2014年11月

本殿の向こうの紅葉は始まったばかり。
鎌倉の紅葉はいつも11月下旬頃かららしい。


皆さんはここから入って本殿に向かう。私は大抵、逆になる。
太鼓橋から上段の本殿を撮ってみた。太鼓橋から近くに見えるかもしれないけれど、250メートル前後あるのでは。


3段目、最初は宝物殿前。まだ木々は色づき始めたばかり。この流れに浮かぶ紅葉が、これから鮮やかになる。
最後は源氏池で水面の掃除をしている人。
実はこの光景、初めて拝見。
11月も終わりに近づいてきた。今月も一瞬だった。

書家、小山渚さんの個展も最終日なので、やっと出かけた。
北鎌倉で降りて、いつもは円覚寺からだけれど、すぐに東慶寺に向かった。
円覚寺の総門のあたりの紅葉が綺麗だったので、そこだけ撮った。
今秋初めて見るみごとな紅葉。





2段目の2〜4枚目はギャリーの庭におかれていた書。
3段目の「夕立やお地蔵さんもわたしもずぶぬれ」は、種田山頭火の句。
渚さんも好きなよう。
今回は大きな書はなかったけれど、いつ見ても素敵な字だ。
お弟子さんがたくさんなので、次々と訪問客があった。
ギャラリーを出て東慶寺散策。



3枚目、この頃はあちこちで見かける姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)。今時は絨毯のように広がっている。
鎌倉は10月31日以来だった。3週間もご無沙汰していると、景色はすっかり変わってしまう。
今月初めて電車で出かけ、しかもその距離30分ほどの鎌倉。この頃は、すっかり引きこもりになっている私。
運動不足だけが心配。



薔薇に限らず、花はすべて一期一会。
同じ花とは2度と会うことができない。



2段目、白蝶草(ハクチョウソウ)。ここでは「ガウラ」。
2〜3枚目、綺麗な色のセージ。
4日前までは寒かったのに、それからの暖かいこと。
あのまま寒くなったら大変だと思っていた。
それでも、1昨日の長野北部の地震で家が倒壊した人達を思うと、暖かいとか寒いとか言っていられない。
気の毒でならないけれど、何軒も家屋倒壊がありながら、死者がひとりも出ていないのは凄い。下敷きになった人達を、消防などが駆けつける前に近所の住民達が力を合わせて助けたらしい。早い救助だから助かった。暗闇の中での住民の助け合いに胸を打たれる。

春だけでなく秋にも咲く、紅花常磐万作(ベニバナトキワマンサク)。
秋の花つきは、やや少なめだった。
2段目、蔓性のキョウチクトウ科、マンデビラ。


下段、コリウスのミッドナイトグリーン。
葉の表の濃いグリーンと、裏の濃い紫の鮮明な対比が面白い。


これは花より葉の観賞。
部屋にあると癒されるよう。
昨日から3連休に入った人にとっては、一時の寒さもお休みで最高の休日だろう。
今が盛りの紅葉狩りを楽しんでいる人達も多いのでは。
昨夜はテレビで全国の紅葉スポットをやっていて、南会津の「塔のへつり」などは懐かしかったし、京都の嵐山もやっていて、ウズウズしてしまった。紅葉、もう少し終わらないでという気がしている。
そんな時、22時8分に長野北部の震度6弱の地震。少ししてここにも伝わってきて相当揺れ、ふたつの吊り照明が接触してカチカチ鳴ったほど。
3.11の地震の後、地震酔いが長く続いてふらふらした経験をしているので、揺れが大きいときは廊下を行ったり来たりして、後日、地震酔いが出ないようにしている。広域で揺れるような時は高層ビル上階の揺れは大きくなる気がする。昨夜の場合、長周期震動だったかどうかはわからないものの。
夜の地震は怖い。被害が大きくないといいけれど。



上段3枚目、青空の下で珊瑚紫豆(サンゴシトウ)。





2枚目は百日草(ヒャクニチソウ)だけれど、これもキク科。
夏の花だけれど、まだ咲いている。
昨夜のニュースでレンタルルームのことをやっていた。
本来住むところではない小さな物置なのに、1畳ほどのところに人が住んでいたり、生活用品一式入れたまま、数千円の代金が払えずに消えたり、現代の社会のひずみを見せつけられた。
その中に女性が借りていたレンタルルームが映り、中には本なども入っていて、何と11年前に発売だった「あなたにも書ける官能小説」(雷鳥社)があり、大写しになって驚いた。私を含め、10人の女性官能作家に山瀬よいこさんがインタビューして仕上がった本だ。
1500円の本を捨てずにレンタルルームに入れていた人が、今は生活に困っていると思うとやるせなかった。この人を捜し出してインタビューしていた。顔を写さないので歳はわからないけれど、30代だろう。もしかして官能作家になりたかったのだろうか。それとも、10人の中の誰かのファンで買ったのだろうか。
景気がよくなったと言っている人は少なく、日本でもどんどん貧富の差が大きくなっている。働いても働いても楽にならない人が多い。金持ちはほんの一部で、みんなが中流だった昔の方がよかった気がする。


2枚目だけはカンナの花。秋晴れの日だった。カンナはもう終わっているかもしれない。
秋薔薇の盛りは過ぎたかもしれないけれど、まだまだ咲いている。




ここ1週間ほど、日に日に冷え込みが厳しくなっている。
毎年、こんなに急激に寒くなったかしら……と思うほど。それとも、体が衰えているだけなのか。
やっと先週、衣替えしたばかりなのに信じられない。
昨日、室内は暖房なしでも日中は何とか20度だったけれど、夜になって19度。
あっという間に10度台になってしまった。。
23日まで北鎌倉の東慶寺で、知り合いの書家の小山渚さんが個展を開催中。
10月の鶴岡八幡宮での書展の案内も来ていたのに、うっかりす忘れていて行きそびれてしまった。
好きな書なので、何とか23日までには足を運びたい。


