「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2013年02月

2月も今日まで

DSCF9610_R早いもので2月も今日まで。
16日の横浜イングリッシュガーデンでクリスマスローズ。やさしい春の色だ。
クリスマスローズも沢山あって、これはプチドール麗(プチドーロウララ)に似ているけれど、どうも雄しべの様子が違うような気がする。

DSCF9609_R横浜イングリッシュガーデンから去年もらってきたクリスマスローズは、枯れてはいないし元気なものの、葉っぱだけで、今のところ、つぼみも見当たらず、このまま枯れなかったら来年かもしれない。
クリスマスローズは初めてなので、どうしていいかわからない。
クリスマスローズの花と思われている大きな花びらのようなものは萼。
花は退化していて小さい。
DSCF9608_R大きな萼の内側に、菊の花びらのような小さい黄色いものが写っている。
これがクリスマスローズの花。
沢山の雄しべの中央に、雌しべが4本写っている。雌しべの数は色々あるらしい。
花びらが散っても、萼は相当長く残る。知らない人は、いつまでも花が咲いていると勘違いする。かつては私もそうだった。
今日は朝から晴天だけれど、昨日は朝から雨で寒かった。そのうちに雨は止んで、日没の時は雲は厚かったものの、隙間から何とか富士山の裾野に沈む太陽が見えた。
だんだん富士山の頂上に近づいていく日没の太陽。
ダイヤモンド富士の日が晴れますように。
来週ではないかと思うけれど。

植物は順調だけれど

DSCF9617_R16日の横浜イングリッシュガーデンでクロッカス。
地面から顔を出したクロッカスは小さいので、さっさと歩いていては気づかないことも。
今はその日より賑やかに、沢山の花が顔を出しているだろう。
地面からそっと顔を出す花は、福寿草もそうだけれど、春が近くなってきたことを知らせてくれるので、花の少ないこの時期には嬉しい。
DSCF9618_R我が家では秋に咲く杜鵑(ホトトギス)が<
冬場はすっかり消えてしまったものの、それはほんのひとときで、すぐにたくさんの新芽が出てきた。
植物はたくましい。
うちの杜鵑は千葉のマンションにいたときからのもので、10年以上続いている。
琉球朝顔の蔓もどんどん伸びていて、もう少し暖かくなるまで伸びるのを待ってと言いたいほど。
DSCF9619_R薔薇も剪定は2月なので、初旬に切った。
なかなか大胆には切れない。それでも、たくさん葉が出てきたる
植物の成長は順調なのに、仕事は相変わらずノロノロ。
進むだけいいと思わなければ。
今日は春に向かう雨。仕事びより。

日光の地震に北の大雪に

DSCF9626_R10日前、買い物の途中で、久々にイングリッシュガーデンに寄ってみた。
スーパーのちょっと手前なので、そちらのスーパーに行くときは寄ってみることも。
スノードロップが咲き始めていた。
ヒガンバナ科の植物で、別名、待雪草(マツユキソウ)とか、雪の花(ユキノハナ)。
スノードロップもいいけれど、和名も綺麗だと思う。 
DSCF9628_Rひっそりとしとやかに……という感じ。
冬のガーデンはまだ淋しいけれど、クロッカスは沢山咲いているし、クリスマスローズも一杯だった。それはまた明日にでも。
赤花満作(アカバナマンサク)も咲いていて、黄色は長谷寺などで見ているけれど、赤花は今年は初めてで嬉しかった。傍らで写せない距離で残念。
DSCF9633_R
昨日は夕方、日光が震度5強の地震。吊り照明は揺れたけれど、ここはたいしたことはなかった。それでも地震酔いがいやなので、揺れている間は廊下を行ったり来たりしていた。
栃木県北部は16時23分の最初の地震から7時間足らずの間に、30回以上の地震がやって来ている。ストレスになったと思う。
沖縄から北海道まで、いつも揺れているなあと思う。
大きな地震が来ないといいけれどと、そればかり。
もうじき、2年目の3.11がやって来る。

今朝は北陸の大雪を朝からテレビでやっている。
毎日、毎日、何という降り方だろう。
そこで暮らしている人達が気の毒でならない。

ダイヤモンド富士まであと何日?

