「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2006年05月

楽しかった

c3b572f3.jpg昨日は、藤沢から江ノ電でひと駅、石上駅の真ん前にある喫茶店、「睦月堂」にまず寄るつもりが、また電車を間違って鎌倉まで行ってしまった……。
おつきの者がいないと、よく失敗するのだ。
どうして鎌倉なのよ……と、トホホ状態。
少し早めに出ていてよかった。
鎌倉から引き返し、今度間違ったらおしまいだと思い、大船で乗り換え、藤沢へ。

しかし、今度は江ノ電がどっちに走っているかわからず、交番を覗いたら誰もいない。そこら辺で立ち話している人にどの向かって走っているか聞き、方向がわかったところで、そちらに向かって歩いた。
江ノ電は藤沢発だし、ひとつめの石上駅の真ん前が睦月堂なので、線路さえわかれば歩いて10分かそこいら。わざわざ電車に乗るより早い。
3度目か4度目なので何とかわかる。4時半ごろ着いた。
よく臨時休業するので、お客さんは期待しないで行くこと(ですよね、睦月さん……)。

初めて海軍コーヒーを飲んだ。
アメリカンタイプでよかった。私は濃いのはダメなのだ。
ふたりであれこれ話し、居酒屋「きときと」に。
編集者Y氏、すでに来ていた。
館淳一も後にやってきた。
その後は藤沢で一番古いというクラブローズへ。
睦月さんとはイメージがちがう(ははは)、きれいなまともなクラブで、ママの着物はなかなかよかった。
女の子もたくさんいたのに、ここには書けないような話ばかり。

メンバーの顔を浮かべ、ジーンズにしたけれど、乳房の谷間がわかるような服だったので、3人はだいぶ目の保養になったようだ(ということにしておこう)。
チラチラチラチラと100回は見られた……と思う。
おまけに「何カップ?」とも訊かれた。
昔からの知り合いで何でも話せるので、くったくなくつきあえ、楽しい時間だった。

ホタルブクロは昨日と同じところに咲いていたものだけれど、変わった種類なので写した。2段になっているようで、初めて目にするものだった。
さて、頑張って仕事するぞ!

ホタルブクロ

9fa0b767.jpgブラシノキのあった藤棚商店街で、同じく21日に見つけたホタルブクロ。
私はホタルブクロには生まれた阿蘇山の思い出があり、とても好きな花。
生家の近くを歩いているとホタルブクロがあちこちに咲いていた。
幼い日々に見た草花は、一生、懐かしいものとして心に残るものらしい。

今日は蒸し暑い。
夕方から藤沢行き。
睦月影郎氏の「睦月堂」に寄ってコーヒーを飲むつもり。
家を建てたときは館淳一氏などとお祝いに訪れたが、喫茶店ができてからは行っておらず、まだ味を確かめていない。

それから、F書房のY編集者と館さんと睦月さんとで食事。
この4人が知り合って20年近くなるなあと思う。
一番古い業界の知り合い達だ。
Y氏ともつもる話がある。
F書房では何年も書いていないので申し訳ないけれど、そういうことは超えた関係だから、楽しく話せたらと思う。

短編はいつ終わるのか。
まあ、2〜3日中にはと思っている。
7月中に長編書き下ろしを欲しいとか、年内に欲しいとか、いろいろ話は来るけれど、この状態では無理ですって……。
「そろそろうちでも書いて下さい」と、あちこちから言われて、見捨てられていないと嬉しいものの、そんなには書けませんって。
書けないを強調しておかないと、編集者にこのブログを見られてるからなあ。
暇なら書けと言われるのはわかってるし。
ああ、忙し。

おお、ブラシノキ

8e19c2df.jpg21日、マンションを出て石崎川を渡り、西区役所を過ぎて歩いていたら、藤棚商店街というきれいな名前の商店街に行き着いた。
藤棚がいくつかあり、花も各店前にたくさん育ててあり、だから藤棚商店街とばかり思っていたけれど、帰って地図を見たら藤棚町が存在した。
まず商店街入口で見つけたのが、この写真のブラシノキ。
ちょうど盛りで嬉しかった。
日本の木とは思えないが、明治中期に日本に渡来したらしい。
すでに100年以上、日本各地で育っているわけだ。
実は2〜3年も木に残っているというから凄い。
ユーカリなどと同じ「フトモモ科」とわかり、私としては職業柄「太桃」より「太腿」を浮かべてしまった。
となると、同業者の「太腿作家」と呼ばれている牧村僚氏を思い浮かべることに。

