「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2009年10月

「妖炎奇譚」投票結果

77f0fdbd.jpg鎌倉の長谷寺で。野菊が綺麗な季節。
今日で10月も終わり。またも、あっと言う間だった。
7月末に出た祥伝社文庫のアンソロジー「妖炎奇譚」は人気投票があり、気になっていたけれど、私の「紅い櫛」が1位だったとわかり、最悪だったらいやだなあと思っていただけにホッとした。読んで下さった方、投票して下さった方、ありがとうございました。

完食

d0491d38.jpg鎌倉の長谷駅の近くの収玄寺で緋合歓(ヒネム)。毎年、この合歓の木(ネムノキ)に会うのも楽しみになった。
昨日は銀座のこじんまりした落ち着ける店で、3人の編集者と11月6日に出る徳間文庫「あなただけを 七つの疼き」の打ち上げで、懐石料理。全部は食べられないだろうと思っていたのに完食。自分でびっくり。
それからバー「花暦」に移動して、おおいにくだけた話が弾み、楽しかった。
帰宅して届いていた手紙を読んだり、メールを返したりして午前2時過ぎの就寝だったけれど、今日は元気。昨夜、エネルギーをもらえたようだ。
今日は雑用を済ませて正午になってしまったけれど、体調がいいので嬉しい。まず「小説NON」連載のゲラを返して、「特選小説」短編に入る予定。

竜胆

21ea8ac2.jpg22日、鎌倉の浄妙寺で竜胆(リンドウ)。
歩いていると、足元がぱっと明るくなるほどの鮮やかな色だった。
思わず立ち止まってしまった。

今ごろ時計草のつぼみ

0cf413b4.jpg鎌倉の浄妙寺の石蕗(ツワブキ)。石蕗があちこちで見られる季節になった。
昨日書き上げた「問題小説」2回目の連載50枚を、今、送った。
昨日は「小説NON」のゲラが届いたけれど、これから、雑用や今夜の用意。どの着物にしよう。いつもなら出掛ける前日に着物も帯も決めているのに、忙しくて時間がなかった。吊してある中から適当に。
ずっと咲かなかったので、また来年かと思っていた時計草のビクトリアが、つぼみをつけているのを見つけてびっくり。ちゃんと咲いてくれるのだろうか。冷えるので、外から慌てて室内に入れた。環境を変えていいものかどうかわからないけれど、つい過保護になってしまう。

サナギにそわそわ

e443b82b.jpg15日、鎌倉の長谷寺で。少し写っている葉っぱから、藤袴(フジバカマ)ではないかと。鵯花(ヒヨドリバナ)と迷うところだけれど。アサギマダラが美味しそうに蜜を吸っていた。
昨日、宅急便に紛れてやってきた緑のサナギは大きいので、揚羽蝶くらいの大きさかもしれない。蝶になる日が来ればなあと楽しみだけれど、生死の不明。どこに置けばいいかも迷うところ。日に当てたがいいのか、日陰がいいのか、室内がいいのか、外がいいのか。しばらくそわそわ。
今朝の宅急便は、モノカキの知り合いの友人から、南米出張のご主人が買ってきたというコーヒーとチョコレート。
毎日、毎日、いただきものばかりで申し訳ないような。さっそくコーヒーを淹れているところ。
昨日中に連載の1回分を書き終えるつもりが、まだあと10枚。参る。明日は11月に出る本の打ち上げで銀座だから、それまでに仕上げないと。

月桂樹にサナギ

ef8a35a1.jpg15日、鎌倉の大巧寺で、みごとな莢迷(ガマズミ)の実。秋は木の実がたくさんで楽しい。
朝から宅急便。何と9月末に朝日新聞に朝顔のことで投書をされていたT・Aさんから。すぐにたよりが行き交うようになり、私がベランダの朝顔の種を送ったので、お礼とのことで、彼女の家ではまだ咲き続けているという朝顔の種と、ご主人が収穫されたという大きなサツマイモと柿に、みずみずしい月桂樹の葉だった。何と、その月桂樹に青いサナギがついていてびっくり。おそらく気づかずに送られたのではないだろうか。どんな蝶になるのだろう。サナギになっているからには、もう栄養はいらないと思うけれど、生きているのかどうかよくわからない。配達途中で死んでいないといいけれどと願いながら、冬越しをして誕生までを眺めてみることにした。
明後日は打ち上げの食事会。それまでに短編を書き終わらないと。

