「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2012年03月

睦月氏、400冊突破パーティ

DSCF0379_R21日、鹿児島の磯庭園で藪椿(ヤブツバキ)。
ヤブはあまり写さないのだけれど、花が少なく、綺麗に見えた。
昨夜から強風で雨が窓ガラスに叩きつけられている。風音も凄い。吹き飛ばされそうな植木を、昨夜、何とか室内に入れた。
今日は6時から睦月影郎氏の、著書400冊突破パーティ。この天候で困った。電車が不通になっている所もあるようだけれど、東海道線は出かける頃どうなるだろう。着物だから大変だ。パーティ用の洋服がない。こんな時のために、簡単な洋服も用意しておくべきだろうか。
それにしても、デビュー33年で400冊以上も出してきたとは凄い。年平均12冊。私のデビューしてから23年間の年平均は6冊だ。睦月さんは500冊も簡単に突破しそう。私は200冊突破は難しい気がする。凄い体力だなあと感心する。
そういえば、昨日、18日に受けた全身MRIと血液検査の結果が届き、MRIもこれといって異常はなく、嚢胞はあっても、2〜3年前から変化はなく、そのままでいいとか。血液は31項目中、30項目は平均で異常なし。この歳で珍しいのではないかと思っているけれど。ただ、ひとつだけ数値が高い。肝臓ガンを調べた血液。しかし、MRIでは肝臓に新たな異常は認めないとのこと。
昨夜はこのことで、友達の医者に問い合わせた。私には肝嚢胞があるけれど、肝嚢胞では普通、数値は上がらないとのこと。けれど、B型やC型の肝炎ウイルスがあればガンがかなり問題になってくるものの、それがなければMRIで何も出てないわけで、何らか別の、それほど怖くないものによるものではないかと。
よほどの異常があれば再検査と言われるだろうし、気になるものの、まあいいかと。近々、検査した病院に尋ねてみるのもいい。
こんなに異常なしなのに、頭痛持ちだったり胸痛がしたり、これは母譲りの体質だろう。

ヨナ

DSCF0348_R21日、鹿児島の磯庭園で、肥後椿。
写すときはせっかちに写すので、葉っぱがこんなに汚れているとは思わなかった。
目と鼻の先の桜島の火山灰の汚れかもしれない。
私は火山灰をヨナと言っていた。「ヨナが降ってる」とか。
最近、ヨナという言葉を聞かないなあと思って調べてみると、火山灰と書いてヨナと読み、熊本の阿蘇、鹿児島の桜島近辺の方言とか。ナルホド。初めて知った。
しかし、ヨナという漢字は「霾」という字が正しいらしく、漢和辞典にも載っているというので調べたけれど、漢字はあっても、ヨナの読みはない。バイかマイの読み。日本で一番大きな国語辞典にも「よな」と、ひらがなでしか載っていない。

博多駅

DSCF0186_R3泊した博多駅筑紫口のホテルから、夜、下の広場を。
このホテルは駅の前で便利。ここか、向こうの左端に写っているホテルに泊まることが多くなった。以前は、天神や中州の近くや、博多駅から歩いて5〜10分のところにあるホテルなどにも泊まっていたけれど、博多駅に、より近いのが一番という結論に。ここから鹿児島に行ったり、京都に向かったり。
右の建物が博多駅で、出たら駅というのは最高。無駄な時間を使わなくていい。そのかわり、ほとんど天神にも行かなくなった。たまには卒業した舞鶴中学校や、私が通っていたときは裁判所裏にあった福岡女子高校のあたりも歩きたいもの。
今回はハガキ1枚書けない慌ただしさと疲労で、初日以外は連日頭痛で、鎮痛剤を飲んでいた。頭痛持ちという言葉があるけれど、そうか、私もそうなんだと、今になって気づいた。
夜中から強風。仕事は少しずつしか進まない。まあ、無理しないでやっていこう。

JR博多シティ

DSCF0175_R19日、JR博多シティの、日本最大級のレストランゾーンという「シティダイニングくうてん」のフロアで。
緑と花が一杯で、このフロアで姉とだいぶ写真を撮りあった。
夕食はこの階の居酒屋「トクトク(TOK-TOK)」に入ってみた。魚が新鮮で、その割には安くて驚いた。
博多駅もすっかり変わってしまった。