短編がゆっくりと進んでいる。
その後、長編にかかりたいので、そうそうゆっくりしているわけにもいかないけれど、進まなかっただけ。
今日からはスピードアップできそうだけど。

ブラシノキ

6ffa9a07.jpg上と同じく。
この日から2日後の23日、「2006日豪交流年」の記念切手が売りされた。
10枚綴りで、全部、絵がちがう。
カンガルー、オペラハウス、ハートリーフやコアラなどで「ボトルブラッシュ」もあった。
ボトルブラッシュは、ブラシノキだ。
偶然に、おおっと思ってしまった。

5月最後の日曜日

cfceaafd.jpg写真は1日、湯河原の万葉公園で。
そのとき撮った花といえばこれくらい。
季節柄だったかもしれないけれど、撮りたい植物がなくて困った。
京都ならもっとシャッターを押すはずだけれど。

今日はいい天気。
でも、私は夕方ちょっと出るくらいで、後は我が家で仕事。
5月も本が出ると思っていたけれど、何と、どうも出ないよう。
来月からはずっと出ると思うけれど。
自分の本がいつ出るかも把握していない。
毎月出るのも異常だけれど、いつも出ていると出ないのは淋しい。
読者も毎月出てはいやになるだろうから、本当は2〜3カ月に1冊がベストかもしれない。

わかるかな?

32754464.jpg写真は近くの高校の植え込みに生えていたカラスビシャク。
漢方では半夏と言い、吐き気止めなどに。
駆除が厄介な雑草ということにもなっているけれど、形が面白く、去年、引っ越してきてまもなく、歩いていて見つけたときは嬉しかったが、撮影に失敗。
今年も気をつけていたら伸びてきて、今度こそと思った。
けれど、最近は物騒で、不審者に思われるといやだなあと思い、落ち着いて撮れず、最初は失敗。2度目は何とか。
でも、写した私が、現像した後、草だけ写してどうしたんだろう??? と思ったほど。
よく眺め、そうだ、カラスビシャクだったと。
左のほうのが見やすいかもしれない。
舌を出しているような姿が面白い。無気味だけれど。

今朝はお菓子が届いた。
美味しいお菓子だけど、まだ他の人にいただいたお菓子が多量に残っていて、冷蔵庫に入れたばかり。
当たり前のことをしているのに、というか、自分がハッピィでやっていることなのに、よく御礼を言われて、わんさか方々から御礼の品が送られてくる。
ひとりで食べるのは大変なのだ。
美味しいものを、ほんのひとつふたつでいいです。1回分で(催促か……いいえ)。
申し訳ないなあ思いつつ、すぐに開けていただいた。

というわけで、2度寝の最中に郵便やさんに起こされ、これから仕事。
短編はまだ冒頭。
今日は何枚書けるか。
小雨で外は薄暗く、これぞ仕事日和。
でも、雨に濡れた植物もきれいだろうなあと思ったり。
いけない、いけない。
仕事!

便利は不便

fe884aa8.jpg朝からメールやブログに接続できず、今まで困っていた。
最近は出版社とのやりとりもメールが多い。
用があるとき困る。
便利な世の中になるにつれ、故障すると非常に不便。
さて、この書き込みが終わった後、メールは接続できるのか。
それより、これを載せることができるのか……。

眠い。
昨日は10時間以上眠ったのに、今日も眠い。
切れ切れの睡眠がいけないのはわかっているけれど……。
雑用が多いし、宅急便には起こされるし、睡眠を1度で取れない。
夜、よほど早く休めばいいのだろうけど、それはなかなか無理な話。
どうしても日が変わってからになるし。

短編の資料を開いてボツボツとやっている。
今のところ、仕事に追われるのはごめんという心境。
エネルギーが不足してきているんだなあ。
書きたいものはいくつかあるのに。
まあ、山あり谷ありでいい。
猪突猛進で何年も進めるはずがないのだし。
でも、このままスローテンポじゃ、それも困る。

今日の写真も、現在、マンションの庭に咲いているもの。

薔薇の季節

07d6edb1.jpg5月は薔薇の季節。
あちこちに薔薇が咲いていて、歩きながらうっとり。
我がマンションの庭にも、写真のような薔薇が咲いている。

昨日「密会」という短編7本の作品集のゲラに目を通したけれど、なかなか面白かった。
自分で書いていながら内容を忘れているので、読んでいると、初めて読む小説のような気がするのだ。
ここまでくると健忘症も凄い。
その私が小説を書いて食べているのだから、本当に世界七不思議のひとつに数えていいと思う。