雨の日

083e3350.jpg22日、浄妙寺の杜鵑(ホトトギス)。
この杜鵑はやさしい色と形をしている。
杜鵑も黄色に白にと、色々あるけれど、これは「桃源」に近いのかもしれない。
今日も雨。冷える。
こんな日は集中力がアップするような気がするので、そんな気がするうちに仕事をしなければ……と思ってしまう。
来週から11月。早すぎる。

浄妙寺の猫

e88362f4.jpg22日、鎌倉の浄妙寺で。
北鎌倉の明月院の猫も可愛がられているけれど、ここの猫も可愛がられているようで、よく慣れている。
もう1匹など、拝観券の支払い窓口の横に座っていた。写したけれど、フィルムを撮りきっていないので、またの機会に。

大文字草の季節

ec985ecb.jpg鎌倉の長谷寺で大文字草(ダイモンジソウ)。
大文字草の季節だ。
大文字草は白が多いけれど、ピンク、緋、八重など、実に様々のものがある。
雨。今日、神奈川は参議院議員補欠選挙だ。夕方までには行くつもり。
それまで短篇続き。
今日は体調がいい。ここ数日、よく眠ったからだろう。

昼寝のしすぎ

d7f14396.jpg15日、鎌倉の長谷寺の杜鵑(ホトトギス)。
今朝、ベランダの杜鵑も咲いた。うちの杜鵑の咲き始めるのはこんなに遅かったかなあと思ってしまった。いつも育ってくると強風にやられていたので、今回は台風のとき、室内に入れておいて助かった。
昨日はやる気があったつもりだったのに、1時間ばかりと昼寝をしたら、3時間も眠ってしまった。いくらでも眠ってしまう。結局、今朝の3時まで仕事をした。
というわけで、10時にやっと起きてきた。
今日は仕事日和のようなので、頑張ろう。

バースデーの薔薇

82ee121f.jpgバースデーの13日、昨日の薔薇より少し時間が経ったときに写したもの。
ベランダの花までお祝いしてくれて、本当に嬉しかった。
誕生日というのは自分がお祝いされるより、両親にお礼を言う日だけれど、やっぱり、生まれた日は嬉しいもの。

静かな鎌倉

81a79028.jpg誕生日に咲いてくれたベランダの薔薇。ややボケいるけれど。あれから10日。まだ咲いている。そろそろ切ってあげなければ。
昨日発売の「問題小説」11月号はは新連載<夕化粧>開始。6回予定。同じく昨日売日の「小説NON」の<蜜競い>は連載4回目。6回予定。
昨日は朝から軽い頭痛だったので、鎮痛剤を飲んで鎌倉に。電車に乗る前から引き返そうかと思ったけれど、行ってよかった。頭痛は治り、元気になった。1時間半ばかり浄妙寺と報国寺を散歩して戻ってきた。どちらも十月桜が咲いていた。人が少なくてよかった。北鎌倉は大勢の観光客が降りていたので、鎌倉の奥の方がいいだろうと思った。
ちょっと鎌倉に作品のヒントを得た。

超スロー

6500725e.jpg先月、白川郷で洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ)の実。この近所にも生えているし、どこにでもあるけれど、この実を見ると、つい撮りたくなってしまう。
何だか怠くて、どうもやる気が起こらない。ただ、今は、パニック障害が出るような焦りに繋がらないので安心している。体がゆったりを請求しているのなら、従うしかないなと思ったり。超スローペース。
先日、19年前の作品をゲラで読むことになってしまったけれど、そのハードさと展開の面白さに、元気だったなあと、我ながら感心。今の書き方とは確実にちがう。エネルギーも少なくなり、徐々に変わっていくのは当然かもしれないけれど、言葉を忘れるのには閉口する。あれは何だっけ……? という具合に、しばし考え込んだり。まずい……。

あと10日

3c1bcaf5.jpg先月初めの白川郷で、稲刈り前の田んぼと、手前のピンクの花はマンデビラだろう。このマンデビラ、最近、目にするようになった。5月〜11月までと花期が長いので、まだ咲いているところもあるだろうし、植えるにはよさそうだ。キョウチクトウ科の蔓植物。
午前2時のオリオン座付近を眺めたけれど、15分くらいで退散。今夜の11時頃がピークらしいので、今夜の楽しみに。流れ星は一瞬のものもあれば、ゆっくりと1分以上かけて流れるものもあるらしい。ということは、私が見たのは衛星ではなく、やはり流星だったのかもしれない。もっと流星の勉強をしておけばよかった。
朝から怠い。もう少し頑張らないと。今月も後10日しかない。後10日もあると言えるゆったりした心境になりたい。人間が小さい……。

