「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2008年12月

よいお年を!

49d1f89b.jpg今朝、渋温泉の、この金具屋を出て、ただいま七味温泉に逗留中です。皆様、よいお年をお迎え下さい。

行ってきます

f63246a5.jpgでは、行ってきます。
横浜は上天気。富士山も奇麗に見えているものの、長野は雪でしょうね。
雪があるところを目指すわけですが。
のんびりできるといいですが。

今日は大変だ〜

baf41b02.jpg先月、北鎌倉の大覚寺、松嶺院で磯菊。
千葉にいたときはうちにも磯菊があったのに、そういえば、いつの間にかなくなっている。10年、20年と長生きするものもあれば、いつしか消滅しているものも……。
ベランダの紅侘助もたくさん咲いている。

明日の朝は長野へ。
今日1日、最低限しないといけないのは、書斎の片づけ、明日の用意、新聞連載続きの原稿書き……。大変だ〜。
大掃除して片づけたいのに、そんな時間はない。でも、このまま正月を迎えるのはさすがにいや。帰宅してがっかりしたくない。何とか頑張って動こう。

思い出の人達

d48baa4b.jpg季節外れだけれど、白い彼岸花を、今年亡くなった人達を想って。
早乙女貢さんからの年賀状は、筆で認められたものだった。宛名も印刷ではなく、すべて筆で。書も絵画もプロだった。絵の個展も見に行ったことがある。本の表紙も、ご自分で描かれたものが何冊も。
今年戴いた年賀状のネズミの絵も、ご自分で書かれたもの。それは印刷だけれど、筆で、たくさん言葉も書いて下さっている。文の最後の「幸いあれ」の文字を見つめて、もっと話したかったなあと残念でならない。鎌倉も「案内するよ」と言って下さったことがあったのに。

夜中まで年賀状を書いたけれど、まだ終わらない。10時間は書いたと思うけれど、私は悪筆なのに宛名が自筆なので時間がかかる。プリントは味気ないので。
仕事もしないといけないのに、焦る。

早乙女貢さん逝去

9fc3b292.jpg5月16日、シャルマンにて、早乙女貢氏と。
朝刊で、初めて早乙女貢氏が胃ガンで亡くなられたことを知った。新聞を開いて、大きな字が飛び込み、「あっ!」と大きな声を上げてしまった。愕然……。
23日の午前2時53分だったとか。82歳。
昨日の夜から公になったのだろうか……。
今年も終わろうとしているとき、またも大ショック。
11月末に某新聞社の編集者から、早乙女さんは連載も書ける状態ではなく、具合が悪いと聞いていた。
ハガキの1枚でも出さなければと思っていたけれど、こんな仕事の状態で、落ち着いて手紙も出せず、年賀状に体調はいかがですかと書こうと思っていた矢先。
5月に文芸家協会のパーティでお会いして、後でクラブシャルマンにということになって、いっしょに呑み、話した。
そのとき、鎌倉ペンクラブに入らないかという話をして下さったので、気に入りの拙著を送った。それから連絡がなく、その後、具合が悪いと知って、それで連絡がないのかと思っていた。まさか亡くなられるとは思いもしなかった。
5月のこのときもお元気そうで、いつものように颯爽とされていた。この後、文壇クラブの某店に行かれた。
またお会いできると思っていただけに、悔しくてならない。会ったこともない私を文芸家協会に推薦して下さったのが早乙女さんだった。
早乙女さんの作家生活50周年を祝うホテルの大広間のパーティ会場は、お祝いする人達で溢れ、車椅子の森重久弥さんなどもいらしていたのを思い出す。交友関係の広い方だった。
葬儀は近親者で済ませ、お別れの会は年が明けた2月4日とか。きっと大勢の人達が集まるだろう。

ショックだけれど、私は仕事しなければ。今日締切の短編50枚を、何とか出せる。それから年賀状書きに移り、明日は新聞連載の続きを少しでも書きたい。
今年は亡くなる人が、本当に多い。

まだ乗らない

a696f909.jpg詩仙堂の近くの圓光寺。
重要文化財などを陳列している建物から、庭の紅葉を。

今年は亡くなる人が多い。直接の知り合いは7名位。
会ったことのない有名人などの死も多かった気がする。
今日で短編を終わらせて、絶対に明日は賀状書きをしたい。
しかし、まだ乗らない……。
ラストで何とかなるのかならないのか……。
もうラストに近いというのに、トホホだ。



