「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

2005年10月

赤い屋根のある丘

c4268f3b.jpgこの写真は「赤い屋根のある丘」として有名な風景で、ガイドブックにも載っている。
暗記力は呆れるほど悪いのに、道を走っていて、見たことがある! と、この風景は一目でわかった。
故前田真三氏のカメラにも収められたという一枚。
美瑛らしい風景のひとこまと言われている。
雲があってとても残念だったけれど、シャッターを押した。

横浜は今日は雨。
のんびりコーヒータイムの1日なら素晴らしいだろうけれど、また仕事に焦りが。
おまけに新宿の行きつけの呉服屋さんから明治座の招待が来ていて、夕方から行こうか行くまいかと思案中。
前から8列目のいい席だから行かないのも悪いしなあ……。

おお、雪をかぶっているよう

d57c59d0.jpg鹿追の道の駅で見つけた木。
まるで雪の日のクリスマスツリーのようで感激。
上の方には松ぼっくりもついている。
これはやっぱり北海道の木だなァと思ってしまったけれど、本州にもあるのかしら……。

幻冬舎のゲラを宅急便で送った。
11年前の作品だけれど、読み返していると、まるで男の作品。
絶対に女が書いたとは思われないなァ。
あのころは、名刺交換するたびに「女性でしたか」と言われていたし。
内容と私を目の前にしたときのギャップが凄いらしくて(笑)。
今年も見川鯛山氏の葬儀のとき名刺交換した編集者に、作品と私が結びつかないと言われてしまった。
そうです。
私は物静かな大和撫子です……(ということにしておこう)。

文章は今のほうが少しは上手いかもしれないけれど、11年前のエネルギーは今の何倍あったかと思えるような内容だった。
書いたものは片っ端から忘れてしまうので、たまに読み返すと人の作品を読んだようで新鮮だ。
また東スポ連載の続きを書く。

青空と白樺

b07617b9.jpg青空のときと曇りでは、景色は一変する。
せっかくの美しい景色も雲のせいでシャッターを押すのを諦めたりすることも。
今回も悔しい景色に何度か遭遇。
雲が流れるのを待つことも。
あげくに諦めないといけないときもあったけれど。

何だか暑い

976ea92b.jpg書斎25度、リビング27度。
暑いはずだなあ。

きれいな紅葉の山は、層雲峡温泉のホテルを出る9日朝に撮ったもの。
実に見事な色彩に圧倒された。

旅行から戻って頑張るつもりが、やたら眠い。
昨日は誕生日祝いのメールやカードやプレゼントの御礼を書いたりするのに、けっこう時間がかかった。
みなさん、ありがとうございました。

真っ赤なナナカマド

a41cb08a.jpgこれは葉も実も真っ赤だけれど、所によっては葉はまだ青々としているところもあった。
真っ赤なナナカマドを見ると、毎年、つい写真に撮ってしまう。青空と赤の対比が好き。

誕生日だよ〜

e6d13d8e.jpg13日になった。
私の28回目の誕生日(28回目は大ウソだけど)。
今日はプレゼントの山かな。ふふ。

大雪山の麓になるのか、9日、高原温泉に寄ったとき、その近くでキタキツネを発見。
可愛い顔からして、まだ仔ギツネのような感じもするけれど。
何枚か撮れて嬉しかった。
動物もぬいぐるみも大好きだから、誕生日にはこの写真を選んだ。

キタキツネ

c1fc951c.jpg帰り道、また同じキタキツネが出てきてくれたのには感激。
何と可愛いんでしょう。
ラッキー。

素晴らしい景色

f983dd5c.jpg今回の北海道、2日目は雨だったけれど、だからこそよけいに、後日の景色がきれいだったのかもしれない。
10枚以上の写真はブログに載せるつもりだけれど、選ぶのが大変。
まだ最後のフィルム1本は途中なので現像できないのが残念。
富良野と美瑛は、田畑そのものが芸術だ。
最初は、今回いちばん気に入ったヒマワリ畑。
紅葉も良かったけれど、巨大なヒマワリ畑には感激。
後日、可愛いキタキツネも登場。

写真の整理で、昨日1日で終わるつもりだったゲラ1本、見損なってしまった。
今日はやろう……。

帰りが遅すぎて

9cacdb62.jpg北海道から帰ってきたのが、日付が変わるころ。
羽田空港に落下物が落ちて片づけがあるとかで、 15分遅れで旭川を出発。

今日発売の双葉文庫アンソロジー「視線」の写真を載せて、北海道の写真はまた。
北海道も今年は紅葉が1週間ほど遅れているとか。
けれど、層雲峡も然別湖(しかりべつこ)温泉も、なかなか見事な紅葉だった。
最終日は富良野と美瑛。
写真がどうなっているか、できあがってみないとわからない。