DSCF9659_R昨日の富士山と日没まで。
9日に、やはり富士山の日没の風景を載せた。
8日が東京のダイヤモンド富士が見られた日。
無知なので、ここでは数日後にダイヤモンド富士が見られると思っていた。
ところが想像していた以上に時間がかかり、それから2週間以上過ぎて、やっとここまで来た。
DSCF9662_R富士山の麓だ。
どうもダイヤモンド富士は3月に入ってからのよう。
あれからインターネットで調べて、そんなにここは遅いのかと思った。
毎日富士山が見える日は眺めているけれど、確かに今月中には見られそうにない。
とはいえ、2月もあと2日だ。
DSCF9666_R楽しみにしているのだから、何とかその日は晴天であってと祈っているけれど、自然は思うようにはいかない。
見られたら感激だろうし、雲が厚かったり雨だったりしたら、相当がっかりしそう。
それでも3日間ぐらい見られるかもしれないので、何とか晴れますようにと祈るのみ。

今日は晴天だったけれど、空気の冷たいこと。
DSCF9668_R日没時の5時半頃ベランダに出て写真を取っていると、あっという間に体が冷え切ってしまう。
いつまでこんな氷のような空気なのだろう。
それでも、雪が降らないだけいい。
今年の雪国は悲惨。
自衛隊でも出て手助けしないと、雪かき、雪下ろしの人達は精根尽き果ててしまうのではと心配。
DSCF9672_R体力のある人達だけではないのだから。
私なら1日で降参してしまうだろう。腰もやられそうだ。
同じ日本に住んでいながら、毎日が肉体労働で、怠けると死と向かい合わせの人達。
雪かきや屋根の雪下ろしの心配のない生活をしているだけでも、雪国の人達から見ると天国かもしれない。
空気は冷たくても、今日も横浜は晴天のよう。

なごみ地蔵

DSCF9584_R11日の長谷寺。
鎌倉を歩いたのは2週間近く前のことになってしまった。
山門近くでは、すでに馬酔木(アセビ)が咲き始めていて、春を感じた。
真っ白い馬酔木もいいし、ピンクががったこんな馬酔木も可愛い。

DSCF9577_R本堂から経蔵の方に行き、海光庵の窓際が空いていれば、座ってケーキセットを戴いたり、軽い食事をしたり。
この日はすでに以志橋(いしばし)で食事してきたので、地蔵堂から弁天堂の方に下りた。
何と言っても弁天堂手前、写経場前の、この「なごみ地蔵」がいい。
修学旅行生だけでなく、ここが初めてらしい人は、「あら、可愛い」と立ち止まって写真を撮っている。
いつも傍らには季節の花が挿してある。
DSCF9578_Rこの日はピンクのヒアシンスのよう。
訪れるたびに、つい撮りたくなる笑顔のお地蔵様。なごみ地蔵の名前がぴったり。
私の母も、このお地蔵様に負けないような人だった。
昨日届いた姉からの手紙に、「お母さんのようなやさしさには、私はほど遠いですね」と書いてあった。
母のような人になれたら神様だ。
そして、母には負けるだろうけれど、私よりは姉の方が辛抱強くてやさしいと思う。

DSCF9579_R生きていると色々といやなこともあり、いろんな人から愚痴や相談をされる。みんな穏やかに生きたいだろうに、そうはいかない人生だなと思ってしまう。
山あり谷ありで、谷底にいると滅入ってしまうけれど、ずっと谷底ではないし、でも、谷底にいるとなかなか希望は持てないし、暗くなりがち。
私は聞いてくれる理解者がいたら、愚痴でも悪口でもどんどん言って不満を解消する方がいいと言っている。我慢するだけではストレスが溜まる。
私と姉はいつもいろいろ愚痴を言い合っている。友達にもいろいろ言える人がいる。
愚痴は、分かり合える感性の似たもの同士でないと、よけいストレスになる反応が返ってくることがあるので逆効果。相手を選ばなければならないけれど、それもだんだんわかってくる。