クリスマスイブ

1cd1a18a.jpg京都から戻って、北鎌倉。野葡萄の実が可愛かった。

今日はクリスマスイブ。
大不況の中、家で過ごす人が増えてきているよう。
私は仕事優先。相変わらず気分は乗らないけれど、明日ぐらいまでに何とか書き上げないといけない。26日締切は近づきつつある。
ケーキぐらい食べたい気もするものの、いただきもののお菓子が一杯の現状を考えると、買ってくるのはまずいし。
それより、まだ新聞連載も書かないといけないし、年賀状書きもあるし、一気に追われる身になった気持ち。
29日から年末年始恒例の旅行なので、今日を入れて後5日しか時間がなく、大掃除もできない暮れになりそう。少しは綺麗にして新年を迎えたいけれど、無理かも……。

お菓子の山

1233af72.jpg嵯峨野で見つけた可愛いお地蔵さん。
お地蔵さんはいい。心が和む。

ベランダの紅侘助、5つ咲いている。前回は今年の1月4日からだったので、2週間早い開花。春は少しだけ早いかもしれない。

ゲラは時間がかからず、すぐに終わって送り、短編続き。気が乗らず、なかなか進まない。
コーヒーがそろそろできあがる。それを呑みながら、やっと仕事開始。
昨日、熊本の幼友達から、今、熊本でいちばん売れているという、「ドーナツ棒」という、かりんとうの柔らかいお菓子がどっさり届いた。美味しい。その後、別のところから羊羹も。クッキー、チョコにゼリーに和菓子もあるし、ひゃ〜、凄いぞ、凄いぞというお菓子の量。来年まで食べ続ける予定。
とはいえ、体重や甘いものの食べ過ぎによる病気は気になり、毎日、お風呂に入る前に体重測定。今のところ、許せる範囲で48キロ弱。お菓子を食べたら、食物繊維豊富なクロレラを飲むようにしている。1日30粒。

暑い

44f41224.jpg1昨日と同じく、東福寺塔頭、光明院。
いつもは随意による寄付をして入るようになっているけれど、紅葉の時期だけは500円。

昨夜のクリスマスパーティは60人ほどだったか。いつものように盛会。椿の着物に猫の帯にした。道行は能衣装の生地で作ったものを。
パーティは5時からと、例年より1時間ほど早くから始まり、7時半まで。2次会は同じホテルの地下でだったけれど、昼間、年内に返した方がいい速達のゲラも届いていたし、短編も終わっていないし、前日まで体調も悪かったので失礼した。

ベランダの紅侘助が1昨日より咲き始めたのに、毎日強風で、あっと言う間に無惨な姿になってしまう。夜など、台風ではないかと思うほどの音。
それにしても暑い。暖房無しで書斎21度。半袖。今夜から冷えるというけれど。

谷底から脱出か

2b333570.jpg先月、京都で紅葉を見終わった後の楽しい夕食。予約が遅くていつものホテルには泊まれなかったけれど、食事の予約だけはでき、グランヴィアホテルで。友達とも姉とも、ここでいただいた。呑んでいるのは焼酎のお湯割り。

3〜4日、実に体調が悪かった。朝は胃の上の胸がどんより。生あくび。起きると頭痛……。鎮痛剤で騙していたけれど、仕事をしないで(できる状況でもなく)眠るだけ眠ったら、やっと今朝はよくなった。よくなって仕事開始だけれど、今夜は、たったひとつ出席予定しているクリスマスパーティ。2次会は遠慮したい。やっと普通に戻った体が不安……と言うか、大切にしないと、26日の締切があるし、年賀状も1枚も書いていないし。
谷底から脱出して、さあ、仕事。