おお、疲れた〜。
旅行に行って、疲れてどうするんだとは思うけれど……。
ともかく、寝なくちゃ。

いよいよ午後から

f43dc2d9.jpg京都智積院(ちしゃくいん)の桔梗。
智積院の長谷川等伯一派の国宝の障壁画は素晴らしい。
何度もこれを見るために足を運んでいる。
25歳で日本の壁画を代表する見事な桜の図を書き、26歳で逝った等伯の息子久蔵のことを思うと、以後の等伯の父親としての口惜しさや哀しみが伝わってくるようで胸を打たれてならない。
しかし、等伯は久蔵が亡くなった翌年、やはり日本を代表する楓の図を描いた。この両方を見られ、迫力満点だ。言葉をなくしてしまう。

いよいよ午後から北海道。
昨日はデパートを見てまわったけれど、結局気に入りの服がなく、疲れ果てて面倒になり、そのまま戻ってきた。
着たきり雀で出かけることになった。
ま、いいか。
パソコンは持っていかないので、ブログは中二日、休み。
仕事しないぞ〜〜〜。

参った!

e7a9ac6c.jpgあまりよく撮れていないけれど、ラブラブチョウチョが面白くて。

今朝は3時過ぎまで仕事して、短編のゲラの朱入れ完了。東スポ2週間分の連載原稿も完了。連載はメールで送った。

7時半に起きてゴソゴソやって、1階のカウンターまで宅急便のゲラを出しに行き、
いつものヨーグルト、バナナ、牛乳、朝鮮人参などの生ジュースも作って飲んで、さあ、2度寝するぞと思ったら、知り合いから電話。
10時から昼過ぎの12時半まで2時間半。参った!
私は話を聞いて説教のし通し。
相手がまちがっていると思ったら説教するのはいつものこと。
ともかく参った。
これから寝よう。夜まで体がもたないゾ。
明日からの北海道行きの服を買いに行きたいけどなあ。
ともかく寝るのが先。
たっぷり寝ないと脳味噌が活性化しない。

朝から雨

bd28dcc9.jpg芙蓉とてんとう虫。
花と虫は大好きな組合せ。

朝8時頃から宅急便でゲラ到着。
最近、共稼ぎが多く、宅急便を届けるにも留守宅が多いらしく、早朝配達を始めたそうだ。私は朝は困る。ともかく、午前中は寝ているのだから。
知り合い達には午後の12〜2時にするよう頼んでいるけれど、知らない人はたいてい午前中配達に○をつけている。そうすると早朝配達になるわけだ。
ゲラを送ってきた某社には言ってなかったかなあ……。

昼からはクリーニングが届き、応対の後、また宅急便。
双葉社から11日発売のアンソロジー「視線」の見本到着。
11日発売日に本の写真は載せる予定。

明後日からの北海道行きの用意をしないといけないのに、仕事が先決。

「書け、書け、書け!」と誰かが背中で叫んでいる……。
と、思っていたら、今度はFAXでも雑誌短編55枚分のゲラ到着。
今からすぐ目を通して返さないと。

服も買いたいのに、また着た切り雀でいくことになるのかなあ。
パーティなどはたいてい着物で出席なので、着物はいくらでもあるけれど、よそ行きの洋服というのを持っていない。
きれいなままだし着られるので、つい翌年も……となり、それを4年も5年も着ていたり。捨てるにはもったいないほどきれいなんだよなあ。
着るのはいいけれど、旅行先の写真がどれも似たような服……。というか同じ。
ん……??? これはまずいと思った。
服を買いに行く時間もないんだよ〜。
着物なら反物を選べば、後は呉服やさんが私のサイズは知っているから、できあがったら届けてくれるというだけになるんだけど。
私にとっては洋服選びのほうが面倒。
何とか北海道は新調の服で出かけたいなあ。

ハマナス

068c4bdd.jpg私がハマナスを意識して初めて見たのは13年前。
官能ではなく、初めて書いた耽美小説にハマナスを出した。

『目をあけると、そこにも赤く熟した浜茄子の実がひとつ……。脳裏に焼きついた圭の掌の赤い実は、圭が生きている証の手術中の赤いランプと重なっていた。』

というラストでくくられている大好きな作品のひとつ「抱き締めて、硝子の花」。
作品に出てくる能登の琴ヶ浜に行き、そこで初めて意識して眺めたのだと思う。
意識していなければ、目の前に何があっても見えない。
だからそれまで、ハマナスを知らなかった。
夏に咲くハマナスも、今ごろになると実が赤くなってくる。