悪筆

DSCF9543_R11日の長谷寺、鐘楼前の素心蝋梅(ソシンロウバイ)。
昨日載せた咲き始めた三椏(ミツマタ)を楽しんで、山門前の階段を上がってここに。
今冬、何度も蝋梅や素心蝋梅を載せてきた。
私は蝋梅が好きなんだと再認識。

DSCF9545_R2枚目の背後にぼんやりと写っているのは阿弥陀堂。
鎌倉六阿弥陀のひとつに数えられる阿弥陀如来座像があり、2.8メートル、かなり大きい。
源頼朝が、42歳の厄除けのために建立したものとか。
これだけでも立派と思っているのに、隣の本堂(観音堂)に入ると、木像物では日本最大の9.18メートルの金色に輝く十一面観音が現れるのだから、初めての人は驚く。
DSCF9547_R3枚目の背後にはぼんやりと鐘楼が。

書店でのブックフェア用に、本にサインして送り返してほしいと、某社から本が届いた。
別社からも偶然今日、別の件でサインしてほしいとメールが届いたけれど、私は字が下手なので申し訳ない。
ずっと前、耽美小説のフェアをやるのでハードカーバーにサインしてほしいと言われ、そのときは出版社で書いたけれど、1冊、あまりに惨めな字になり、いくら何でも買ってくれる人が可哀相と、もう1冊出してきてもらってサインした。
そして、恥ずかしいサイン本はどうしようもないので私が戴いた。
それを誰に渡したか覚えていないけれど、サインの上にきれいな紙を貼り、もう一度書き直したような気がする。
こうなるとお笑いの世界だ。
綺麗に字が書ける人が羨ましい。私の字は子供のときのままで止まっている。
姉にもそう言われる。

早くもミツマタが

DSCF9530_R2日間載せた大仏坂切り通りを歩いた後は、長谷通りを歩くことになる。
すぐに鎌倉大仏の高徳院なので、脇を過ぎて長谷寺へ。
長谷寺に入る前に、お腹が空いたので、長谷観音前の十字路にある以志橋(いしばし)で天丼を戴いた。
よく歩いたので、美味しく完食。

DSCF9533_R長谷寺の前の巨大な椨の木(タブノキ)。
樹齢何年か知らないけれど。
この近くの御霊神社には樹齢350年の椨の木がある。
鎌倉といえば車屋さん。あちこちを走っている。
私は歩くのが好きなので乗ったことがないけれど、鎌倉の知り合いの書家は、「すまいの北鎌倉から鶴岡八幡宮まで人力車よ」と言っていたことがあった。歩けば20〜30分の距離。

DSCF9534_R長谷寺に入ると、放生池の手前に、「ふれ愛観音」がある。
いつもこのあたりには人がいるので触ったことはなかったけれど、この日は観音様のまわりに誰もいなかったので触ってきた。
そこから左回りに、いつも放生池の袂の小径を歩いていく。
何と三椏(ミツマタ)が咲き始めていて嬉しかった。
DSCF9535_Rこれも今年の初物。ここは特別早い。
ほんの少しだけ咲き始めているのが、この写真をアップにするとわかってもらえるだろうか。
黄色ではなく、赤花三椏のよう。
春の花が咲き始めているのに、寒いこと、寒いこと。北国の雪も今冬は多いらしい。
この寒さはそろそろ勘弁してほしい。書斎が16度になり、昨夜は、とうとう暖房を入れた。
今まで入れなかったのがおかしいのか……。
そして、夜は寝室にも暖房を入れて休んでみた。すると、今朝の体温は36度。
平熱35.8度、1昨日の起きがけは35.1度で低体温の頭痛だったのに、これは凄いとびっくり。つまり、寒すぎて体温も下がっていたということだろうか……。今朝はもちろん頭痛なし。
暖房を入れないと低体温になるようでは困ったもの。今まで辛抱しすぎたのか、気温に鈍感になっているのか。

