23日の横浜イングリッシュガーデンで、各段ごとに違うダリア。
こんなに暑い時がダリアの季節か……と、つい思ってしまう。
だいたい7月から秋まで。
黒い色が好きだけれど、2段目の白も清楚でいい。形としては、1〜2段目のぽんぽん咲きのようなのが幼い時の思い出に繋がって好き。
ダリアも種類が多く、咲き方も色々。
シングル咲き、ポンポン咲きはわかるけれど、デコラティブ咲き、コラレット咲き、カクタス咲き、ピオニー咲きや他にもあり、さっぱりわからない。というか、そこまで覚える気力もなければ記憶力もないのが情けないけれど。
去年の日本人の平均寿命が公表され、男性は80.5歳で世界3位。女性は86.83歳で87歳に近く、世界1位。何と、生まれてきた女性の半数近くが90歳を迎えるというのだから恐ろしい。
全員が健康で、自分のことは自分でできるというなら喜ばしい長寿だけれど、寝たきりや認知症で多くの人の手を煩わせないといけないようになると困る。今や一般庶民の入れる施設は満杯で何年も待たなければならず、介護職員も足りない。どうなっていくのかと、今から恐ろしい。
介護職員は過酷な状況に置かれ、しかも給料が安い。同じ施設に居着かない。今のところより少しはましだろうと辞めて、次の施設に移る。しかし、そこも過酷で、また辞めて次に移る。忍耐強い知り合いも、ここ数年で4〜5カ所は移っている。みんな、今度こそはと思って、施設を渡り歩くことになる。
父を世話してくれた人も、介護する人間はやって来ては短期で辞め、少しでも長くいるのは年配者ばかりと言っていた。年配者はいい職場に移りたくても年齢的に再就職が難しく、我慢するしかない。それでも、60歳過ぎても渡り歩く人が多い。ベテランの介護士が、「介護士は流浪の民だ」と言っていた。
今でもこうなのだから、10年、20年後の介護の世界は、必要な介護士も集まらず、もっと悲惨なことになっているだろう。介護される者にならないように健康に気をつけて過ごし、迷惑をかけないうちにさっと逝けるといいけれど。
ただし、昨夜のテレビで、「IPS細胞とゲノム編集」というのをやっていて、難病などは治るようになるかもしれないと言っていた。途中からで残念だったけれど、エイズで毎日薬を飲んでいた人が、自分も医者も驚くほどよくなっていた。医学の進歩は凄い。筋ジストロフィーや癌なども治るようになるだろう。何もかも個人に合わせた治療になるので、副作用などもないだろう。昭和生まれの私には、もはや未来が想像できない。