「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2006年03月

今日も寒い/黒椿 1

a1fc4959.jpg日は照っているのに、やけに冷える。
朝から「問題小説」5月号の原稿52枚を送信した。
まったく仕事に時間がかかりすぎ。

今日で3月も終わり、明日から4月と思うと、あっという間に100歳になってしまいそうで、時計の針の回転するスピードがずいぶんと速まってきているのではないかと危惧している。
一昨日だったか、子供の喉に綿菓子の割り箸が刺さって亡くなったことで、医療裁判があったけれど、ニュースで7年前と言っているのを聞いて耳を疑った。
2〜3年前だったはずだと。
でも、やはり7年前と言っている。
これには驚いた。
いくら7年前と言われても、私にとっては2〜3年前の感覚しかなく。
大きすぎるこの感覚のズレが恐い。

写真は下が黒椿の蕾。ピンク色は乙女椿。

黒椿 2

8a022299.jpg開きかけの黒椿のつぼみ、なかなか風流。
このくらいの黒椿のつぼみがいちばん好き。
艶々と輝いている。
近所の黒椿は、もの凄い春の嵐でつぼみのときに傷つき、開いても痛々しい状態だ。

黒椿 3

8b89fb91.jpg黒椿、すっかり開きました。
開くとつぼみの形が想像できなくなる。

花冷え

88d9072a.jpg明日も寒いとか。
夕方近くなると、だいぶ冷える。
こちらは桜が咲いているのに、まだ雪が降っている地方もあるのだなあと、驚く。

写真は鎌倉の大巧寺の、縦絞り、小絞りの入った美しい椿。

昨日は久々に、私にとっては上出来の20枚を書き、今日は残りを書き、後は読み返すのみ。この短編、明日の締切ギリギリになってしまった。

今日は親友の命日。
17回忌だ。
月日の経つのは早い。
亡くなった日も、うちに来てコーヒーを飲んでいた。
コーヒーを写真の前に飾って、私もひとときの休息。
葬儀の日は桜がハラハラと散っていた。

特大猫手のクッション

2e48bcaa.jpg北海道の読者が送ってくれた、特大のニャンコの掌のクッション。
なかなか面白い。
札幌の女性で、あれこれ楽しいものを送ってくれ、私を楽しませてくれる。
彼女も猫好き。
飼い猫の話しも楽しい。

ひっそりと

8f9c4749.jpg今の時期、よく咲いているが、ひっそりと咲いていると、かえって愛しい。
鎌倉大巧寺にて。

ひゃ〜、あと2日

1bfedb2c.jpg油断していたら、今月があと2日と6時間になってしまった。

スミレは、鎌倉最古の寺、杉本寺に上っていくときに見つけたもの。
やはり自然の中に咲いているものは、鉢植えとは比べものにならない趣がある。
18日のもの。
桜が満開に近いというのに、載せたい花が多すぎて、ついに今日は3枚。
椿もまだ山ほどあるのにどうしよう……。

26日は横浜市長選で投票に行ったが、そのとき、近くの川縁を歩いたら見事な椿が何種類も咲いていて、思わず歓声を上げた。
その写真も増えてしまったし……。
そして、一昨日は横浜駅の花市で、つい絞りの肥後椿「日本錦」を買ってしまった。
つぼみが大きく膨らんでいて楽しみ。

さて、仕事、頑張ろう。
今、クライマックスを書いていたら、いやらしくて思わず興奮してしまった。
モノカキは自分で興奮しながら書かなければならない(と思う)。
だから、元気でないと書くのが辛い。書くには体力がいる。

鎌倉 本覚寺の桜

400e6673.jpgバックに少し本覚寺の建物を入れて桜の撮影。
18日のものなので、すでに10日以上前のもの。

本覚寺の桜

9b50386a.jpgソメイヨシノではないので、18日、すでにこれだけ咲いていた。
今年は花の開花が早いので、忙しい。

何と見事な椿

67341dc8.jpgこれが鎌倉駅のすぐ近くの大巧寺の椿のひとつ。
何と見事な斑(ふ)入りの椿だろう。
ちょうど背景の下方の白い色が川の水のようで、いっそう品のよさが出ている気がする。
1日2枚ずつ載せても写真が多すぎて載せきれない……。
花は限りがないからなあ。
年中、何か花は咲いているが、春は特に次々と咲くので大変。