岡岳公園より

S0110265_R20日、松橋の岡岳公園。菜の花の黄色と桃の花のピンクと椿の紅が揃ってきれいだった。松橋の町が見下ろせる。
母が住んでいたときとは少し違う景色だろうけれど、母がここを歩いていたというだけで私は感激しっぱなしだった。
母は20歳前半で結婚し、66歳で亡くなるまで、ここにもこれないままだったと思う。この歳になった私でさえ、初めて訪れたのだから。
昨夜はここに一緒に訪れた85歳のK子さんから写真が届いたと電話。訪ねてきてくれて嬉しかった、また来てと言われ、私も、また母のことを訊きに行きたいと思った。
今日は朝から頭痛が酷かったけれど、8時に飲んだ薬がようやく効いてきたのか、自然に治まったのか、やっと落ち着いてきた。
ゆっくり仕事。

戦没者慰霊碑

S0140272_R20日、岡岳公園の忠霊塔で。松橋神社からこの岡岳公園に行った。ここも母がよく来ていたところらしい。
忠霊塔ができ、この町の戦没者の名前が刻まれていた。母の兄でとても優しかったという28歳で亡くなった私の伯父の名前もあり、感激して撫でた。同伴した従姉妹も知らなかったことで、K子さんが教えてくれた。
母が生前、この伯父がそのときの給料のすべてで帯を買って渡していってくれたと、いつだったか、その帯を私に譲ってくれた。そんなこともあり、いっそう感激した。
慰霊碑の前には宇賀岳古墳があるけれど、中には入れなかった。古墳時代後期の装飾古墳とか。

松橋神社

S0060254_R20日、松橋(まつばせ)神社。
母の両親や兄弟達の墓参りの後で、母の結婚前までのことを知っている3つ年下という85歳のK子さんに会いに行った。母が洋裁学校に通っていたので、この人も、後からそこに通ったらしい。母は謙虚だったので、若いときのことはあまり話さなかったけれど、昭和初期、松橋では有名な家で、すでに絨毯が敷かれ、ソファがあり、ハイカラでやり手の母親(私の祖母)は、町で知らない人はいないほど有名だったことも知った。
松橋神社は母の生家の目と鼻の先。母がいつもここに来ていたのだと思うと感激した。この大きな楠(クスノキ)を母も見上げていたことだろう。この歳になって初めて母の生まれ育ったところに立つことができて、不思議な空気を感じた。
やり手の祖母は雑貨屋さんをやっていて、お産婆さんでもあったけれど、雨の日、踏切に立っていたとき、傘を差していたせいか、ジーゼルの風圧に巻き込まれて轢死。その踏切も案内してもらった。顔以外は酷い状態で、当時のことなので、トタン板だったか雨戸だったか、それに遺体を載せて自宅まで運んできたという。私はまだ小学校にも上がっていなかった。田舎では、どこにも電話のない時代だったので、電報が来たのだろう。お母さんが亡くなった……と、母が4人の子供を置いて出かけた記憶は不思議と残っている。

鹿児島の発展

DSCF0331_R21日、鹿児島駅で、アミュプラザの観覧車。
駅が大きくなっているのは見当がついていたけれど、あまりの変貌に、姉と「凄い」を連発。
中学2年生の時、鹿児島から福岡市内に転校した。博多駅からタクシーに乗り、新居の大手門までタクシーで向かうとき、田舎臭い鹿児島とのあまりの違いに驚き、目に入る高いビルに、大都会だと感嘆したものだった。
それが、今回、磯庭園に行った後、天文館に降り、ぶらぶらしながら歩いて鹿児島中央駅まで戻る途中、ビルや大きな商店街の多さに、福岡より大きいんじゃないのと話した。凄い発展だ。かつて自分が住んでいた土地とは思えなかった。

