「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2013年01月

冬の日差し

今日で1月も終わるとは、やはり時の経つのは早すぎる。
DSCF9070_R17日、大船植物園の温室でクラリンドウ。
クラリンドウという名前から漢字がありそうで、リンドウは竜胆で、クラは鞍あたりの漢字ではと思ったけれど、クレロデンドルム属なので、それが訛ってクラリンドウになったらしいということがわかった。
確かに、クレロデンドルムなどと言うと舌を噛みそう。
DSCF9071_Rインドのアッサム地方からヒマラヤにかけての一帯が原産地。
中国では「垂茉莉」とか。他に、グレープバニラ、ブライダルベールなどの英名も。
この白い花も綺麗だと思ったけれど、この後の実が緑色の宝石のように輝いて美しいとわかり、それならぜひ見てみたいと、またもウズウズしている。

DSCF9072_Rこの真冬に、ひとつのプランターの草取りをした。芽が出ている沢山のムスカリの中で、どうやら草らしいものが一杯と思っていたものの、そのままにしていたら、鉢一杯に、緑がびっしり。
ベランダの草取りで、背中がじりじり灼けるようだった。天気がいいと、冬でも日差しは強いのがわかった。
思った以上に沢山の草が生えていた。わざわざ植えた花は枯れることがあるのに、植えもしない草は勝手に生えてきて、よほどのことがないと枯れたりしない。お邪魔虫ほど強い。
2月が1年でいちばん寒いというものの、春が近いかなと思ったひとときだった。

ホリエモンの獄中記の隣

DSCF9059_R17日、大船植物園の温室でパボニア・インテルメディア。
アオイ科、ブラジル原産。
実は、この紅いのが花とばかり思って写真を撮ってきた。
大きさはこちらの方が比べものにならないほど大きいけれど、形としては夏蝋梅に似ていると思った。
DSCF9058_Rところが、この赤いのは副萼片(ふくがくへん)で、内側に暗紫色の萼と花弁があるとわかった。ちょっと変わったものが中から顔を出す。
今頃、それが顔を出しているだろうなと思うと、また行きたくてウズウズ。
未熟者で、初めて出会う植物だと花も萼もわからない。
2枚目の写真では、中の黒っぽいのが写っている。これがもっとぐっと前に突き出してくる。残念。次の楽しみだ。

昨日発売の2/8号の「週刊朝日」の週刊図書館というところに、半ページちょっとだけエッセイを書いている。知り合いには読まれたくないけれど……。
横のページは、長野刑務所に収監されているホリエモンの獄中記。連載75回めとか。収監中も週刊誌に書けるとはいいなあ……と、妙に感心してしまった。

冬のプラタナス/「希望の缶詰」

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17日、大船植物園の鈴懸の木(スズカケノキ)。
プラタナスと呼ぶ方が多くなってきているかもしれない。
大空一杯に裸の枝を広げていた。
下の写真は撓わに下がっていた鈴懸の実。
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3.11の後に買った木の屋石巻水産の「希望の缶詰」、大事にしていたものを、昨夜、久々に開けたけれど、、インターネットで調べてみたら、何と去年の秋、この、さばのみそ煮が復活したとあり、思ったより早かったとびっくりした。
春には新工場も完成とか。凄い力だ。
今は現地の直売所にしか出ていないのかもしれない。でも、数に限りはあるものの、ネットでも買えるようだ。新工場ができれば、全国の店にも並ぶようになるだろう。
震災後、15〜20缶ぐらい買った気がするけれど、友達にもパンフレットを添えて渡したりした。
こんなに美味しい鯖の缶詰は食べたことがないと言ってくれた人、貴重でありがたすぎて食べられないと言ってきた人、さまざまだった。
津波の後、工場の瓦礫の下に大量に埋まっていた缶詰を、会社やボランティアの人がひとつひとつ洗って、あちこちで売った缶詰だ。そして、流された缶詰は、まだ支援物資が届かないときに手にした人達のエネルギーになった。
新工場完成間近とは、本当によかった。