ビッグイシュー販売員

15e92c5a.jpg東福寺塔頭、光明院。
まだ紅葉には早かったけれど、ゆっくりとできたので静けさが甦ってくる。

昨日は休養した方がいいかと、仕事をせず、本屋さんで大好きな江原啓之さんの本を4冊買い込み、読み始めた。せっかく本屋さんに行ったのに、自分の本の様子を見てこなかった。
帰りは、1日と15日発売のホームレス支援の「ビッグイシュー」(300円)を売っている横浜駅西口の、顔見知りになっているホームレスの人と話をしたけれど、「本が売れないんだよ」と言われた。この本というのはビッグイシューではなく、「世界一あたたかい人生相談 幸せの人生レシピ」で、ホームレスの人達が相談員という変わった人生相談。ビッグイシューには毎回載っているけれど。料理研究家の枝元なほみさんの料理も掲載。
5日に発売されたけれど、1月までの2カ月はホームレスの人達が先行販売し、1400円の半分を彼らのボーナスにし、2月から書店のみでの販売に。15日に言ってくれたらよかったのに、宣伝もしなかったので知らなかった。
買うからと言ったら、仕入れてくるからと言われた。そこにあった1冊を買おうとしたら、見本にしているのか「来週でいいから。来月でもいいし」と。商売下手だなあ。
本が売れないんだよと言われたとき、私もモノカキで本が売れないと困る職業なのと言ったら、どんな顔をしたかなと思うと、おかしくてならない。自分のそんな話はしたことがないので、適当なときに買い物に出る暇な主婦と思っているかもしれない。 

「禁惑」発売(アンソロジー)

ceda834f.jpg明日発売というアンソロジーが、さっき届いた。
竹書房ラブロマンス文庫「禁惑」。
9人によるアンソロジーなので、私は原稿40枚のみ。
連載形式で、次の回で終わり。
書き終えて1冊になってから一気に読む手もある……と書くと、まずいかもしれないけれど。
今年の本は、これで終わり。
某社の担当編集者が多忙すぎて、ついに今月予定の私の本を出せなかった。その分、来年、多めに出してもらう予定。

157−91!

3498e063.jpg金福寺(こんぷくじ)本堂入り口付近で。もう載せたものと思っていたけれど、まだだったよう。
これをアップしようとして気づいた。読んでいなかったのか、間抜けでアル。
中央の水の穴を「口」の字に見立てて、周りの四文字を読むと「吾唯足知(吾、ただ、足ることを知る)と読める。
古いお寺をまわると、あちこちの手洗鉢に、この「唯吾知足」の文字が刻んである。竜安寺の手水鉢などにも。これは、釈迦が説いた「足るを知っている者は、貧しくても富んでいる。足るを知らない者は、富んでいても貧しい」ということ。
本当にその通り。人の欲望には限りがない。今の自分を満足するのが、いちばん豊かなこと。

いつものことながら、体調の変化に富んでいる私。昨日は頭痛で、ほとんど仕事しなかったけれど、夜になると鎮痛剤を飲んでも効かず、ナナナナント、血圧が急上昇。ジェットコースター並み。数年前は上が100ないときもあるという低血圧気味だった私が、昨夜は140−80にびっくりして、まずい、人生最高血圧だと思ったのもつかのま、11時には157−91。このときは、明日の朝は来ないかもしれない、昇天かと思った。また人生最高血圧を記録。お風呂に入ったらまずいと、徐々に下がってきたものの、そのまま休んだ。
今朝は120−80。上が120もない私には、いつもの血圧よりは高いけれど、これなら平均的だろう。200以上になる人も多いらしいけれど、いつもがいつもなので、160近いのには、アゼン、ボーゼンだった。
山あり、谷ありで、もの凄い体だ。どうしてこうなるのか見当がつかない。無理がきかないなあ。まあ、今日は元気に過ごせるだろう。

冷蔵庫は一杯

43f500c8.jpg嵯峨野の二尊院。
先月16日、18日と行ったのに、ここでは何枚も写真を撮ってしまった。……と書いて、ああ、一カ月も前のことなのだと、またも日々の過ぎゆく速さにアゼン。

昨日は、1昨日に書き終えていた「問題小説」連載の3回目をやっと出し、雨なので外出もせず、たくさん手紙を書いたり。
もう3日、外に出ていない。今日は天気がいいので少し出てみたい。冷蔵庫はいただき物で、あれこれ一杯。というわけで、買い物にも行かないなら行かなくていい状況。いただきもののお菓子も一杯。ブーちゃんになると思いながらも、せっせと食べ続ける私。おそらく年内には食べ終えることができないだろう。
アンソロジー短編50枚の書き出しも、ぼちぼち。締切に遅れない程度に無理しないで書こうと思っている。

雲も面白い

d289c4fe.jpg写真ではあまりわかないけれど、富士山の方向にこの雲が出ていた先月26日の夕方、不気味な色だったし、太い筋がもの凄くて、地震がないといいけれどと思った。
後で調べると、飛行機雲。飛行機雲はまっすぐに細いものと思っていたけれど、大気の関係というか、湿度の関係で変わり、湿度が高いとこのように広がるとか。そして、こんなになっている時は、後で天気が崩れるらしい。確かに、翌日は雨だった。雲もやけに面白い。最近は雲の本を眺めている。雲を見て天気がわかるようになればしめたものだ。
飛行機雲には、飛んだところの雲が逆に消える「消滅飛行機雲」などもある。何でも興味を持つと止まらなくなる。世の中、面白いことが一杯だ。