はるか昔

DSCF0334_R21日、鹿児島中央駅の近くで、紅花常葉満作(ベニバナトキワマンサク)。
中央駅に降り、まずは、すぐ近くだったはずの住まいを見に行った。今は建物もなくなっていると聞いていた。そのあたりは空き地だった。角の歯科医院を覚えていたので目印になったけれど、歯科医院の名前を覚えていたわけではなく、未だにそこでよかったかどうか、100パーセントの自信はない。3つ年上の姉の記憶も曖昧だった。
そこから卒業した西田小学校を見行きたいと思ったけれどわからず、鶴丸高校に行ってしまった。優秀な進学校だ。姉と、こんな所にあったっけ? と顔を見合わせた。
西田小学校5、6年生でクラスは変わらなかったと思うけれど、クラスでは私を含めて3人が同じ先生にピアノを習っていて、その中のひとりはお手伝いさんのいる大金持ちだった。名前も覚えている。その人の家らしきあたりに、同じ名前の内科医院があり、彼女か兄弟が医者になったか、医者と結婚したのではないかと思ったけれど、推測の域を出ない。
道も広くなり、さっぱり地理がわかず、駅に戻って磯庭園行きとなった。

23年突破

DSCF0525_R22日、京都府立植物園で桜。染井吉野と思ったけれど、少しピンクが濃いので、違うだろうか。まだ硬いつぼみが一杯だった。
昨日、送られてきたテレビのDVDを見てみると、画像は悪いし、1回目の映像は入っていないし、何だ、これは……と思って、がっかり。また時間を見つけて、自宅で録画したものを見てみたい。1回目と2回目に放映されたものが、そのまま入っているとばかり思っていた。見た見た、と知り合い達から連絡が来るものの、私はまだ2回目をきちんと見ていないことになる。
仕事は、いつもながら、ゆっくりとしか進まない。10年前や20年前のスピードが信じられない。
23日は処女作が出て満23年目だった。30年目が来るだろうか。

山茱萸(サンシュユ)

DSCF0607_R22日、京都府立植物園で山茱萸(サンシュユ)。
先日、花と実と一緒についている山茱萸を載せたけれど、花の季節は実のないのが一般的。
今年は私にとって山茱萸の当たり年。鎌倉でもずいぶん見たし、京都では宝ヶ池でもたくさん咲いていた。

遅い梅

DSCF0529_R例年より遅い梅。これも京都府立植物園で。あまり人がいないので嬉しい。
行った順に載せていると花の時期が大幅遅れになるので、季節的なものから、しばらく2枚ずつ。数枚一緒に載せられるといいけれど、機械オンチで、そんな技術がなく……。
21日発売の「特選小説」5月号に、「赤い海」を掲載している。

紅白梅

DSCF0460_R23日、京都の府立植物園で紅白梅。
梅林もあるけれど、入口近くのもの。白、ピンク、紅と、微妙な色の違いで咲きほころんでいて、この日は小雨ということもあり、ひときわ綺麗だった。
この時期、人は少なく、桜の頃の賑やかさがないだけに、落ち着いて見られ、今が行きどき。広大な植物園を独り占めという感じ。

「淫惑」発売中

IMG_0030_R留守をしていたので宅急便の再配達をしてもらい、22日に発売になった本を手にした。
竹書房ラブロマン文庫「淫惑」は、6人によるアンソロジー。
私は「春宴」を載せている。

鹿児島のコブシ

DSCF0373_R21日、磯庭園で辛夷(コブシ)の花。
ブログに取り入れることができたので、もう1枚。
下の写真と同じ木。
左を少しカットして載せたいけれど、そんな器用なことはできない。
あまりの機械オンチで、未来に生まれ変わるのが今から不安だ。