友人との食事

DSCF9116_R17日、大船植物園での温室で、メディニラ・スペキオサの実。珊瑚野牡丹(サンゴノボタン)とも。この方がわかりやすい。和名がいい。
調べるのに苦労した。
これがあるあたりは、いろんな植物が生えていて、名札が隠れていたり、名札の所に別の植物があったり。
DSCF9115_Rこれのところには、ヘテロケントロン エレガンスとあったけれど、ノボタン科でも、どうもそうではないようだと思い、調べた。
メディニラ・スペキオサ、珊瑚野牡丹に間違いないと思う。
何とも綺麗な色の実だ。
実は紫でも花は白。
DSCF9117_R次は花が咲いているときに見てみたい。

昨日は久々に同人誌時代からの友人に会い、喫茶店で待ち合わせて、次に食事に。
4時半から8時まで話せた。
思っていたより元気でよかった。
いつもメールのやりとりはしていても、やはり会って顔を見るとホッとする。
互いにお土産交換。素敵な便せん封筒セットをもらった。

介護の仕事

DSCF9111_R17日、大船植物園の温室で、カリアンドラ・トゥイーディー。
マメ科ベニゴウカン属の常緑低木。
原産地はブラジル南部。
合歓木(ネムノキ)に似ている。

DSCF9109_Rベニゴウカン属のベニゴウカンは、漢字で書くと「紅合歓」。
それでも、合歓木(マメ科ネムノキ属)とは別属の植物とか。
あんまり考えるとおかしくなるので、綺麗だと思っているだけがいい。
植物はややこしい。
鮮やかな紅色には目を見張る。
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3枚目はつぼみ。
つぼみといっても、ここから化粧筆のように開くのは花ではなく、ネムノキと同じく、たくさんの長く赤い雄蕊が房状に集まっていて、赤い花のように見えるだけ。

DSCF9113_R4枚目は横から。
5枚目は真下から。
最後は裏から撮ってみた。

今日は夕方、久々に友達に会う。
DSCF9106_R大変な介護の仕事をしていて、今日はみなとみらいで関連の試験を受けるらしく、終わってから会うことにした。
介護の仕事は重労働で賃金も安い。
これからは介護の仕事をする人が大勢必要になるのに、みんな長続きしないで辞めていくらしい。
DSCF9112_R残るのは忍耐強い人だったり、人がいい人だったり、他の仕事が見つけにくい歳の人だったり。
知り合いが4人、介護の仕事をしている。
若い人達は、すぐに辞めると聞いた。
残った人達は割と高齢で、体のあちこちを痛めながら仕事をしているのだ。
この人達をもっと優遇して大切にしないと、日本の未来は危うい。
今でも相当危ういのに。

気品と真摯さと

DSCF9098_R17日、大船植物園の温室でキツネノマゴ科の、木立ち矢筈蔓(コダチヤハズカズラ)。
沖縄では路地で生育するようだけれど、関東では温室とか。
熱帯西アフリカ、熱帯西中央アフリカ原産。
なかなか綺麗な色をした花。

DSCF9099_R2枚目の写真のように、蔓性ではなく、低木。
鉢植えでも売られているらしいので、冬は室内で育てればいいのだろう。
3枚目は、うっかり同じものと勘違いするところだったけれど、よく見ると違う。
木の花ではなく、草の花とわかり、それでも花が木立ち矢筈蔓に似ているので、キツネノマゴ科を探したら、やはりあった。
DSCF9104_Rルエリア・バルビラナ。名前がわかってよかった。

アルジェリア人質事件で、日揮の広報の方がずっと会見に臨まれ、今回は帰国された社長の会見もあったけれど、このふたりを見ているだけでも、日揮という会社がわかる気がした。
いろんな事件や事故で様々な会見はあるけれど、たいてい上辺だけの気がして心に染みてこない。けれど、このふたりの気品と真摯さには心を打たれた。

