「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2006年09月

う〜、困った

9454c127.jpg19日鎌倉大巧寺(だいぎょうじ)で玉簾(たますだれ)の白い花。
生家に咲いていたし、よく見かけた珍しくもない花なので、これを見ると懐かしい気がする。
けれど、玉簾という名前は、ずいぶん後になって知った。

さて、時代ものを書いてくれないかと依頼がきたけれど、正直言って、受けるか否か、昨夜からさんざん悩んでいる。
(40〜50枚なら、まず書き始めるにはいいなあ。でも、いきなり時代ものなんて無理だなあ)と。
時代ものを書けたらどんないいかと常々思っているけれど、そう簡単にはいかない。
その手の知識はないし。
いつか書きたいと、少しずつ資料集めはしているのものの、資料を読む暇もないし。
20年ほど前、モノカキになる前に100枚ぐらいの時代ものを書いて新人賞に応募したことがあった。
予選ならすべて通っていたので、それも予選通過はしたものだけれど、手を入れないと原稿料をいただくなんてことはできない作品。
ともかく、他の仕事もあるし、1カ月後が締切と言われたら、やっぱり無理だよなあと思ってしまう。
穴を空けるわけにも、プロとして酷い作品で大恥かくわけにもいかないし。
溜息だ。
でも、本当は、そんなことを考えている暇もない。
さっさと今の仕事をしないといけない状況。
少々私、お疲れ気味。
巷では土曜で休みの人達も多いのに。
明日の日曜も仕事だ。
息切れ寸前。

長い花期

958de3d6.jpg19日、大巧寺で、天城の臭木。
7月19日も咲いていた。
今回も盛りというほどきれいに咲いていたし、花期が長いと判明。

よく眠る

ba7ceb3e.jpg昨日は夕方から少し寝たものの、起き上がるとき、怠くて最悪という感じだった。
それで、夜は早めに午前1時に就寝。
6時間ほどしてお起きたものの、まだ眠く、体調を万全にして仕事したいと、また10時から睡眠。
正午に宅急便に起こされ、機嫌悪くなるような半端さ。
いちばん眠りの深いときに起こされたのかもしれない。
もう1度寝るべきか、このまま仕事を始めるべきか。
仕事も休まないで続けると疲れる。
今月は用があったとき、やむなく仕事しなかっただけ。
もう29日だし、疲れて当然だと思いつつも、休む暇もなし。

写真は鎌倉の浄智寺で見つけた木の実。
面白い形だ、何だろうと思ったけれど、猫の大好きなマタタビではないかと思う。

これから、また届いた短編のゲラに目を通してから新聞連載の続き。
土日なしの毎日は大変だ。
週一エッセイも書かないと、そろそろ原稿切れのはず。
それから長めの短編にもかからないと。

秋いっぱい

3e1e4283.jpg今日はいい天気だ。
昨日は朝から雨だったけれど後で晴れ、前日も外に出なかったし、運動不足解消も兼ねて、石崎川沿いの花を見に行こうと、3時半に出発。
とはいえ、ここから5分もかからないわけで……。
おお、彼岸花が最高!
白も赤も立派。
また写真ができたら載せたい。
横浜に転居して、こんなに近くで彼岸花が見られるとは思わなかった。
幸せだ。
今日の写真は16日にここを歩いたときに撮ったもの。
昨日も、この「西洋風蝶草」はみごとに咲いていた。
10枚ほど写真を撮り、横浜駅をまわって帰宅した。

今日も新聞連載執筆。
後160回分も書かないといけないなあと思うと大変だ。
今日はこれから某週刊誌連載の電話がかかってくるはずだけれど、スケジュール的に受けられるかどうか自信がない。
無理なら、申し訳ないけれど断るしかない。
少しは余裕がないと、いつ何時どんなことが起こるかわからないし。
徹夜仕事できる歳ではなくなった。
そして、いつも眠い……。

玉紫陽花

4446c262.jpg紫陽花は6月の花という感じだけれど、玉紫陽花は、もっとも時期の遅い開花の紫陽花。
8月に日光に行ったときも咲いていた。
9月に入ったのに、19日の鎌倉でもあちこちで見かけ、遅いといってもこんなに遅かったかなと意外だった。
これは浄智寺にて。