今日は雨。
今週、外に出ていないので、買い物にでも行こうかと昨日から思っていたのに、この天気で出る気をなくした。おとなしく仕事しよう。とはいえ、今日は書くより先に考えないと。

苦戦しつつも

af2f3711.jpg二尊院の弁財天堂。昨日の写真より、前方、やや左手から。

短編、ラストの10枚に苦戦。
今回は内容が内容だけに、どうしたものかと思いつつ、何とか今日で仕上げ。
次の短編は何を書くか決めていないので、急いで考えなければ。
何だかんだと連載めいたものをいくつも書いているので、妄想はあっちこっちに飛んでいる。ラストが浮かんでいるものは何編かあり、そういうのを書くのは楽だけれど、その前に、やらないといけない別の仕事が。

師走半ば

ede08b69.jpg嵯峨野、二尊院の弁財天堂
二尊院の参道は「紅葉の馬場」と呼ばれているほど秋は素晴らしいけれど、境内も紅、黄、緑と、実にきれい。今回、すでに何枚か載せているけれど。

ついに12月も半ば。後2週間で今年も終わる。
明日までには「問題小説」の3回目連載を書き終えて、さっさと次の短編を書かないと、年賀状書きもあるし。しかし、喪中ハガキも多い。もう15人ぐらいか。

朝から雨

d8c2ee88.jpg先月18日、友達と嵯峨野。この左手に落柿舎(らくししゃ)。落柿舎を正面に見つめて右手を写した。空がみるみるうちに黒くなった。けれど、雨は降らずにすんだ。
広い畑に何も建たないといいけれどと、いつも思っていたら、ここは市が買い上げていて、何も建てないようにしていると、人力車のお兄さんが客に話しているのを聞いた。なるほど。

今日は暗い。雨。
昨日は、なぜか20枚近く書いてしまった。
今日は……?

ざっくり

051bfabf.jpg21日、京都から戻った翌日、姉と従姉妹と歩いた鎌倉で、岩船地蔵堂。
源頼朝と北条政子の長女、大姫の守り本尊だった地蔵尊が祀られていると言われているものの、実は妹のものという説が強い。最近、残念ながら、新しく建て替えられている。
今発売中のアンソロジー「蜜悦」の私の作品、「新枕」に関係あるので、歩いた時に写しておいた。

昨夜は蓮が大好きな私は、蓮のきんぴらを作ろうとして、大きな硬い蓮根を切るとき、手を滑らせて左人差し指をざっくり切ってしまった。アッと思ったときは遅かった。血が滴るほどで、急いでティッシュでくるんで、黄色い粉薬ホルムスを、きなこ餅のようにたっぷり指に振りかけた。このホルムスは、いつも置いている。祖母が亡くなるまで、床ずれに使っていた。擦り傷、切り傷にはこれ。火傷の時はフルコートF。このふたつは切らすことがない。
歯医者に勤めていたとき、昔は治療の後に詰めるゴムを、いちいち火で柔らかくしていた。それを渡すのはアシスタントの役目。よくアシスタントは右の手首あたりを火傷していた。病院に置いてあったのがフルコート。すぐにつければ傷も残らず治るのが早い。20歳の頃に知ったことだ。
指の出血は思ったより早く止まり、健康だなあと思った。
ゴム手袋をしてお風呂に。
人間の皮膚は再生するから凄い。右手でなくてよかった。
仕事ゆっくり。一気に終わらせる気力が少し足りない。

暑い!

ab611151.jpgここ数日、先月19日の詩仙堂。
真っ赤な紅葉、黄色い葉、緑の竹林……と、様々な色を楽しませてくれた。おまけに盛りのピンクの芙蓉の花まで見られたのだから満足、満足。

晴天。朝から暑くて、温度計を見たら27度。ひゃあ〜と驚いた。リビングの窓際の温度計だけれど、日が当たっていないところも、現在もリビングは25度。南側と違い東の書斎は20度。これから日が当たってくるので、ここも高くなるはず。どうなってるの……? と言いたい。
連載続き。最初はいつも、もたもたとスロー。
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