美味しそうな薔薇

36a063dc.jpg徳間書店からいただいた薔薇を切る前。
何日か前に載せた写真より、やや開いているはず。
やさしい色はクリームのよう。
グラスに入れたこの薔薇は、さらに大きく開いて私の目を楽しませてくれている。
切ってから1週間経つのに凄い。

今日は珍しく元気

1f78bbfb.jpg昨夜はモノカキ、編集者などと銀座の呑み会で、いいところだったのに終電の時間になり、私だけ先に帰宅。
パニック障害さえ出なければ、少し遅くなってもタクシーで帰れるのに残念。
最初は睦月さん、館さん、永田先生の4人。後のクラブ「小眉」でT書店、F社の3人が合流。
話は、とうていここには書けないような凄い内容なのだ!
私達にとっては何でもないようなことでも、一般の人達は驚くだろうなあと思う(笑)。

睦月さんなど4時帰宅だったとか。
私は2時に就寝。
いつものように7時半に起きて、また10時頃から2度寝。
2度寝してもいつも怠いのに、今朝は快適に目覚めて不思議。
焼酎がよかったのか。

写真は、我がマンションで今盛りのマーガレット。
風が強い日に写したのでぶれているかと思ったけれど、何とか見られる。
マンションには実に多くの花が咲いていて、散歩すると楽しい。

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見川鯛山氏の次女、米倉万美さんの一筆箋

718a6cb4.jpg大好きだった作家の見川鯛山氏の次女の米倉万美さんの一筆箋の4冊セットが、知り合いの編集者から送られてきたのを見て可愛いので、何セットか頼んだ。
鯛山氏の子供4人は、みんな素晴らしい才能があるなと思う。
長女の藤原万耶さんは鯛山氏に似た文才がある。
長男は地域に親しまれているお医者さん。
次男は料理店を営むコックさんと聞く。
初盆なので、夏はぜひ先生の家に行きましょうよと、鯛山氏の本を手がけた編集者に誘われている。
時間がとれるといいけれど。

風と雨が

04db25e6.jpg朝から風は強かったけれど、とうとう雨も降ってきた。
あと1時間したら銀座に呑み会で出かけなければならないのに。
評論家のN先生もいらっしゃるので、いただいた反物で作った帯を締めていかないと悪い。でも、雨。
考えた末、大島モドキの着物に藍色地に竹柄の小紋の入った帯を締めることにして、着付け完成。
6月に近いので単衣でいいかもしれないけれど袷で。
久々に和傘だ。
和傘は京都の祇園の「傘源」さんで。
有名な和傘屋さんで、友達の何人かにもプレゼントした。
雨の日は草履もゲタも雨用になる。
まったくいろいろと大変でアル。
髪には小さな、つまみかんざしを。
数少なくなったつまみかんざし職人の読者の方が作ってくれたもの。
この職人さんは、実に元気なオジサンだ。
しかし、私は出かける前から疲労。
参ったな。

写真は、一昨日載せた我がマンションの石楠花の木のすぐ近くにある辛夷(こぶし)。
これも今は終わってしまった。

ジャスミン

fcc3ca97.jpg我がマンションの玄関のところに咲いていた気に入りの花。
ジャスミンは白が多いけれど、これも見た感じと香りから、ジャスミンではないかと思う。
ついこないだまで咲いていたけれど、今ではすっかり終わってしまった。
マンションにはいろいろな花があって、けっこう楽しんでいる。

先週は寝てばかりで、ちっとも仕事が進まなかったが、それでも、さっき週刊誌の連載を4回分(1カ月分)出しておいた。
連載は、書いたと思うとすぐに締切なので落ち着かない。
1カ月分書いておけば、ほんのひとときでもホッとできる。

今日は350枚分のゲラを読んで出す予定。
考えてみれば、編集者は毎日毎日何百枚もの原稿を読んでいるのだ。
よく、いやにならないなと感心する。
私には耐えられない。頭が痛くなりそうだ。
好きな作品、面白い作品ばかりとは限らないだろうし。
とはいえ、編集者は「原稿を300枚書け」と言われたらげんなりするかもしれないし、やっぱり、それぞれの仕事には向き不向きがあるのだろう。
今日のゲラが終わったら、次のゲラにすぐに移りたくないし、短編からやろうかと思ったり。
風邪が治ってきているようなので嬉しい。