新聞の3週目、10月21日掲載分も送り、後1週間分書いたら、だいぶ楽だと思うけれど、別の短編から先に書いたほうがいいかと考えたり。
11月発売の日本文芸家クラブ編アンソロジーのゲラも届いた。
まずはそれを片付けてからか。

今日は気温も低い。
朝から降っていた雨も上がり、仕事日和だけれど、また眠い。
このところ、日に何度も分断された睡眠だ。
1度で睡眠をとれるといいけれど、朝、決まった時間に起きて活動し、夜に眠る規則正しさはまったくなく……。
3度4度と分けて寝ていると、いつ眠ったかさえ忘れてしまう。
ともかく、眠くなったら眠って元気になって仕事するという生活。
いつ眠くなるかわからないので、複数での行動には支障が出てくる。

玉紫陽花の花

e4703d94.jpg上の玉の蕾が開いたもの。
一見、ガクアジサイ。
私は開いた花より、ほんの少しだけ開き始めたときの風情がが好き。
開く前の、ほころび初めが。

お茶の実

ee5f9f37.jpg19日、東慶寺のお茶の実。
ここのお茶の花はほぼ終わりかけていたけれど、他の寺や生け垣代わりの所では、まだ咲いていた。
意外とお茶の木を知らない人がいて、そんな人は花も実も知らないわけだけれど、私の場合、広い生家のまわりにお茶の木が植え込まれていて、幼いときにお茶摘みもしたし、自分の家で呑む分は近所の人も手伝ってくれて大窯(というのか……?)で煎って作っていたし、馴染み深い。

今日は煙るような雨。
こんな日は執筆日和。
日刊スポーツ連載3週目の原稿もそろそろ終わる。
連載開始は今度の日曜、10月1日から。

秋海棠(秋海棠)

67c95b0f.jpg19日、北鎌倉の浄智寺の秋海棠。
東慶寺でも秋桜や彼岸花に混じって咲いていた。
この時期、わざわざ京都に秋海棠を見に行ったことがある。
どこにでもある花といっても、背景が大切なのだ。
京都は大原の実行院の手水場に咲く秋海棠が好き。
浄智寺では、暗くなりかけた薄闇の中にピンクの花があるのに気づき、飛んでいった。
編集者に「滑りますから気をつけて」と言われた。
前日は雨で足下が悪かったのだ。
確かに、私なら慌て者で転びそうだ。

今日もいい天気で、秋風は最高に気持ちがいい。
とはいえ、外に出なかったので、ベランダの風しか知らないけれど。
鎌倉に行きたいなあと思った。
花の成長は早い。
この時期、毎日でも観察したい心境。
でも、仕事が優先。
もう少し我慢するしかない。

幻冬舎より、「新妻」12版、「炎」8版、「秘書室」3版のお知らせ。
そのうち「新妻」も7万部突破になるのでは。
重版は励みになる。
頑張ろう。

浄智寺の秋海棠(しゅうかいどう)

cb6d0ab0.jpg上と同じ場所で。
秋海棠が好きになって何年になるだろうか。

秋は萩

b781745c.jpg秋と言ったら、やはり萩。
鎌倉五山の第四位の浄智寺にて。

午前2時半からお昼まで、今日はたっぷり眠れた。
ただ、まだ眠れそうだし、怠い。
部屋にいると日差しが強いと思ったけれど、窓を開けると秋の空気だ。

昨日は予定枚数をクリアして、今日も頑張らなければと思っているところ。
でも、ちょっと運動しないと腰をやられそう。
これは長年の経験でわかることで、そろそろ来そうだと思ったときは、腕を大きく振って、たっぷり足踏み運動をすると、酷いことにならないで済む。
来そうだなと思いつつ、もう少しだけと思ってデスクに座りづけて仕事していると、完全にずれてしまい、後悔することになる。
治るまで時間もかかるし。