大仏坂切通 2

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昨日に続き、大仏坂切通(だいぶつざかきりどおし)。
説明は1枚目を読んでもらうことにしよう。
ここには「大仏切通」と書いてあるけれど、ガイドブックなどでは、ほとんど「大仏坂切通」と書かれている。
書かれているものによって、大仏坂切通の内容も様々で、正しいものが何か、不勉強でまだよくわからない。
ここに書かれていることを覚えておくのがいちばんかもしれない。
最後の2枚は、高徳院側から歩いたとき、切通最後の場所になる「やぐら」。
2日に渡って、大仏坂切通を歩いた順に載せてみた。
こういう異空間では、過去の世界に紛れ込みそうな気もする。
なかなかよかった。また歩きたい。
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朝起きると頭痛のことがけっこうある。そんなとき、血圧と体温を測ってみる。
体温が低いときは、まず生姜湯などを飲んで体を温める。それだけで治ることも。
昨日は何と、35.1度で頭痛。今朝は35.5度で頭痛なし。
昨日は整体に行くと、やはり体が冷えていると言われた。
手が冷たくなることはほとんどないのに、足だけ冷える。
夏でも冷たい飲み物などいっさい飲まないのに、先生には腸も冷えていると言われた。
それなのに暑がりでだし、本当におかしい。
足が丈夫で歩くのが好きなので、まあいいことにしよう。
先月から始めた腕立て伏せ、今、何とか20回。
何十年ぶりかで始めたときは1回しかできずにアゼンとした。
何でもやっていると伸びるもの。

大仏坂切通

昨日は1日、積もらない水っぽい雪が降っていた。
あと10日ほどで3月というのに、寒さが続く。
今日は晴天になりそうでほっとした。
それにしても、昨夜は神田淡路町の「かんだやぶそば」が火事で焼けたとの、ニュース。
何度も行った店だけに、びっくり。
1923年築の数寄屋造りで、東京都選定歴史的建造物にも指定されている老舗だ。
日本一と言う人も多い。また再開する日が来るといいけれど。
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ようやく11日の鎌倉、初めて歩いて感激した大仏坂切通(だいぶつざかきりどおし)を載せることができる。
昨日載せた葛原ヶ岡神社にお詣りして、いつもと違う裏大仏ハイキングコースに入った。
山と海に囲まれた鎌倉の中心部へ入るには、かつては船か、鎌倉七口と言われる七つの坂と切通しを通るしかなかった。
明治時代以前の趣を残しているのは大仏坂切通、朝夷奈切通、名越切通で、多少の趣を残しているのが化粧坂と亀ヶ谷坂切通とか。
大仏坂切通は、鎌倉時代には全く記録がないようだけれど、現在、もっとも昔の名残があるとも言われている。
ひとりで歩くには、やや心細いけれど、観光客がひとりでもふたりでも歩いているとほっとする。ほとんど人が通らない。
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去年は間抜けなことをして、ここを歩いたと思ったら、帰ってから、ここに来る前に別の道を曲がってしまったことに気づいた。
どおりで岩壁がなかったわけだ。
通路の一部が崩落して安全が確保できていないということで、3年ほど通行禁止だった。
1昨年の春に、また歩けるようになった。
いつまた通行禁止になるかわからないので、歩けるときにおおいに歩いておかないと後悔しそうだ。
とても好きな道になった。
今は緑が少ないけれど、春になると緑が一杯になり、またこの大仏坂切り通りの景色も変わるだろう。
人家が迫っている中、こんなところがよく残ったなと思う。
入口がわからずに再度挑戦の人も意外といるらしい。
2011年に通行禁止が解かれたとき、少しは道の整備もされたのではないかと思う。それ以前に歩いた人はかなり大変だったらしいので。
また明日も大仏坂切通の続き。

雪/男石と女石

DSCF9487_R11日、浄智寺を出ると、その脇を通って葛原ヶ岡(源氏山)・大仏ハイキングコースへ入ることに。
浄智寺はこのコースの起点と言っていい。民家の間を抜けると、すぐに上りの石段になる。
子供でも大丈夫。
ただし、地面が濡れているときは滑って危ないだろうけれど。