あまりに綺麗なので、その色の移ろいに見入ってしまう。
いつか、また噴火してしまう富士山。
いつまでも静かだといいけれど。

それがこの日はいつまで経っても開かず、翌日開花と思ってしまった。
何時から開き始めたのだろう。夜中からの開花だったのだろうか。不思議でならない。
初めて開花を見逃し、朝になってほとんど閉じているのに気づいた。残念。



これも油断していて、気づいたときはこんなになっていた。10月末から花がついたのだろう。

最後は明日発売予定のコスミック文庫、6人によるアンソロジー「禁色 Fの喘ぎ」。
書き手それぞれのFをイメージして書かれた短篇集。
昨日、「年間2000枚前後は載せているのでは」と、ブログの写真のことを書いたものの、今、今年の写真を数えてみたら、すでに2300枚ほど載せているのがわかり、我ながら驚いた。
1月からの写真を見ていると、たくさんの花を見ることができたんだなと、自分で感動した。
今年は都内に1度も出ておらず、京都も1回きりで、去年亡くなった父のことで帰省したのが2回。ついでに鹿児島に足を伸ばしたものの、他は、近くの鎌倉やイングリッシュガーデンの行き来と家の中ばかり。それでも、たくさんの花と出会えて楽しむことができたと、ブログの写真で実感できた。


2枚目は、10月に咲いていた遅咲きらしい変わった色の紫陽花。
不思議な魅力を漂わせていた。




2段目、サルビア グアラニチカ(ガラニチカ )。メドーセージとも。
紫色も好き。あれもこれも好き……で、きりがないけれど。
昨夜から今日にかけてのテニス、錦織選手の勝利を祈りつつ見ていた。 しかし、さすがに世界一のジョコビッチは強い。1セットはあっという間に取られ、これは無理かと思ったものの、2セット目から調子が出てきて錦織がセットを取り、勝利に期待した。しかし、3セット目は取られてしまった。
錦織選手は負けてしまったけれどベスト4だ。よくやった。
これからはますます期待される選手になるだろう。そして、近く世界一になってくれるだろう。
日本から凄い人達が次々と出てくる。頼もしい。

うちにもある食用のグラパラリーフと同じようなもの。
食用になっていないのは苦みがあるとか。グラパラリーフは酸味がある。


この壺の裏側が2枚目。壺の裏側には別の世界が。
3段目最初、百日草(ヒャクニチソウ)。


今日発売「ジェイ・ノベル」12月号から3カ月に1度の予定で、読み切り短篇のシリーズもの掲載。
日本テレビに来春アナウンサーとして入社予定だった笹崎里菜さんが内定を取り消され、その理由が母親の知り合いが経営する銀座の小さなクラブで短期間アルバイトしたことで、アナウンサーとしての品格云々らしい。
「傷が付いたアナウンサーを使える番組はない」とも言われたようで、ホステスとしてバイトをすれば、人間として傷がつくとは、よく言えたものだ。「アナウンサーには高度の清廉性が求められている」とも言っているらしい。ホステスは清廉性がないと断定しているわけだ。何という偏見だろう。こういう偏見、差別が世の中でいちばん恐い。テレビ局の人がこんなことを平気で口にするとは。
彼女は日テレを訴えて裁判中。頑張れ、笹崎里菜だ。
品格がないのは日テレの方だ。銀座のクラブホステスを差別する日テレのお上の人は、間違いなくクラブで飲み食いしているだろう。これから彼等が銀座だけでなく、他のクラブやバーなどに入ったら、「お断り」にするといい。私も銀座のクラブでホステスをしたことがあるし、スナック、バーなどでも働いた経験がある。
今の時代にホステスを差別するテレビ局があるのかと呆れてしまった。客を洗練された話術で楽しませ、心地よく殿上人にさせるのがママやホステスの仕事。美味しいものを出す料理店などと同じ類と思っている。まして、学生時代に短期間アルバイトしたという過去だけで内定取り消しとは。なぜ、いい人生経験をしましたね、と言えないのだろう。
こういう差別意識の強い人が上に立つテレビ局の番組など見たくもない。偉そうな顔をして差別する人達は、自分の方が品格が劣っているのに気づいていない。こういう人達がいる限り、日テレも救いがない。
笹崎女史は、たとえ裁判に勝っても、社内では相当に上から虐めを受け、居辛くなるように画策されるだろう。けれど、おかしいことはおかしいと訴えた彼女に拍手を送りたい。圧力に屈し、理不尽なことに泣き寝入りするのはよくない。世の中をよくしたいなら、理不尽なことは訴えなければ。







同じ3日に撮ったもの。10日過ぎた今も、ベランダから眺めると、まだまだ咲いているよう。
コスモスは9月の花の気がするけれど、12月初めまで咲いていそう。
そういえば、今年2回目の我が家の月下美人、いつもは21時頃開ききるのに、今回は夕方になっても開く気配がなく、翌日が間違いないと思っていたら、何とその夜に開いたようで、朝には閉じかけていてがっかりだった。真夜中に開いたのだろうか。こんなことは今までなかったので唖然だった。花を見ずに朝の朝食で、茹でてポン酢で戴いた。悔しくて仕方がない。次は早くても来年6月だ。
昨日は近くの病院で簡単な検診。血液検査の結果などは後日にわかる。体重測定などもあるけれど、家で毎日計っているより1キロぐらい軽いので、あれ……と思って訊くと「服の重さ分引いておきましたから」と言われたけれど、引きすぎ。嬉しい人もいるかもしれないけれど。
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