新聞連載の続き。
1カ月分を書いておかないと、忙しいことになる。

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蓮の実

5d2af372.jpg19日の鎌倉大巧寺(だいぎょうじ)で、蓮の実を撮った。
若い実は生のまま食べられるが、これにはいくつかしか青い実は残っておらず、黒くなっているのが多い。熟したものは料理や菓子作りに使う。
なかなか秋の風情としては楽しめる。
「蓮の実」は秋の季語で、

蓮の実のこぼれ尽くして何もなし

という正岡子規の句もある。
今年は蓮の花にほとんど出会えなかった。
蓮を見に行った夏の鎌倉は半端ではない大雨だったし、きれいな形のものはなかったし。

今朝は2時半にベッドに入ったものの、1時間半もしないで目が覚めた。
4時頃には、ふたたび眠りに落ちたものの、30分もしないで悪夢にうなされ、大声を上げて自分の声で目が覚めた。
それから6時までテレビの自然紀行のようなものを見ていた。
仕事に差し支えるからと、また寝たものの、9時過ぎには電話と宅急便に起こされてしまった。
仕事も大変だけれど、周囲のことでストレスが多い。
苛々しているから睡眠がおかしくなっているのか。
いつもはいくらでも寝られるのに、どうもおかしい。
悪夢も久々だし、大声を上げて目覚めるなど、滅多にないことなのに。
しかしそれでも、ともかく仕事をしないと間に合わなくなる。

小紫

ccb82e42.jpgこれも下の写真と同じ、大巧寺(だいぎょうじ)で。
我が家の小紫は強風でだいぶ実が落ちてしまって淋しいので、こんなにたわわに実がついていると嬉しくなる。

早くもみごとな小紫

432fdaf3.jpg19日、大巧寺で。
紫の宝石だ。実に美しい。

美しいと書いた後で、こう書くと変だけれど、何だか、苛々することが多いので、しばらく自然の中で暮らしたい感じ。
締切が多くて、なかなかすぐに出かけることはできないけれど。
生きていると、まったくあれやこれやと雑用は多いし、人のことでもいろいろあるし、人生は修行とはいえ大変だ。
ぐずぐず言っていないで、仕事するしかないけれど。

大巧寺(だいぎょうじ)入り口

c590edea.jpg鎌倉駅と目と鼻の先の花の寺、大巧寺では、紫式部のお出迎え。
紫式部と言うことが多いけれど、これは小紫とか、小式部と言われるもの。
我が家の小紫の実は、まだ青かったり、ほんの少し色づいているだけ。
けれど、大巧寺ではすっかり色づいていた。
北鎌倉に行くと、ここまでは色づいていなかった。
ほんの少しの地理の差で、こうも違うものかと驚いた。
ベランダの小紫は、先日の台風の余波で、だいぶ実が落ちてしまい、がっかりしている。

ほんの一息

cbeda1c1.jpg19日、グラビア撮影の合間に花の写真を撮る私。
それが楽しみだった。
東慶寺の仏像の前に水引の花。
背後には紫苑があるけれど、この写真ではほとんどわからない。

もう待ったなしだと朝から頑張って、やっと日刊スポーツ連載の10月1日〜7日分までを送った。
これから半年間、恐ろしい。
それから、「問題小説」55枚も付け足し、読み直し、何とか送信。
ほんのひとときの安堵。
もう少し新聞の続きを書いてから短編にかからないと、これまた時間がない。
ギリギリにやっていると、いつ何が起きるかわからないという不安につきまとわれるようになった。
何としても義理を果たさないといけないこともあるし、自分が病気をすることも考えられる。
少しでも締切に余裕を持たせておかないと、本当に不意の出来事はいつ起きるかわからない。