ジャスミン

0b82b081.jpg上の花のアップ。
風の強いときで、完全にぶれるなあと思いながら写したのを思い出した。

久々にスッキリ天気

3b65693c.jpg昨日は雨が降ったり強風だったり。
けれど、夕方には虹も出た。
そして、富士山もきれいに見えるようになり、天候の変化が激しい1日だった。

我がマンションには石楠花も何本かある。
もう終わってしまったけれど4月末のもの。
今は真っ白いマーガレットが一面に咲いている。
写したものの、撮りきっていないので、現像は少し先になる。

週刊大衆の連載を書きながら、まったくいいかげんなことを考えつくよなあと、ほとんど喜劇ポルノに呆れている。
作品があまりにいい加減だったり、ねっとりといやらしかったりなので、私を想像していた人が実際に私に会うと、あまりのギャップに戸惑うらしい。
相手の戸惑いを見るのは、実に楽しい。
風邪、だいぶ抜けてきた。もう一息だ。

藤棚

1e88086c.jpg藤の写真をやっと載せられるけれど、4月19日のもの。
近くのアパートのもので、去年、引っ越してまもなく見つけていたので、今年も楽しみにしていた。
今年の春は夏のように暑い日もあり、藤も例年より早かったと思う。
そして、あっというまに終わってしまった。
長く見られた桜とは正反対だった。

呆れるほど眠った。
いくらでも眠れるのが驚異。
午前1時から昼前の11時半まで。
今、横になったらまたすぐに眠る自信がある。
薬を飲んでいるから仕方ないと思うしかない。
風邪はまだ完治しない。
仕事はボツボツと。

外は強風。
挿し木してまもない椿の鉢や、まだ葉が出てまもない鷺草など、室内に非難させた。
鷺草の葉の出方は遅々としている。
花が終わって枯れていき、すべて消えてしまうので、てっきり枯らしてしまったと落胆した。ところが、今月1日に芽が出ているのを発見。
生きていた! と驚喜。
しかし、それから3週間になるのに、まだ2〜3ミリ。
こんなに遅い成長の植物も珍しいのではないかと思うほど。
夏の開花が楽しみ。

藤のアップ

b884500a.jpg上の藤のアップ。
藤の花は、いつもほんのひととき。
ここの藤も通りすがりに2回しか見られなかった。

去年の花が、みごと花開いた

e720374b.jpg去年の引っ越し祝いに徳間書店から生花をどっさりいただいた。
薔薇の色がきれいだったので、ベランダの鉢に挿し木したら、すくすくと育った1本があり、ご覧のとおり、3日ほど前から咲いている。
このまま鉢で咲かせるか、切り花にするか思案中。
双葉社からバースディにいただいた生花に入っていた観葉植物の緑も、確か、3年ほど水栽培中。現在も元気。
私の手に掛かると、何でも長生きするのでアル。
花が咲くと、チョ〜幸せで、1日の大半、眺めている。
というのは嘘。
幸せだけれど、大半も眺めていては仕事できないので、ときどき書斎から出ていっては眺めている。時々ではなく、実は頻繁に。
これをご覧のK編集長殿、ありがとうございました。
ナナナントと、1年1カ月後に、そちらからの花が甦ったことにびっくり仰天していらっしゃるでしょうか。

昨日の予告どおり、ゲラが届き、見ていないゲラの枚数が原稿用紙にして800枚となり、ますますげんなりしている。読み始めたら眠ってしまいそうで恐ろしい。

徳間書店様からいただいた去年の花

ba7790df.jpg去年の4月の引っ越し祝いに徳間書店からいただいた、届いてまもない花。
この薔薇を挿し木にしたのです。
そして、上のように立派に花が開いたのです。
メデタシ、メデタシ。

我家の肥後椿

7e5a079d.jpg今年買ってきた我が家の肥後椿。
今は咲き終わって落ち椿になっている。
木の根元に3輪、置いてやっている。
もっと紅い絞りが入ると思っていたけれど、来年に期待しよう。

昨日届いた500枚のゲラでげんなりしていたら、また明日、別社から、7月刊行の短編集のゲラが届くとの知らせ。350枚ぐらいか?
モノカキなのに、読むのは疲れていや。
モノカキになってから、さっぱり本は読まなくなった。
自分の本ができてきても、10冊に1冊も読まない。
書き上げるまでに読み、ゲラが届いてまた読むのでげんなりなのだ。
デビューしたころは自分の本ができたというだけで嬉しくて、毎日手にして読んだものなのに。

今日も変な天気。
午前中、ほとんど眠ったので、夜まで頑張ろうと思っていたのに、夕方になって、またやたら眠い。勘弁してよと言いたい。
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