新年会

DSCF9092_R17日、大船植物園の温室で、ドンベア・ワリッチー。これも変な名前。アフリカ・マダスカル原産。
アオギリ科ドンベア属。別名ピンクスノーボール、英名ではボールツリー。別名の方がわかりやすい。
冬から早春まで咲くとか。
DSCF9091_R名前のように、ボールのように大きく、直径20センチほどだった。
ボール状に固まって咲いている花を、2、3枚目は真下から写した。
花も葉も、こうしてみると紫陽花のよう。
私は1枚目のように横から見るのが気に入っている。

DSCF9090_R昨日の東京での文芸家クラブ新年会は、6時から8時までのパーティが終わったら、近くに用意してあった2次会会場へ移動。
終わって外に出ると10時半になってしまい、まっすぐ帰るつもりが、3次会に引っ張られていく感じでタクシーで銀座の花暦へ。
そのときはすでに11時になってしまい、深夜タクシーに乗るとパニックが出る私は、北海道から来ていた北都凛氏や霧原一輝氏、うかみ綾乃さん、桜井真琴氏らを置いて、20〜30分で失礼することに。
零時前後はどこもラッシュだ。みんな元気だと驚く。仕事の人達も多いのだろうけれど。
早く帰宅するつもりが、やはり午前様になってしまった。
パーティの写真は、これから見ることに。

大船動物園の猫ちゃん

17日の大船植物園。22日の猫の続き。まとめて一挙公開に。
まず後ろ姿から失礼。
この猫ちゃんが色っぽい姿を見せてくれるまでの、さまざまな姿。
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この下の真ん中の写真など、何とも色っぽい。
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毛繕いを始めて、最後は何とも気怠そうな格好。
十二分に私を楽しませてくれた。
また会える日が待ち遠しい。
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夕方から文芸家クラブの新年会。
久々の東京のような。
着物は面倒な気分だけれど、やはり和服にしないと、ええっ……? と言われそうで。
天気が少し不安。雨や小雪がちらつかないといいけれど。

和傘のようなスイレン

DSCF9151_R17日、大船植物園の温室で、3枚ともニンフェア・コロラータ。
熱帯アフリカ原産の、熱帯スイレンの原種とか。
中心が和傘の内側の糸飾り(かがり)のように見える。
昨日は猫を思いきり載せたので、猫はまたにして、スイレンに戻ったけれど、スイレンは今日まで。
DSCF9148_Rスイレンを沢山見てしまうと育てたくなる。
いつか三溪園から蓮の種を貰ってきて植えて芽が出てきたのに、途中で枯れてしまった。
すくすくと成長していたのに、不思議でならない。
この蓮のために大きな蓮鉢まで買ってきた。
DSCF9146_R以後、蓮鉢にはメダカを入れることになり、何回も卵を産んで孵化して、そのメダカの何代目かが、まだ泳いでいる。そろそろおしまいではないかと思っているけれど、今のところ元気。

1月も後1週間。早いこと。
どうも今ひとつ馬力が出ない。
午後から今年初めての整体。

青森から鎌倉散策に

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17日の大船植物園は花だけでなく、入口近くにいた猫とも遊べて楽しかった。
スイレンもまだ載せたいけれど、飽きられるといけないので、今日は猫にした。
最初の1枚目と2枚目は、散々遊んだ後で、やっとこんな格好をしてくれた。
望遠で写したわけでもなく、近くからでもまったくの無防備。おかしくて笑ってしまった。
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最初から人なつこかったけれど、人なつこすぎてまとわりついてくるので、近すぎて写せなかったり、動きまわるので全体が写らなかったり。
今度は離れていくので、どこに行くのかと思ってついていくと、池の水を飲みに。
お腹を壊さないかと心配したけれど、そんなことではノラは生きていけない。なかなかたくましい。
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昨日は午後から2時間近く、読者と横浜駅で会った。
元旦から10日間ほどブログに鎌倉を載せたので、それを見て、どうしても鎌倉を歩きたくなったそうで、何と青森からいらしたので、時間があるなら会いましょうということになった。
元旦に私が歩いたように、北鎌倉の円覚寺から東慶寺、浄智寺、建長寺などを歩いて鶴岡八幡宮、小町通りを歩いてきたとのこと。
夕方になるとばかり思っていたのに、鎌倉から、「今から横浜に向かいます」と連絡があったのが2時前。ひゃ〜と慌てて部屋を出た。横浜駅が近いからいいけれど。
鎌倉を歩くというのでラフなスタイルかと思っていたら、何と私に会うためか、ネクタイ姿! 申し訳ないけれど、何だかおかしかった。私が着物で現れるとでも思ってのことだろうか。
蝋梅や十月桜は見ましたかと聞いたけれど、花が咲いているのはさっぱりわからなかったとか。お気の毒。でも、人が少ないところをゆったり歩けたのでよかったと、満足されたよう。
私のブログや本を読んで、そこを歩きたいという人がいて、作品のとおりに京都を歩いた人も。
嬉しいけれど、ガイドブックの方がいいのではと思ったり。
それにしても、読者はありがたい。