短編を早く終わらせないと、次の締切がやってくる……。
じっくり散歩もしていられない。

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シクラメンが咲き出した

2070dd3b.jpg十数年ものの鉢植えのシクラメンが開花し始めた。
子供の頭のように大きな球根になっている。
シクラメンはクリスマス頃の花と勘違いしている人が多いが、実は春の花。
自然に育てると3〜4月に咲きはじめ、5〜6月ごろまで目を楽しませてくれる。
花がすべて咲いたら、水は秋まで一切やらない。
葉もすべて枯れ落ちてしまったものは、雨の当たらないところに置いておく。
10月頃から水をやり始めると、1週間内に葉が出てくる。
美しい葉を茂らせたシクラメンは、冬もそのまま外に置いておく。
2月から3月にかけてつぼみが出てくる。
なかなか元気がいい。
私は夏場は球根を眠らせておくので長持ちしているのかもしれない。
栄養剤など与えず、与えるのは風呂上がりの湯を冷ましたものだけ。
風呂の湯はいいようだ。

大巧寺の木瓜(ぼけ)

a02ca943.jpg18日の鎌倉大巧寺の木瓜(ぼけ)。
この寺の花が気に入ってしまった。
次からは鎌倉で降りたら、必ず足を運びたい。

昨日は中華街に行ってしこたま食べ、中華のお菓子もおみやげに買い、帰ってからひとついただいた。
あまりに食べたので、夜中の2時、胃が痛くて目が覚めてしまった。
ガスターテンを1粒飲んだら、5〜10分ですっとしてきて、すぐに眠れたけれど、そこまで食べるなよと言いたい……。

栄養をつけたので、短編の続きを頑張ろう。

大巧寺の黄梅

22120758.jpgこれも大巧寺で見つけた黄梅。
椿の種類が多くて気に入ったが、椿が続いているので、素晴らしい色の椿の掲載は、また後日。

月光(がっこう)椿

6c2225ab.jpg「週刊大衆」の連載原稿をメールし、50枚の短編にかかっている。
今日は曇り。花見に出ている人もいると思うけれど、昨日のほうががぜんいい天気だった。
花見の盛りは今度の土日か。

写真は月光(げっこう)椿。
日本の花の名前はどうしてこんなに雅なのだろう。
椿だけでも、月光椿に日光椿、「白眉」「名残雪」「匂吹雪」「野の香」「氷室雪月花」「紅姿」「忍ぶ寺」「紺屋の灯」「紫泉」……。
あまりに風流で、何百でも書き連ねたい心境。

見事な日光椿(じっこうつばき)

b39ae4b2.jpg上の月光(がっこう)椿と並べてみることにした。
こちらは芯が紅いので太陽で、上は芯が白く、月ということだろう。

見よ、この椿

f5a39a07.jpg唐子弁の獅子咲きの椿。
カーネーションに見まがいそう。
ひっそりとした椿もあれば、華やかな椿もある。
かつての千葉のマンション近くにあったもの。
今ごろ、たくさん咲いていることだろう。

今日はいい天気。
桜も咲きはじめているので、花見客も多いかもしれない。
私は仕事。
遊ぶためには仕事を終わらせないといけないので、やるしかない。
いつも月末は慌てている気がする。

体調はいい。
呆れるほど眠っている。
そのうち、1日の10時間は眠らないといけなくなり、次に12時間、15時間となり、やがて1日中眠り続けるようになり、眠り姫(眠りオバサンではない)になってしまう気がする。

辛夷(こぶし)

2bea4b95.jpg1年前まで住んでいたマンションの庭の辛夷(こぶし)。
背景が21階建のマンション。
いろいろな木が植えてあって、季節ごとに花や実が楽しみだった。

日没後の富士山

f1ebb209.jpg空気の澄んだ日、夕日が沈むと、黒い富士山が赤い空に浮かび上がる。
こんなにもきれいだ。
先週のもの。
リビングと寝室と書斎から富士山が見えるが、書斎のデスクに座って右後方に首を曲げるとこれが見える。
夕日が沈むときから空が赤く染まるまで、ずっと見ていることがある。
同じ景色は2度とないので、見ないともったいない気がして。
ここに来て、何枚富士山を写したかわからない。
毎日、空の色がちがうのも楽しい。

春の陽気にさそわれて、先月とは打って変わって悠長な仕事をしている私。
でも、ついにお尻に火がつきそうではなく、つきました……。
今日も1日頑張ります。

ベランダのムスクリ

79ba50b0.jpg現在、可愛いムスクリは盛りの盛り。
どんどん球根が増えていく、可愛くともたくましい花だ。

法然院中庭の椿

27bc7011.jpg4月の1週間か10日のみ、法然院の庭の椿を見ることができる。外は自由。
近くの尼寺の霊鑑寺も同じころ、椿を見せてくれる。
両方の椿を見られるときに京都に行くのがお勧め。
ただし、気候によって花が早すぎることや遅すぎることもあり、いつも完璧に両方の椿をすべて見られるわけではないけれど。

いい天気。実にゆっくりとしか進まない仕事。
体力を温存して一気に書き、またくたびれて、しばらくぼっとして、また書くという繰り返し。まあ、何とかなるだろう。
昨日発売の「小説NON」4月号に短編掲載中。
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