「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2009年04月

4月も今日まで

735d38bd.jpg22日、近所の川縁の藤と難波茨(ナニワイバラ)。
まだ京都の写真も残っているのに、春の花は次々と咲いて、載せるのが追いつかない。
豚インフルエンザがついにフェーズ4から5に。
喉の痛みが続いている。ただし、熱がないので、豚インフルエンザでも、ただのインフルエンザでもないだろう。昨日は意外と雑用が多くて、あまり仕事は進まなかった。
今日で4月が終わる。早いなあ。

奈良井宿

81d1427d.jpg25日の雨の奈良井宿。
昔の面影を残す建物が1キロも続いている。
中山道34番目の宿場町。
ちょうど京都と江戸の中間あたり。
木曽路一の賑わいだったとか。

二百地蔵

2a214cca.jpg25日、木曽の奈良井宿の二百地蔵。
今回、奈良井に行った一番の目的はここ。八幡宮の階段を右に折れてここに来るのだけれど、階段の数が気になった。行ってよかった。「数段上って右に」と書いていたけれど、20段近く上って右だった。地蔵の前に雪柳も咲いていたし、ラスト場面が、最初とはまったくちがうものになった。担当も気に入ってくれたようだし、これでわざわざ出掛けたことが報われた。
昨日の夕方から猛烈に喉が痛い。風邪薬を飲んで早めに休んだけれど、痛みは変わらず、風邪のよう。熱もなく、頭痛もなく、喉だけ。今月か先月か、担当編集者のひとりも喉をやられて大変だったとメールが来たのを思い出し、それと同じだと思った。治まるのか酷くなるのか……。
今日から80枚短編開始。巷の大型連休は、毎年、モノカキには、まったく関係なし。

青木の雌株

9d559753.jpg6日、京都の植物園で、青木(アオキ)。
ナナナント、雌株に花が咲いていて、横に実もついていて、不思議だな〜と思った。今までよく観察していなかっただけで、こんなことは珍しくないのだろうか……。
この木の他の枝も、そんな感じだった。花が終わって実のはずが……。
2月に暖かかったので花が咲いて、それが実に育っていたけれど、一時冷えたので、また横から花が咲いて、こんなことになったのだろうか……???

雑用の日か

774d2c4b.jpg下の辛夷(コブシ)のアップ。
昨日は、夜中に、やっと見直した作品を出して、やれやれ。
夏が舞台だったのを春にして、ラストも変えて、使うはずの小道具はひとつ抜いて……と、まあ、ずいぶんと変えた。まともに書くと80〜100枚はいるとわかり、削って削ってというところ。何だかなあ……。
わずか65枚に、こんなに時間とお金をかけるとは。
今日は頭を休めながら、写真を出しに行ったり、買い物したりもする予定。京都から戻ってきてから3週間、ほとんど外に出ていないし、手紙類も山。懇親会やパーティ出欠のハガキさえ溜まっている。京都の整理もしていないし、雑用で忙しい1日になりそう。

辛夷(コブシ)

978aa1f3.jpg6日、府立植物園で辛夷(コブシ)満開。
これも一番いいときだった。
今回の木曽路でも、京都より3週間遅れでコブシが満開だった。
花々の満開を追っているようで、贅沢な気がする。

虹が出た

bd4b7454.jpg6日、府立植物園で沢小車(サワオグルマ)。
昨日は帰り、茅野市の杖突峠で十割蕎麦を食べていたら、目の前に大きな虹が出て驚いた。今まで見た虹で一番近い距離だった。すぐそこという感じ。これは縁起がいい(?)。
今のマンションに越してきたときも、まもなく天空に架かる大きな虹が出て驚いた。日本一高いランドマークタワーなどもすっぽりと包まれていた。2005年6月25日のブログに載せている。それが、今まで見た中で、一番大きな虹。今回は一番近い虹。自然は凄い。
25日夜、宿で仕事のことを考えながら横になったら気が狂いそうになって、薬を飲んで休んだけれど、翌朝は雪で意識が覚醒したし、帰りは虹で嬉しくなった。何とか頑張ろう。

水芭蕉

2e98c24a.jpgまだ昨日の写真を出していないので、6日の府立植物園で水芭蕉。
今年は水芭蕉は時期が過ぎて見られないと思っていたのに、咲いていて、わっ、今年も見られたと嬉しかったけれど、何と、昨日、宿の前にも咲いていた。日本は狭いようでいて、気候は実に様々。
木曽路は、北海道とさして変わりない植物環境のような気がしてしまった。そろそろ北海道に桜前線が北上しているだろうけれど、木曽路も今が桜や桃なのだから。小さな梅林の梅の花まで見てしまった。
ともかく、この時期、雪が降るのだから凄い。