世界の状況は

DSCF9196_Rアルジェリアの人質事件は、日本人にとっては最悪な結果になった。
日揮が入居するクイーンズタワーは高層ビルなので、ここからも見える。
ニュースのたびに、ついついそちらを窓越しに眺めてしまう。
世界の状況は日本とは違う。
人権団体の「アムネスティ・インターナショナル」の会員になって、かれこれ25年か30年だろうか。
毎月届くニュースレターは、できるなら見たくないと思ってしまう。世界中、いかに理不尽なことばかりなのか。できるものなら知りたくなかったことばかりだ。
「国境なき医師団」にも微々たる協力をさせてもらっている。紛争地域がいかに多く、いかに多くの国民が悲惨な状況なのか、ここから送られてくるパンフレットでもわかる。そして、命がけで現地で働いている人達には尊敬しかない。
あれこれ草の根運動の後方支援をしているけれど、平和な地域の方が少ないのではないかと思ったりすることもある。
世の中から争いがなくなる日が来るのだろうか……。
そんなことを考えざるを得ない日々だ。

三陸から復興牡蠣到着

明日まで17日の大船植物園。
温室の熱帯スイレンがきれいだったので。
下の1枚目と2枚目は、グリーン スモーク。
スイレンは4日ほど咲いているようだけれど、これは一番いいときのように見える。
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3枚目と4枚目はスター オブ サイアム。
葉の色と模様に特徴がある。
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5枚目と6枚目は、ニンファエア コロラータ。
今日の3種も、色、形、清楚で上品な雰囲気といい、唸るほどに美しい。
冬、外で咲いている花は少ないけれど、こうして温室の中は様々な熱帯の花が咲き誇っている。
冬こそ温室の花を楽しむときという気がする。
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昨日は、三陸牡蠣復興支援プロジェクトから、立派に成長した殻つきの復興牡蠣が20個届いた。
あの3.11から1年10カ月。もうそんなに過ぎたのかと思ってしまう。
私はふたつの牡蠣養殖のオーナーに参加した。
昨日届いた牡蠣のオーナーには、2万4千人ほどが参加したらしい。
オーナーが1万人で三陸牡蠣を出荷できる道筋が作れ、10万人いれば三陸の一部の牡蠣産地を救え、100万人参加してくれれば三陸牡蠣産地復興が実現できるということだった。
10万人にも100万人にも足りなかったけれど、現地の人達は資金を生かして頑張っている。
今シーズンは、まだ例年の10〜30パーセントぐらいの復興とか。
それでも、あの惨状を思うと、少しずつ確実に復興しているのがわかる。
まず、立派な牡蠣を見て感激した。そして、口に入れて、その美味しさに感激した。
頑張れ、三陸! そして、ありがとう!