桜島とコブシの花

DSCF0376_R21日、鹿児島の磯庭園(仙厳園)で、辛夷(コブシ)の花と桜島。
鹿児島駅に着き、すぐに、小学校5年生から中学2年の1学期まで住んでいた場所に行ってみた。すべてが変わり、かつて住んでいた宿舎はなく、浦島太郎状態だった。
この日は頭痛で、朝から動くのは諦めたがいいかと思ったほど。どこかで横になりたいと思うほどで、鎮痛剤がなかなか効かず、歩くのがしんどかった。11時と1時に薬を飲んで、2時過ぎにやっと治まってきた。ひとりなら、歩くのは諦め、横になる所を探しただろうけれど、姉がいたので何とかつきあった。
磯庭園でも相当きつかった。
今日は夕方からブログをやっていたのに、写真をここに取り込むことができずに、もう諦めようとして、やっとできた。タダでさえ雑用が多く、今朝は5時に就寝という徹夜だったのに、これではいくら時間があっても足りないはず。
5時に休んで10時半に友達の電話に起こされ、また眠って、午後1時半の起床だった。それから、日曜もやっている郵便局に行って買い物。
あと3時間で、また1日が終わる。参ってしまう。

宇宙人に再会

DSCF0691_R昨日、京都府立植物園で、アリストロキア・サルバドレンシス。
2009年12月12日にも載せたけれど、この宇宙人のような植物に会うのが楽しみだった。2009年より数は少なかったけれど、見られてラッキー。
気づかないで通り過ぎる人達に、私と姉が、これを見るようにお節介。みんな驚いて写真を写し始めた。めでたし、めでたし。せっかくここまで来ていて、こんな珍しいものを見ないで帰るなんて損。
熊本、鹿児島より後の写真を載せてしまったけれど、これは、やっぱり一番に載せたい写真。新しいカメラ、富士フィルムのX10で撮ったもの。
今回、試験的なものになったけれど、知らずにどこかを触ったらしく、連写になったりして慌てたり。まだシャッターを押すのが精一杯。パソコンで拡大してみると、がっくりというのがたくさん。それに、写真をブログに入れるのも大変。いつになったらスムーズに操作できるようになるだろう。

花ざかり

67c916e8.jpg昨日、京都の左京区、宝ヶ池近くの公園で山茱萸(サンシュユ)。
どこも山茱萸が満開で見事だったけれど、花と実のついた木を見たのは初めてで、歓声を上げてしまった。
この後に行った府立植物園の大きな山茱萸の木々も花ばかりで、実の残っているものはひとつもなかった。
春黄金花(ハルコガネバナ)とも言うけれど、まさにそんな感じ。
博多、熊本、鹿児島、京都とまわって、さっき帰宅。
今回はハガキ1枚書く暇がなく、友達に電話1本できなかった。
新しいカメラは色が鮮明。
今日は間に合わないので、ケイタイで撮ったものを。

行ってきます

06beef45.jpg先月、テレビ東京の控え室で。
あと3時間ほどで出発。
飛行機があまり好きではない私は、新幹線で5時間かけて博多まで。名古屋で姉と合流するので退屈しない。
今日は父に会い、母の墓参りをして、明日は弟の車で熊本の母の両親、私の祖父母の墓参り。その翌日、鹿児島まで行けるといいけれど……というところ。
最終日、京都1泊して23日帰宅。
あれもこれもと思い、同じところでじっとしていられる贅沢な旅がなかなかできない。
慌ただしいので、パソコンは持って行かない。
ブログは3日休んで23日夜から。
では、行ってきます。

風邪に用心

b568a19f.jpg3日、大船植物園で、ラナンキュラス・リビエラフェスティバル。ラナンキュラス展をやっていたので覗いてみると、変わったものがあってびっくり。花の中の緑が葉っぱのようだと思っていたら、花の中心が葉に変化した、ここ数年ぐらいの新しい品種らしい。世の中、珍しいものが色々あるし、色々と生まれてくる。
今日は正午から渋谷で全身MRI。服を着たまま横になっていればいいだけなので楽チン。これが最高。
終わったら知り合いの絵の展示会に、新宿や立川に寄ろうかと思っていたけれど、昨日は夕方から喉が少し痛くて慌てた。今冬初めて風邪薬を飲んでみたり、早めにお風呂に入って横になったり。何とか朝には治まっていてホッとした。明日から九州なのに、今、風邪を引いたら大変。初めて個展を開く同人誌時代の知り合いには申し訳ないけれど、自分の体を優先しなくてはと思っている。
Profile
      わたしです

日本ペンクラブ会員
日本文芸家協会会員
日本文芸家クラブ理事
サーチする:
Amazon.co.jp のロゴ
Archives
Categories