DSCF9484_R1枚目、葛原ヶ岡に着くと、まず葛原ヶ岡神社にお参り。
由比ヶ浜の鎮守で、祭神は後醍醐天皇に仕えた朝臣日野俊基。
先日も書いたけれど、俊基は1332年、倒幕計画に参加した罪で葛原ヶ岡で斬首された。
葛原岡神社がある場所が俊基の最期の地と言われている。

DSCF9491_Rその祠の脇に、2枚目の山茶花が咲いていた。

3、4枚目は神社内の縁結びの石。
わざわざ、右が男石、左が女石と書いてあるけれど、書いてなくても一目瞭然。
見た瞬間、右は殿方のナニだとわかるところが面白い。
DSCF9490_Rなぜか葛原岡神社は、縁結びの神としても知られている。
縁むすび絵馬はハート型。背後に写っているように、びっしりと奉納されている。
それにしても、俊基の斬首と縁結びと、よくわからない。
葛原ヶ岡神社についての知識はほとんどない。これから何かわかるかもしれない。

今日は9時前から、すでに雪が降っている。
最近、相当寒い。この寒さが終わると春。
仕事、もう少し進まないかなと思っても亀のよう。急ぎたいものの……。

侘助に月光椿

DSCF9432_RDSCF9442_RDSCF9444_R11日、北鎌倉、東慶寺の入口で侘助。本格的な椿の季節になってきた。
2枚目、3枚目も東慶寺で。


DSCF9456_R鎌倉街道を歩いていると、道路を挟んだ道向こうの、鉢の木北鎌倉店前の椿を発見。
一目で月光椿(ガッコウツバキ)とわかり、車が途切れてすぐに横断。
卜半(ぼくはん)というより、やはり月光椿と言う方が粋。
これも今冬初。
こういう椿を見ると、ワクワクしてくる。
DSCF9453_R最後の椿のつぼみはあまりに立派で、これはこれで開いていなくても十分に魅力的。
これから、どれだけ変わった椿を見られるか楽しみ。

ここ数日、やけに空気が冷たい。
若いときは寒さなどへっちゃらだったのに、今冬から、やけに重ね着するようになった。
例年より寒いようで、重ね着も仕方ないだろうか。
せっかく家にいるのに、仕事がゆっくりとしか進まない。

隕石落下

DSCF9475_R11日の北鎌倉、浄智寺で蝋梅(ロウバイ)。
素心蝋梅(ソシンロウバイ)はすでに載せたけれど、蝋梅は今冬初めてでは。
蝋細工のような花の中に、暗紫色の花びらがあるのが蝋梅。
中の黒っぽい花びらのない黄色いだけの、一番下の写真が素心蝋梅。
これも浄智寺で。
DSCF9474_R落花していたものも綺麗。
花の少ない季節に咲き出す花は、とても喜びを与えてくれる。
もう少しすると、一気にたくさんの花が咲き出すので、写しても写しても写しきれないほどで、載せるのも大変。嬉しい悲鳴ということに。

DSCF9477_R昨日は、また鎌倉を存分に歩こうかと思ったものの、日は照っていても風の冷たいこと。
これは大変だと、取りやめ。あまり風が冷たいと耳をやられて気分が悪くなる。
11日の鎌倉散歩は天気に恵まれ、本当に最高だった。
福寿草に満作に、黄色い花が多いので、毎日、黄色が続いてもどうかと、昨日、黒椿を挟んで、今日の蝋梅にした。
DSCF9476_Rこの季節、菜の花、クロッカス、黄水仙と黄色い花が多い。

15日、ロシア南部に落下した隕石は、秒速18キロで大気圏に突入し、その爆発で広島に投下された原爆の30倍以上のエネルギーが放出されたらしい。
何と凄まじいことかと驚いた。そんなものが突然落ちてきたら逃げ場はない。
DSCF9460_Rかつて小惑星が地球に衝突して、火災や塵埃で太陽光が遮られて気温が下がり、恐竜も滅びたと言われている。今の時代、恐竜はいなくなったものの、人間が犇めいている。人類が滅亡する危機がある。これは大袈裟ではない気がする。というのも、今回の隕石落下は事前にわからなかったし、予想できないということ。原子力発電所などに落ちたらどうするのだろう。やはり、危険な原発は早期になくさなくてはと思ってしまった。