高貴なスイレン

DSCF9128_R17日、大船植物園の温室の熱帯性睡蓮。
ここに入ったときは沢山咲いていたので歓声を上げた。
嬉しい嬉しい睡蓮の花。
1枚目はDauben(ドーベン)。

DSCF9125_R2枚目は、Nymphaea Wanvisa (ニンファエア ヴォンヴィサ)。
「大船植物園50周年記念に導入された睡蓮で、2010年「国際スイレン協会コンクールで最優秀賞に選定されました。温帯睡蓮で最優秀に選ばれたのは、過去14回中この睡蓮のみ」と書いてあった。
奥の方に咲いていて、私のカメラでは、これ以上大きく写せず、残念。
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3枚目は、Mrs.Edwards Whitaker(ミセス エドワード ホイッティカー)。
ややこしい名前だ。まだ開ききっていないときの花びらの、ちょっと皺があるようなところが可愛い。このスイレンに限ったことではないけれど。

DSCF9133_RMrs. M. E. Randig(ミセス M.E. ランディグ)。
1枚目のドーベンと形は似ているようでも、色はちがう。
沢山のスイレンを見ていると、スイレンの専門書が欲しくなってしまう。
同じ花でも種類が多いので、結局、いつも色んな花の専門書が欲しくなる。

DSCF9141_R最後は白い清楚なMrs. G. H. Pring(ミセス・ G. H.・プリング)。
かつて、スイレンが欲しくて、ベランダで育てようかと思ったこともある。でも、どの花にも興味が湧くのできりがない。大邸宅の富豪だったら、広大な庭に、どんどん花や木を植えて、毎日、庭の花の手入れや観察で終わるかもしれない。富豪ではないので、まだしばらくは仕事しなければならない。

花を見ている分はいいけれど、アルジェリアでは悲惨な事件。
天然ガス施設でイスラム過激派武装勢力に人々が拘束され、アルジェリア軍は強行突入。どんなことになったかは想像できる。
高校のとき、勉強しなかった私だけれど、「人を不幸ならしめるものは、病気、貧困、無知」と教えられたのは、はっきりと覚えている。
アルジェリアの惨劇も、貧困や無知から来ていると思う。
病気、貧困、無知の中で、もっとも恐ろしいのが無知だ。

真冬の中の夏

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17日のフラワーセンター大船植物園。
私の立っている園内の向かって右側には、まだ14日の雪が残っている。
それでも、温室の中は真夏。
ピンクや赤、黄色に白のブーゲンビレアがたくさん咲いていた。
以前はブーゲビリアと言っていた。言い方が変わるのは困る。
先日書いたけれど、漢字の送り仮名が変わるのも困る。
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昨日は九州も大分雪が降ったよう。
今冬は寒いものの、歳を取るにつれて寒がりになるのがわかってきた。
高校生までは、真冬でもセーラー服に素足。ストッキングは履いていたものの、パンティストッキングなど穿かなかった。今でも中高生で素足の子を見かける。
私もかつてはそれで大丈夫だったのに、今は真似できない。ついつい厚着になっている。
若いということは、それだけで凄いと思うこの頃。
同時に、年上の人達を眺めても、私より長く生きているというだけで尊敬してしまう。生きるのは大変なことだから。

大船観音と神奈川県立フラワーセンター大船植物園

DSCF8935_R昨日はどうしても温室の花を見たくなり、神奈川県立フラワーセンター大船植物園へ。
大船は横浜から行くと、北鎌倉の手前。
ここから近い。
車内からも、25メートルほどの大船観音はよく見える。

DSCF8937_R1〜2枚目、改札を出て、駅の立派な歩道橋を歩きながら写した。
3枚目は正面が見える道路から。とてもいいお顔だ。
3枚目の観音様左手前は鐘楼堂。味の素株式会社創業者長男、3代目社長鈴木三郎助氏からの寄進によるものらしい。

DSCF8939_R4枚目と5枚目は大船植物園で蝋梅。
6枚目は、芯に赤みのない素心蝋梅(ソシンロウバイ)。
まだ雪が多く残っていて、地面は白いところも多かった。
5日と10日にも素心蝋梅を載せたけれど、蝋梅が好きなので、ついつい何回も載せてしまう。
DSCF9001_R名前のとおり、蝋細工のような花。
植物園にはお客さんは数人。何ともったいないと思ってしまった。
広い園内に花は少ないけれど、私にとっては木の芽や花のつぼみを発見するだけでけっこう楽しい。

