寺 テッポウユリ、アオイロフジバカマ、ノブドウとスズランの実など

今日から9月。また台風がやって来ている。その前に大雨で山形の川の氾濫があったり、毎日どこかで災害が起きているよう。21号も強い台風というし、来週はどうなるだろう。

東慶寺で、1〜2枚目、松ヶ岡宝蔵手前の鉄砲百合(テッポウユリ)と秋桜(コスモス)。
3〜4枚目、青色藤袴(アオイロフジバカマ)。コノクリニウム・コエレスティヌムとも。
5〜6枚目、大好きな野葡萄(ノブドウ)の実も色づき始めた。
7枚目、鈴蘭(スズラン)の実。
8枚目、小さな花、高砂芙蓉(タカサゴフヨウ)。パッと見ると木槿(ムクゲ)にも似ているけれど、葉も花の大きさもまったく違う。
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