黒椿一輪

DSCF9564_R17日、経蔵横の今が盛りの満作の写真を撮って、いつものコースの、なごみ地蔵の方に行こうと思ったとき、眺望散策路の入口の方に、ちらりと深い赤を発見。
黒椿だと瞬時にわかり、また駆け出した。
やはり、今冬初の黒椿だった。
これは何としても撮りたいと思ったものの、正面から撮るには遠すぎて豆粒のようになってしまう。
いちばん近くから撮れるのが、この位置。
DSCF9563_Rもう少し前方から撮りたかったものの、立ち入れないのでこれが限界。
横顔になってしまった。
やはり好みの色なので惚れ惚れする。
近所の黒椿はまだまだ。
早々に目にすることができて嬉しかった。
DSCF9566_Rその季節いちばんに目にする花は、感激も大きい。

一雨ごとの暖かさ、と言うけれど、雨のたびに春にどんどん近づいているのだと思うと嬉しいような、冬が去るのが淋しいような。
冬は静かで落ち着くと、今頃になって気づいたせいかもしれない。
雪も滅多に降らないから言えることで、雪国の人にとっては、冬は我慢のひと言だろうけれど。
昨日は雨。今日はいい天気。

長谷寺のマンサク

DSCF9550_RDSCF9558_RDSCF9559_R11日の鎌倉、長谷寺で満作(マンサク)。
ここでは万作と書いてあるけれど、どちらの漢字でもかまわない。
阿弥陀堂、本堂とお参りして、そこから出ると、黄色い色が目に入り、ああ、満作の一番いいときだとわかり、駆け足状態に。
毎年、ここに来ると写してしまう。
DSCF9552_RDSCF9557_RDSCF9555_R東慶寺でも咲いていたけれど、届くところではなく、私のカメラでは最大限アップにしても、上手く撮れない。
ここなら手の届くところに咲いているので嬉しい。
何度となく見ているのに変わった花だと思う。
後ろの建物は経蔵。
経蔵の前がお食事処の海光庵。
13日に白梅を載せたけれど、道を挟んで、この満作と向かい合って咲いている。
鎌倉では満作もあちこちで見られるけれど、ここの今どきの満作は、中でも素晴らしい。

2月も半分過ぎた。今月はあと14日しかない。早いなと、そればかり。
今日も冷えるよう。
仕事は少しずつ進んでいる。

バレンタインデーのサンマ

DSCF9601_Rバレンタインデーなのでチョコレートが届いた。
北海道のこの読者からは、毎年、面白いチョコが送られてくる。
いつも開けると笑ってしまう。
今年も笑わせてくれた。
この中にチョコが入っているようだけれど、食卓に並べておこう。
DSCF9597_R
鎌倉の花を載せるつもりが、昨日、我が家の胡蝶蘭の最初のつぼみが午後に開いた。初物は嬉しいもので、さっそく撮った。
弟夫婦が2010年のバースディプレゼントに、5本立ちで送ってくれたもの。
5本のランナーに、つぼみが沢山。
DSCF9598_R去年は7月まで咲いていた。
これから半年は咲き続けてくれるだろう。

昨日、書店によっては、すでに「おんな酔い」が並んでいた。
売れてくれるといいけれど、ここ2年ばかり、出版界も大不況だ。
DSCF9599_R私も以前のようにスピードを出して書く気力はなく、マイペース。
来月刊行で140冊になる。他にアンソロジーは90冊。
多くもなく、少なくもなく。
生涯、200冊書けるだろうか。

桜に梅に/「おんな酔い」明日発売

DSCF9396_R明日14日発売予定の「おんな酔い」。
双葉文庫より。
去年1月末から10月初めまで8カ月半、「週刊大衆」に連載したものが1冊に。
ユーモア官能なので、淫猥だけれど明るく楽しい小説。