DSCF8995_R目的の温室は宝の山だった。
睡蓮は色とりどりで満開。ブーゲンビレアやハイビスカスも一杯。
初めて見た花もあり、大満足。
全部載せたい気もするけれど、たくさんで載せきれないので、何回かに分けて。

DSCF9002_R花を見に行くとなると元気になる。
仕事にならないとわかったら、花を見に行くに限る。
いつか作品に生きるのだから、私にとって散歩、特に花を見に行くことは取材にもなる。
気力をもらい、作品の素材にもなり、一石二鳥。

いつも楽しい京都府立植物園

DSCF6832_R五斂子(ゴレンシ)。漢字では五稜子とも。スターフルーツと言った方がわかりやすいかもしれない。
京都府立植物園、去年9月末の温室で。
よく撮れていないけれど、バックのピンク色の沢山の小さな花が、この五斂子の花。花だけを撮らなかったのが残念。あまりに沢山の植物があるのでどんどん撮っていき、このとき、五斂子の花と気づかなかった。ドジだ。
2枚目は長葉五斂子(ナガバノゴレンシ)。
DSCF6830_R上と同じカタバミ科ゴレンシ属。
長葉というけれど、五斂子より実も長い。
この実の上に、ちょうど紅い花も咲いている。木の幹から直接、実も花もついているように見えて、これも面白い。
温室といっても、中の植物は年中同じ状態ではなく、花の時期、実の時期とあるので、全部の花を見るには何回通えばいいだろう。
ここに入って、今まで見られなかった花や実に出会えると、とても嬉しい。
おそらく、何度訪ねても、いつも新鮮だろう。
温室も楽しいし、外の広大な土地の花や木も楽しい。

また雪が降るかもしれないと言っている。
都会で雪が降ると交通渋滞。人は転び、怪我をしたり、救急車を呼んだり。
雪国の人達がこちらのニュースを見ると笑うだろうけれど、死者まで出ている。
今日は九州も雪になると言っている。
春が待ち遠しい。でも、春はすぐにやってくるだろう。

温室の木

DSCF6893_R昨日は砲丸の木(ホウガンノキ)を載せたので、今日は同じく京都府立植物園の温室で、ソーセージの木。
以前も載せたけれど、去年の9月末のこの時の方がよかった。
ソーセージというより、いつもサツマイモを連想してしまう。
それにしても、やっぱり面白い木だ。

2枚目はパパイア。
DSCF6834_R珍しくはないけれど、せっかく撮ったので。
まだ食べるには早すぎるよう。

新書を書き出したものの、小説を書くのと勝手が違うので、まだフラフラしている。
軸が定まらない感じ。これではまずい。
いつ終わるのだろう。
受けたからには何とかしなければ。

大雪の後/レターパック

DSCF8931_RDSCF8927_R昨日の初雪は凄かった。
今日もそのニュースが多い。
昨日は、朝から雨か……と思っていたら、ふっと外を見ると牡丹雪が舞っていた。
視界はこの通り。
DSCF8934_RDSCF8932_R雪が止んだときに撮った写真は、線路も町も真白に。
テレビに映っていた成人式の振り袖の女性が、プーツを履いていたりして、これはまだましかと思ったけれど、長靴を履いていたりする人もいて、気持ちはわかるけれど苦笑してしまった。
それから、着物用の「雨コート」のことを「濡れないようにカッパを着て……」と言っている人がいて、これも何だかおかしかった。インタビューしているアナウンサーが、えっ? と聞き直すと、「これ、カッパを着て」とまた繰り返し、確かに合羽(カッパ)でいいのだけれど、二十歳の子が言うと、苦笑してしまうのはなぜだろう。
DSCF6814_R雪景色ばかりでは寒々しい。
最後は、京都府立植物園のアメリカ、ギアナ原産の高木で、15〜24メートル(30メートルとも)になるサガリバナ科の砲丸の木(ホウガンノキ)。いかにも丸い実は砲丸。木の側面にびっしり下がるはずだけれど、この時は少ししかついていなかった。
実に美しいオレンジの花を咲かせ、香りもいいとのこと。次は花の季節に見てみたい。でも、実の方は臭気がして食用に向かないとか。