彼岸花

9cf0e293.jpg19日、東慶寺の彼岸花。
手前に杜鵑(ほととぎす)、彼岸花の左後ろに吾亦紅(われもこう)、右奥には秋桜。
秋が充ち満ちていた。

鎌倉は最高だった

81dd4897.jpg昨日は蒸し暑くて、汗をべとつかせながらの鎌倉でのグラビア撮影(10/22発売「問題小説」11月号)だった。
鎌倉は蒸すらしい。
べとついたままの顔はどんな風に写っているのか心配だけれど。
大巧寺では、真っ先に色づいた紫式部が目に入り、大感激。
女郎花(おみなえし)、吾亦紅(われもこう)、萩、天城の臭木(あまぎのくさぎ)、杜鵑(ほととぎす)……。
やはり大巧寺は花の寺だ。
ここの撮影の後、北鎌倉に移って、東慶寺に。
紅白の彼岸花とコスモス、大毛蓼(おおけたで)のピンクの花、杜鵑に秋海棠、紫苑にジンジャー、秋明菊……。
ここも花の寺だ。
最後は浄智寺。
秋明菊がもうじき一斉に咲くようで、蕾が一杯だった。
大感激の花々との対面だった。
寺によって花が咲いていたり蕾だったり。
紫式部も青かったり紫だったり。
植物は気候に敏感だ。
写真は明日以降に。
某編集長も、花を見ることは滅多にないからと、仕事を忘れて彼岸花を写していた。

4時過ぎに撮影は終わり、知り合いの鎌倉在住の書家に食事どころを紹介してもらっていたので、北鎌倉駅脇の「円」で食事。
カメラマン、雑誌、文庫の編集長ふたりと4人で打ち上げでビールと焼酎。
創作料理、なかなか美味しかった。
隣のテーブルに飾られていたのが、どうもモッコクの実。
帰りに「モッコクですか」と訊くと、「そうです。お詳しいですね」と言われたけれど、先日、このマンションの敷地で、すでにモッコクの大きな実が魅力的で写していたので。
今日の写真。

秋は木や草花の実も実るとき。
実も面白いものがあって楽しい。
鎌倉でもユニークな実を見つけて写した。

暑そう

fb2a2557.jpg台風一過で夏日。
早朝から強い日差しだ。
雨でないのはいいけれど、暑いのは汗っかきだから苦手。
こんな暑い日に午後からグラビア撮影……。
早く日が陰るといいけれど。
自分が撮影されるより、鎌倉の花を自分のカメラで撮るのが楽しみ。
少しでもたくさんの秋の花を取る時間ができるといいけれど。

本日の写真は、夏の間に咲いていたアガパンサスの実。
なかなか実も味わいがある。
もう種が黒くなって落ち始めている。
黒い種を少し失敬してきたけれど、植木鉢に植えられる花ではなく大きすぎるので、姉にでも送って植えてもらおうかと思っている。

新聞連載開始の1週間分は、明日あたりには送りたい。
最初に失敗すると、後が目も当てられないので、少し慎重。
終わると原稿450枚になると思っていたら、どうも1回分が原稿3枚はたっぷりあり、180回続けると、540枚になることが判明。
困った。

蒸し暑い

b692475d.jpg大型台風の影響か、蒸し暑い。
こちらは大丈夫だけれど、久留米の友達は恐かったとメール。
熊本の天草や佐賀の唐津、長崎、広島にも知り合いがいて心配している。

昨日の白い彼岸花は、彼岸花科だけれど、正式には「白花曼珠沙華」といい、ショウキズイセンの雑種とか。
今日は、我がマンションに咲いた薔薇の花の後にできた実。
自分では、なかなか芸術的ではないかと思っているけれど。
この季節、さまざまの実や種も面白い。

3連休は終わり。
モノカキにはそんなものは関係なしだ。
原稿はぼつぼつしか進まないが、一歩ずつでも進めばいいと思わなくては。

白い彼岸花

b4d7e8cc.jpgもしかしたら19日に鎌倉に行くので、そのとき、白い彼岸花も見られるかもしれないと思っていたけれど、昨日、近くの石崎川沿いで見つけてしまった。
ここは花の手入れが行き続いていて、いつも感心させられる。
これからは紅い彼岸花もどんどん咲きそう。
夏の間に通らなかったのが残念でならない。
マンションから、わずか5分なのだ。

やっと「日刊スポーツ」連載を書き始めた。
半年なので先が長い。
けれど、7カ月半ほどの「週間大衆」の連載もあと2回で終わる。
まあ、書いていれば何とか終わっていくものだ。
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