DSCF9438_R11日の鎌倉。
日差しは暖かく、風もなく、散策にはもってこいだった。
この日に行ってよかったと、翌日からぐんと冷え、今もそう思っている。
1枚目は東慶寺の十月桜。
「桜じゃない?」と言った奥様に、「今頃まさか」とご主人。
DSCF9560_Rお節介なので、秋から春まで咲き続ける桜だと説明。
そのあと、別のふたり連れが、岩煙草(イワタバコ)の出てくる岩肌の苔を撫でながら、「東慶寺のイワタバコは有名なのよね〜」と言っていた。今の時期、イワタバコは葉も枯れて姿形はまったくない。「それは岩煙草じゃありません」と言いたかったけれど、ま、いいか、とやめた。
DSCF9562_Rそんなこととは逆に、ときどき実に詳しい人がいて、連れに植物学者のように説明している人がいて、へェ、なるほど……と、びっくりすることがある。私も知らない植物が多いので、こんな人が同伴してくれたらいいなあと思うことがある。
後の3枚は長谷寺の海光庵前の白梅。
毎年、初めて目にする花は新鮮で感激する。
DSCF9561_Rこの白梅の純白の色は気高く、凛としている。
東慶寺でも梅は咲き始めていたけれど、長谷寺の方が沢山咲いていた。種類にもよるだろうし、地理的なものでもおおいに咲く時期が変わってくる。
鎌倉七口のひとつ、大仏切通(だいぶつきりとおし)は初めてで、とても気に入ったので載せたいけれど、まずは花を先に。

長谷寺の福寿草

DSCF9536_R昨日は天気もよく、鎌倉を17000歩ほど歩いた。
まず体力作りと思うようになった。
長谷寺で、春を告げる福寿草(フクジュソウ)が最高だった。
これより小さいと物足りないし、これより大きいと、何だか福寿草のイメージではなくなるような。
DSCF9539_R3枚目だけ色が違う。この濃い色も好き。

どのコースを歩こうかと考えながら電車に乗り、北鎌倉で降りた。
東慶寺、浄智寺から、葛原ヶ岡ハイキングコースを辿って日野俊基(ひのとしもと)の墓に寄り、裏大仏ハイキングコースへ。
DSCF9537_R日野俊基は鎌倉幕府打倒を企てた公家。
葛原ヶ岡で斬首された。
葛原ヶ岡は昔の刑場だ。
大仏坂切通しにどうしても行きたくなり、やっと目的達成。
そこから高徳院を過ぎ、長谷寺に。
DSCF9542_Rちょうどいい気温で、気持ちのいい散歩だった。早足で歩き、少し汗ばんだ。
日当たりのいい土手には菫(スミレ)も咲き始めていた。
草花はこれからが楽しみ。
梅の花、満作、蝋梅などの写真は、また明日から。
今日の福寿草はすべて長谷寺で。
DSCF9580_RDSCF9581_RDSCF9582_R




風景あれこれ

昨夜はフィギュアスケート、四大陸選手権の最終日だった。
女子フリーで、浅田真央が優勝。鈴木明子が2位、村上佳菜子が3位で、日本が表彰台を独占。
3つの日の丸が揚がると、やはり何とも言えないほど嬉しい。
若い人達が頑張っている。あの歳で私は何をしていたかと思う。比べると恥ずかしい。
世界で活躍する人達は偉い。
DSCF9317_R先週、日没後の富士山。
何とも言えない淡い色の中に浮かび上がった富士山の姿は、溜息が出るほど美しい。

2枚目も先週のもの。リビングから外を眺めると、みなとみらいの70階のランドマークタワーの斜め上に、面白い雲が浮かんでいた。UFO雲とそのとき思った。
DSCF9416_R正しくはレンズ雲の一種で、「吊るし雲」か「笠雲」だろう。
空飛ぶ円盤のような雲と言われている。まさにそのとおり。この雲の中に円盤が隠れているような感じもする。
富士山にはよく笠雲がかかっていて、こういう雲も珍しくないけれど、高層ビルの上のこんな形は初めて見た気がする。
DSCF9305_R今まで気がつかなかったのかもしれないけれど、私はよく外を眺めるので、あまり見逃さないはずだけれど。