オリオン星座流星群

775d3dcd.jpg先月初め、岐阜の相倉(あいのくら)集落。
ここからなら流れ星もよく見えそう。
今週はオリオン星座流星群がたくさん見えるというので、昨夜から楽しみにしていたけれど、零時頃は雲があって、何となくぼんやり。でも、今朝の4時半頃はいかにも秋という綺麗な空で、星が鮮明だった。オリオン星あたりをじっと眺めていたら、動いた! と思ったけれど、流れるというよりゆっくり動いているようで、衛星だったのではないかと思ったり。今夜も見たい。次によく見えるのは70年後なら、もう絶対に生きてはいないので。でも、風が強くて寒い。厚着してベランダ出ないと風邪を引きそう。
短編、今週に仕上げたいのに、なぜか集中力がない。

艶戯

055131f6.jpg明日発売のアンソロジー「艶戯」。
竹書房ラブロマン文庫より。
私の作品は読み切り連載で、後1回書けば長編に。
来年後半に出ることになるかもしれない。

チューリップを植えた

5348492d.jpg近くの川沿いで、夏に撮った姫辛夷(ヒメコブシ・または、四手辛夷とも)の実。実といってもこれは袋果で、この中に種が入っている。今ごろ、真っ赤になって弾けているのでは。春の花は可憐なのに、袋果はグロテスクで恐い。
昨夜は久々にフグを食べに行き、さっぱりしたてっさや焼フグや鍋をいただいた。
帰りに土と鉢を買い、今朝はいただいたチューリップと、買ってきたチューリップを植えた。チューリップを植えるのは初めて。また球根が増えたら友達に送るつもり。一軒家の人は土地があって羨ましい。
また1週間、頑張らないとなあと、元気になったところで仕事開始。

やれやれ

54acbb72.jpg何の実だろう。先月、明月院の洗面所の前の鉢植えで発見。綺麗な青い実は瑞々しいけれど、紅くなったものはしぼみぎみ。来年はどんな花が咲くか気をつけて見てみよう。
零時過ぎにゲラが終わり、今朝は8時前にエクスパックで投函。やっと次の短編に移れるけれど、またくたびれてしまった。やや頭痛で鎮痛剤を飲み、もう少し休もうかと思っているけれど、宅急便が来るので気になる。
今月もあと2週間。マンションの周囲の木々の葉が、あっと言う間にはらはらと散るようになった。いつもこんなに早かったかなと、首を傾げている。落ち葉を掃除してくれる人がいるけれど、1時間もするとまた一面に散っている。
秋が深まるのが早く、春の訪れが早い気がしている。

寝坊

a8510aa3.jpg9月21日、北鎌倉の円覚寺で山茶花(サザンカ)。もう山茶花だと思っていたら、今月15日、鎌倉の大巧寺(だいぎょうじ)では、早咲きの椿、西王母が盛りだった。そして、まだ咲くはずのない11月頃からの隠れ磯も咲いていた。椿の季節になりつつある。
休んだのが午前1時半とはいえ、今朝は10時まで寝ていた。いくらでも眠れる。やっと400枚のゲラを見はじめた。今日で終わって、早く次の短編を書き始めないと。

あれま、頭痛

1575f122.jpg先月21日、鎌倉の寶戒寺の睡蓮鉢に咲いていた。アナカリスは花びらが3枚のはずだし、これは一体何という水中植物だろう。水中の一輪草という感じ。小指ほどに小さくて可愛いので嬉しくなり、何とか写してみた。
昨日は朝から疲れていて軽い頭痛だったので、気分転換に鎌倉の長谷に行き、正午に着いて2時には鎌倉を発って戻ってきた。そのときはよかったのに、徐々に頭痛が酷くなり、7時にはダウン。酷くなって飲んでも効かない鎮痛剤を飲んで横になって2時間、体温は私の常温になってしまった35.8度で、インフルエンザではないと、ホッ。血圧は最近は上が110で落ち着いていたのに、143。これだと頭痛の原因だろう。
頭がすっきりしないので、再度、零時前に鎮痛剤を飲んで休んだ。今日までは、ちょっとゆっくりと仕事しよう。調子がいいと、ついつい、今のうちにと思って仕事してしまうので、結局、躰が悲鳴を上げてしまう。体力がないので情けない。
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