桜と雪

44a9257e.jpg6日、府立植物園で雪割草。
今、帰宅。
長野に行って驚いた。桜や桃は満開。またまた春を満喫できた、今年は何と贅沢な……と思っていたら、今朝は起きると宿の外は雪が降っている。地面は真っ白。
昨日の夕食の時、宿の人が、近くのどことかは雪ですよと行っていたので、へぇ〜と驚いていたら、今朝は実体験。朝の雪見風呂となった。これは凄いと驚いた。
泊まったのは奈良井宿ではなく、開田村の日本秘湯を守る会の「つたや季の宿 風里(かざり)」。
昨日、奈良井宿に着いたときは雨で、ずっと雨にたたられたけれど、雪もあり、帰ってみると植木はカラカラで、こちらは晴天だったのか。強風で植木も倒れていた。
先日、初めて実物を見て嬉しかった「浦島草」の鉢植えを持ち帰った。立派なもの。来年はどうなるかわからないけれど。
さあ、明日から忙しい。
書き上げた作品を一部変更することにしたので……。

いざ、奈良井宿へ

170ae6ef.jpg6日、府立植物園で庭梅(ニワウメ)。
これも満開のいいときだった。
短編を書き終えたところで、その舞台の奈良井宿へ、これから急遽、取材へ。
1泊して戻ってきます。

ついに浦島草に出会った

2f8c7ac3.jpg6日、府立植物園の野草の地域で、この浦島草(ウラシマソウ)を見つけたときは嬉しかった。図鑑では知っていたけれど、実際に見るのは初めて。花穂のところから伸びている長いものを、浦島太郎の釣り糸に見立てての名前。テンナンショウ属は面白くて好き。同じ仲間の烏柄杓(カラスビシャク)も、先週、近くの高校の花壇の隙間から一気に伸びてきた。
やっと今日で短編ひとつ終わる予定。でも、気になるので、もしかしたら、明日、舞台にした長野の奈良井宿まで行ってみるかもしれない。遠いなあ……。天気が崩れるようで、どうなるやら。
そう言えば22日発売の祥伝社「小説NON」5月号の短編「五色の椿」に、法然院と霊鑑寺を出しているけれど、そのうち文庫のアンソロジーに入るのでは。

ミツバツツジ

72dde912.jpg6日、府立植物園の三葉躑躅(ミツバツツジ)も、一番いいときだった。
花の少ない所、樹木だけの所などでで咲いていると、ピンク色がパッと目立って、思わず足早に近づいてしまう。

もう一息

3abb6182.jpg桜前線も青森まで伸びたとか。これは7日の三条大橋近く、鴨川沿いのしだれ桜。
こちらは終わったようでいて、まだ遅咲きのぼってりした八重は今が季節。今の内に桜を載せておこう。
腰は少しずつよくなってきているので、やはり圧迫されて傷ついた神経が治るのに時間がかかっているのだなあと、勝手な解釈。
京都の整体院で、私は整体の半プロと言われてしまった。先生と話しながら整体を受けていただけだけれど。そして、終わったとき、私のやっている足踏みを患者さん達に勧めようとも。私ほど躰に気を遣っている人も少ないとも言われた。いつも何だかんだと具合が悪いけれど、精いっぱい健康に気をつけているということだろうか。
短編60枚はもう一息。とはいえ、明日までかかるかもしれない。ま、いいか。

カタクリの花

3367b80e.jpg6日、京都府立植物園の野草の地域で、何と片栗(カタクリ)の花を発見。今年は時期が過ぎて見られないと思っていただけにラッキー! と思ってしまった。
大伴家持が万葉集で「堅香子」と詠っているのが、このカタクリとかで、日本に昔からあるもののよう。
ところで、葛湯のカタクリは誰でもよく知っていると思うけれど、花も葉も食用になるのは知っているだろうか。
京都から戻ってきたら、スーパーにカタクリの花つきの束が売っていて、おひたしなどにとなっていた。花を1輪見ただけでハッピィと思っていたのに、束になって売っているとは……。葉に触れると少し硬そうだし、花は黒くなっているし、どうしようと迷ったものの、ふた束買って、さっと熱湯に通したら、想像以上に柔らかく、花までいい色になった。これを、かつおだし醤油でいただいたら甘くておいしく、また来年出たら、大量に買いたいと思ってしまった。