3枚目は最近、待ち合わせによく使うようになった喫茶店「セブン」。
横浜が初めての人にも、高島屋の7階と言えばいいので、わかりやすい。ときどき一杯で待たなくてはならない。洒落たこのカウンター席に座ったことはないけれど、テーブル席からカウンター席を眺めながらのコーヒーを戴くのもいい。
時々ひとりでコーヒーでも飲みながらぼっとしていたいけれど、横浜に来て8年、ひとりで喫茶店に入ったこともないような気がする。横浜駅から部屋まですぐ。帰ってから飲もうになってしまう。
まあ、そのうちに。

元校長先生から

DSCF9094_R1、2枚目、先月の大船植物園の温室で。実は、何の実かわからない。
似た種類の植物がコーナーごとに植えられているので、このあたりは多くの植物が繁茂していて、名札も隠れていたり、名札の前の植物が別のものであったり。
というわけで、調べても似ているものが多すぎて間違うので、このままで。せっかく写したので。
DSCF9097_R花の季節に行けたら、何とかわかるかと思うけれど。

3枚目は花麒麟(ハナキリン)。
時々見かけるけれど、ここのはとても首が長くて面白い。
花も葉っぱも茎の先につく。でも、赤いのは花ではなく、苞(ほう)が色づいたもの。
DSCF9155_R首が長いから麒麟という名前がついているのではと、私は勝手に思っている。
茎には、見るからに痛そうな棘がある多肉植物。マダガスカルに分布。

4枚目は面白い刈り込みで、ソフトクリームのようで写してしまった。
この地面にも遠くも雪が残っている。

昨日は母校の元校長先生からの書き込み。
DSCF9160_Rやはり1月8日の西日本新聞を読んでとのことで、とても嬉しい。
九州全域で読める新聞は、やはり凄いなと思ってしまった。
すでに数冊読んでいただいているようで、私が習った当時の先生方の名前が列挙されていて、懐かしかった。
女子高の卒業時のアルバムが見つからない。引っ越しを何回かしているうちに紛失してしまったのか、どこかに紛れ込んでいるのか。行方がわからないのが不思議。
高校時代は勉強は好きではなく、できが悪かったけれど、書くことだけは好きで、小学校の時から詩や日記や小説を書き続けて、いちおうモノカキになれてよかった。
好きなことで食べていけるのは最高の幸せかもしれない。ただ、プロとなると、大変なことも多いけれど。

ダイヤモンド富士は見られるか

DSCF9166_R昨日は寒かった。前日が暖かかったので、余計に寒く感じた。
寒暖の差が激しすぎる。

1枚目、先月の日没直前。
2枚目からは、昨日の風景を書斎から。
DSCF9419_R1月の日没は富士山よりずっと左(東)で、富士山までは遠いけれど、だんだん富士山に近づきつつあるのが、1枚目と比べるとわかると思う。
昨日は、東京からダイヤモンド富士(富士山の山頂部と太陽が重なる大気光学現象)が見えた日。17時5分ということで、フジテレビのニュースでリアルタイムで見ながら、ここはまだだなあと、外を眺めて撮ったもの。
DSCF9425_Rダイヤモンド富士が見えるのは年に2回。
今、ここから見ると、日没が左側から右側の富士山に向かっている。
数日後には、ちょうど富士山の上に太陽が沈むはず。
ただし、お天気が悪いと見られない。
日没の場所は富士山を通り過ぎ、また戻ってくる。
DSCF9430_R年に2度しか見られないというのは、そういうこと。
富士山は魅惑の山だ。
いつ見ても美しく気品に満ち、威厳もあり、決して飽きない。
日没後に染まる空の色の変化にも飽きない。
活火山だけれど、いつまでも爆発しないで、今のままの姿をとどめてほしい。
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