
大好きな徳間文庫の「蜜色のときめき」の後半に、ここの、このピラカンサが出てくる。ひとり京都に来た沙夜子が、ここに立って、これを眺め、思いもよらぬ行動をおこす。それはある人への電話。
これが、小説に出てくるピラカンサそのもの。「蜜色のときめき」がお好きな方には、東寺でこの時期に、実際に、このピラカンサを見ていただきたいもの。沙夜子が眺めたピラカンサはこれ。
昨日は、幼友達が勤めている病院院長の稲葉哲郎氏の個展を見に、銀座の新井画廊まで行った。なかなか素晴らしい絵で、好みの感じでよかった。熊本から稲葉氏の奥様もいらしていて、幼友達の奮闘ぶりを聞いた。きちんと仕事をこなすだけでなく、なかなかの良妻賢母と聞き、嬉しかった。
夜になると寒気がするので、薄いままの羽根布団のせいかと毛布を出した。体温を測ってみると35.2度。低体温のせいだろうかと思って、ともかく休んだものの、今朝は36.2度。私の平熱より高い。風邪の引きはじめかもしれない。まずい、まずいと、今のうちに薬を飲んでおくことにした。
今日は外出しなくてもいいし、ずいぶんと頑張れそうだと思っていたものの、まずは治してからでないと、悪化すると困る。喉もちょっとおかしかったし、このところ眠い眠いと思っていたのは、風邪を引かないようにと、体が要求していたのかもしれない。今日で10月も終わりというのに大変だ。