花一杯の川沿い

6a4c9b79.jpg6日、府立植物園でツリパ・ポリクロエと書いてあった気がするけれど、インターネットで調べても出てこない。ツリパ・サクサティリスのような気もするけれど、ほんの少し違うのかもしれない。ともかく、ツリパ属のチューリップと思っていたら間違いないだろう。花はちょっと品種改良されても名前が違ってくるので難しい。開ききったものを真上から写すのも面白い。
昨日は大雨だったので、雨上がりの近くの川沿いの花を見てきた。藤は過ぎようとしていて、椿は咲いているもののずいぶんと落ちていて、桜は八重が見頃のものもあったけれど、地面がピンク色になるほど散っていて、オダマキはたくさん咲いていた。姫空木(ヒメウツギ)も満開で、なぜか紫紺野牡丹(シコンノボタン)が、去年からひとつ咲き残っている感じで、カラー、浪速茨(ナニワイバラ)は最高で、書ききれないほどの春の花で一杯だった。歩いて5分。腰の様子見もかねて、一石二鳥。
昨日は、しゃもじのようなハナアナナスの茎から、昼間まったくなかった1センチほどの紫の串のようなものが出ていて、つぼみだと嬉しかった。午前2時には開いておらず、今朝、2輪開いていた。これは3日ほどでしぼみ、また次が出てくる。とても面白くて楽しんでいる。早く写真を載せたいけれど、まだ37枚のフィルムを撮りきっていないので。
さあ、仕事。短編残りはスムーズに書けるはず。

コトラちゃんと

e15e7419.jpg5日、友達と夕食前、コトラちゃんとの写真を撮ってもらった。
コトラは何回、このホテルに泊まったやら。
荷物は宅急便で送っても、コトラちゃんはいつも往復新幹線で私といっしょ。

黒椿

389e832e.jpgこれは北鎌倉の円覚寺で3月16日に写した黒椿。これぞ、黒椿の色と思うけれど。
黒椿は霊鑑寺にもあったけれど遠くて写せず、茅ヶ崎の氷室椿庭園にも咲いていたけれど、やはりうまく撮れなかった。それで、下の椿を載せたこともあり、いちおう、これを載せてみた。
仕事は何とか進んでいる。早く終わればいいけれど。
近くの藤の花は、どこも満開。早すぎる!

黒侘助?

fe9f4e93.jpg6日、京都府立植物園で「黒侘助」と書いてあったけれど、もう少し色が黒くないとおかしいのではないかと思ったり。
けれど、なかなか上品で、この椿の前で絵を描いているおばさまがいらした。
この椿は、竹久夢二の描いた椿によく似ている。
夢二の絵から抜け出してきたよう。
夢二は京都にも住んでいたけれど、あの椿は、いつどこで描いたのだろう。

なかなか完治せず

90d9eaed.jpg6日、京都府立植物園で、桜の「太白」。桜も様々な種類があるので、咲く時期も異なり、これは今からというところだった。
短編はスタートしたものの、まだゆっくり。これからスピードを上げないとまずい。
体調の波がある私は、いつも快調と不調を繰り返していて、今はよくないときのようで、胸痛、低体温、頭痛、おまけに腰痛と3拍子も4拍子も揃っている。
腰は今までと違うズレ方か歪みのようで、このくらいなら自分で治せるはずなのに、まだ毎日シップしている。もしかして、京都で朝まで疼いて眠れなかったとき、神経を相当圧迫してしまって、その神経の傷が治りきっていないのではないかと考えるようになった。歩けるし、体の正中線も歪んでいないし、他に考えられない。それにしてもいつになく長すぎる。
昨日は、整体を予約しようと思ったのに、今日になると、ま、もう少し様子を見ようなどと考えている。新宿に出る時間が惜しい。書き始めた短編を早く終わらせて、次を書き始めないと……というところ。

桜と雪柳

38f9aaad.jpg6日、京都府立植物園の桜と雪柳の満開はこんなふうで、間に見える紅いのはチューリップ。
空は青いし、日焼けはしたものの、青空と桜のピンクのコントラストは文句なしだった。
この桜がずらりと満開で、木の下では多くの人達が宴会をしていた。とはいえ、お酒を呑んでいたかどうかは気がつかなかった。
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