ここ数日、脳味噌が固まってしまったように仕事が進まず、昨日は夜中まで起きていたのに6枚という結果で焦っていたが、今日は少しは進みそうだ。
モノカキになってこの繰り返しだったように思うけれど、書けないときは焦る。
もうおしまいだ、想像力も朽ちたかと思ったり。
書けるときは20枚でも短時間で書き終わり、楽勝だ、どんどん書けると思う。
しかし、ともかく、この繰り返しだ。

青い実

eedc4f8b.jpgまだ青いハマナスの実。
花もいい。
実も可愛い。
そして、秋が深まると下の写真のように赤くなる。

ハマナスの実

93c27cbf.jpg北海道で、もっと赤くなっていたのを採って食べてみたことがある。
味はよく覚えていない。
これは千葉ニュータウンで撮ったもの。

涼しさを越えて

a9731c99.jpg何だか寒い。
暖房が欲しいような1日。
昨日は30度を超した真夏日だったので、今日は気温が下がり、ひときわ寒く感じるのだろう。

衣替えしたと某編集者からメールがあったけれど、私はまだ夏もののまま。
昨日はノースリーブで十分だったし、暑がりでもあるし。
和室にはまだ単衣の着物が下がったまま。
これだけは季節が過ぎると着られない。
10月からは袷だ。

なぜか頭の回転が悪く、呆れるほど仕事が進まず、おかしいなあ……? と首を傾げるほど。ほんとにおかしいなあ。こんなことではもろもろの締切が間に合わなくなってしまう。
困ったなあ。変だなあ。
……と、こんなことを言っていても仕方ないけれど、書斎に籠もってデスクにしがみついていてもダメ。
かといって、じゃあ、気分転換に遊びに行こうという時間と気持ちの余裕もないし。

今日の写真も実光院の秋海棠。
これは心字の池の畔のもの。

おおっ、ますます焦ってきた

d17590d6.jpg今日も京都実光院の秋海棠。

朝日新聞を読み、次に、毎日届く東スポに目を通していたら10月の日付。
当然のことなのに、明日から私の連載だと我に返り、うわ〜、急いで書かないとまずいと焦った。
まだ3週間分しか出してないからなあ。
これだけの仕事なら楽勝だけど、他にも次々とやらないといけないことがあり、書き溜めておかないと大変なことになる。

月刊誌も毎月何誌も贈呈本というのが届くけれど、それには次回の予告が載っている。まだ依頼原稿を書いていないのに自分の名前が載っていると、これまた焦る。
原稿締切は月刊誌の場合、本が出る3週間から1カ月前のことが多い。だから、本が届いたとき、まだ原稿に手をつけていないという場合が多い。そろそろ書かなければ……というころだ。
まだ1枚も書いていないのに名前を出すなよと言いたくなる。心理的に焦ってしまう。
これがデビュー当時なら、次回予告の名前だけでも嬉しくて、大事に切り取ってコピーして……だったけれど。
今や、次回予告に載った自分の名前を見ると「さっさと書け! 書け!書け!」と、脅されているようなもので、精神的によくない。勘弁してよと言いたくなる。

今週は7日から4日間、北海道。
だから、余計に、それまでにある程度の仕事を済ませておかないといけないと追いつめられていく。
今日は巷では日曜で休みとか。
私はいつも土日ナシで仕事。トホホ。

もう10月

86c6fc1e.jpg秋海棠(しゅうかいどう)は好きな花のひとつ。
またの名を断腸花。
ただただ秋海棠を見るために京都の大原に向かったことが2度ある。
実光院の客殿南側の手水鉢の周囲の秋海棠が実に見事で、その景色が気に入っている。
それでカメラ好きを誘って行ったこともある。

大原のバス停から三千院に向かう呂川にもたくさん咲いていたと記憶している。
宝泉院にも咲いていた。
8月ごろから10月初めまで、どこにでも咲いている花かもしれない。
けれど、気に入った場所に咲いているのを見たくて、わざわざ出かける。
だから、今だ! と思って出かけて、花の時期がずれていたときはがっかり。
でも、他にいくらでもいろいろな花が咲いている。
実光院の手水鉢もいっしょに写った写真はどこに行ったのか……。

三千院の秋海棠

1209db9a.jpgこの秋海棠は、三千院の入口よりやや右手の石垣に咲いていた。
大きなハート形の葉に比べて可憐な花。
風情がある。
1600年代に日本に渡ってきた花のようだが、よく日本画にも描かれている。

今日は暑そう。
新聞連載の続きをやっている。
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