今日はゲラをポストに投函したら、新書に移らないと、なかなか仕事が進まない。
ゲラはレターパックで送ることにしたけれど、何と私は先日までレターパック500しか知らず、それをまとめて買っていた。レターパックで350があると知り(ライトパック)、今まで150円ずつ損していた感じ。
レターパック500の方は500円で、A4サイズ4キロまでは、蓋をできる容量なら形がいびつになっても送れる。手渡ししてくれるし、追跡できるだけでなく、ポスト投函でいいのが便利。
レターパックライト(350)の方は350円で、500と同じ4キロまでだけれど、厚さ3センチ内。ゲラで3センチ以上になるときはない。今日出すものも原稿300枚分で2センチ内。
350は以前はなかったと思う。いつから出てきたのだろう。今までこれでよかったのに、500ばかり使っていた。宅急便も使うけれど、ポストに投函できて、相手に直接渡してくれるこっちの方が、安くて便利。

醜い花と言うけれど

DSCF8921_RDSCF8917_Rカーテンを開けると、9時過ぎに雪が降っているのがわかり、びっくり。北国では毎日がこんな感じだろうけれど、横浜は暖かく、なかなか雪は降らない。それが、よりによって成人式にこんなことになった。初雪だ。
下のブログを載せた後だったけれど、雪をブログに追加。積もりそうだ。
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京都府立植物園の温室で、アリストロキア・ギガンティア。
ウマノスズクサ科のこの花は、何とも奇妙。とはいえ、花弁はない。
布きれのような褐色のものは花ではなく、萼が発達したもの。20〜30センチはあるだろうか。巨大でびっくりする。
3〜4枚目が裏から。
つぼみは風船のようにふくらんでいて、割れてこの形になるけれど、このとき、つぼみが見当たらず、残念だった。
インターネットによると、イギリス王立園芸協会が世界各地から集めた醜い植物の第10位に選ばれたのがこれとか。醜い1位は燭台大蒟蒻(ショクダイオオコンニャク)だったらしい。1昨年の夏、小石川植物園で開花して大行列の大騒ぎになり、私は2回も見に行った。
これにしろ、燭台大蒟蒻にしろ、醜いとは思わない。
猫ならどんな猫も可愛いと思う猫好きの私。花も好きだから、醜いなどとは思わない。醜いというより、奇妙とか不思議と言う方が合っている気がする。

今日の成人式、天気が荒れるところが多いようで、振り袖の女性は大変だろう。
隣の娘さんも成人式らしい。
私は成人式に出ていない。着物は着るけれど、とうとう振り袖には縁がなかった。
毎年、オバカな成人がいて暴れ、ニュースになるけれど、今年も軽薄な人が出るだろうか。そろそろ呆れる映像は勘弁してほしい。

軽い風邪

DSCF6863_R去年の9月、京都府立植物園の温室で、緋衣崑崙花(ヒゴロモコンロンカ)。何とも優雅な名前だ。白い萼片を崑崙山の雪に見立てたものとか。
この花の面白いところは、小さな白い花ひとつにつき、説明するまでもない緋衣の赤い色の萼片が、1枚だけ大きくなること。何とも奇妙。
冬場は花が少ないので、毎日何枚も載せていると、じきになくなってしまう。
9月の京都植物園の花は載せきれなかったので、それをぼちぼちと。

11日の夕方近くから、急に鼻声になってしまい、どうやら鼻風邪のよう。ノロでなくてよかった。
それにしても、風邪を引いたようだと思うのは、朝、起きてからが多いような気がするけれど、仕事をしていたら、急に夕方の3時か4時頃、鼻がおかしくなってきてびっくり。
たいしたことはないようで、今のうちに暖かくして早く休むに限る。
皆さんも、お気をつけて。
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