
夕方4時半にはS社の編集者が6月刊行のゲラを持ってやって来た。
寿司、焼肉、和食、焼き鳥……何がいいか訊くと、焼き鳥とのこと。
近くの「吉左右(きっそう)」の焼き鳥は他の店とは味がちがう。焼き方がいい。
ここで初めてレバーを食べた人は「美味しい!」と思わず口に出す。S社のS氏は何と、20本以上平らげ、ふたりで30数本……。1年通っているけれど、最高となった。
編集者は食欲も体力もあるよなあ……。
その後、シェラトンホテル28階のバーで横浜の夜景を見ながら、ゆっくりとした時間を。
しかし、私は雑用ができず、夜の仕事もできず、明後日締切の30枚は明日から書くことに。
さて、取材旅行の吉野の写真は2回載せたので、今日は3日目の飛鳥。
飛鳥は狭いので、橿原のホテルで自転車を借りて回ろうということになっていた。
小学校4年生頃が自転車に乗っていた最後で、以後、1回、10分か15分、友人の娘の自転車に乗って移動しただけ。でも、乗れたので、まあ大丈夫かと思っていた。
それが!
やけに乗りにくい自転車で、車が恐い、坂がきつい、足が動かない……。
蘇我入鹿親子の邸宅があったという甘樫丘(あまかしのおか)まですぐということだったが、道を間違い、K編集者があちこちで訊くこと5回。
30分もかかってやっと着いたときは、疲労と恐怖で死ぬかと思った。
私の自転車は後ろのタイヤには、何か圧力がかかっていたらしく、凄いエネルギーがいるとのことだった。疲れるはずだ……。バッカみたい。それをゆるめて貰ったけれど、1日地獄だぞと思っていると、見かねてタクシーを呼んでくれたので落チ〜ン。
しかし、帰りがあるのだ!
大型車を呼んで自転車を乗せて帰ろうということになったが大型車なし。乗ったタクシーの愛想悪い運転手は自転車は無理だと言うし、また地獄かと思っていたら、最後に乗ったタクシーがいい人で乗っけてくれた。しかし、小さい方の私の自転車1台のみがやっと。
さて、それでとうなったか。
むろん、私はタクシーに乗り、K編集者は自転車でホテルまでとなった。
ホテルに着くと、お連れ様は? と訊かれ、20分か30分して自転車で帰ってくるからと言うと、大笑い。
しかし、その瞬間、ナナナナント、K編集者が現れた。
「タクシーを追い越そうかと思ったんですが、さすがにそれは無理でしたねェ」ですと。」
怪物だぞと思った。
行きは間違ってばかりで、しかも登り坂ばかりだったが、帰りはまっすぐに帰れ、下り坂ばかりで楽チンだったと言われ、アゼン。私の行きの苦労は何だったのか。
その夜は京都に戻り、F社の編集者も合流するためにやってきたので、先斗町で3人で食事。祇園で呑み会。
T社の編集者は、かつてふたりでビール50本呑んだという人。かたやF社の編集者は1升呑み。午前様になっても相手は元気で参ったゾ。
私は部屋に戻ったが、ふたりはラーメンを食べて戻ったとか。
ひゃ〜。私は編集者に比べると虚弱体質。
編集者はどこも怪物だ。
編集者と3日続けてつき合うと、私は死ぬかもしれない。
まだ生きているけれど……。

残念ながら、ブログに載せられるようなこの日の写真はなかった。
雨のせいで画面が暗すぎて。
150回も京都に行っているという編集者が、なぜか円山公園に行ったことがないと言うのでを歩いた。
有名なしだれ桜は咲いていたが、カラスの害で一時期の姿はなく、やや哀れだったけれど。
二寧坂、三年坂を歩き、祇園に出て、私の行きつけの店で懐石料理。
女将、ますます元気。
いい恋でもしているのか……???
11日には京都から奈良の吉野へ。
初めての吉野も雨が降ったり止んだり。
数日前に吉野に行った人が、桜はまだ咲いていなかったと言っていたが、ご覧の通り、淡いピンク色の桜に染まっていた。
ともかく、思いの外いい写真がなく、がっくり。
天気のせい? 腕のせい?
如意輪寺の花は下に2枚。
続きは明日。

手紙とプレゼントがたくさん届いていて、まだ全部は見ていない。
郵送分はポストに入っていたものの、宅急便は何枚か不在表が。
中には誰だっけ? と名前に覚えのない人からのものもなぜか届いていて、まだ、郵便物を見ている途中で、お風呂にも入れない。
明日は山ほど宅急便が届きそう。
誕生日でもないのにどうしたことか。
奈良の吉野も飛鳥も京都も桜、桜、桜……。
こんなに桜をたくさん見たのは生まれて初めて。
京都は今が盛りの盛りというところを何カ所も見てまわり、今回の旅行で撮った写真は300枚にも……。
明日、現像に出す予定。
これだけでもブログ1年分。
しかし、山吹が咲きはじめていたので、まずは去年の写真を。
余りにもいろいろなことがありすぎて、すぐにはブログに書けない。
ここに書くより、エッセイとして雑誌に載せたほうが面白そうなことばかりだった。
さて、ゆっくり寝たいけれど、今日の締切、明後日の締切……とあり、18日はS社の担当編集者も5月刊のゲラを持ってくるとか。
わ〜〜〜、帰ったらチョ〜大変だ。
目が回りませんように。

木瓜と書くといいけれど、ボケと書くとやや滑稽になる。
木瓜をどうしてボケと読むのか……???
今日は仕事したくなかったけれど、やるしかない。
何とか今日短編を書き終えると、3日で50枚書いたことになる。まあまあでは。
連載も後1回分書きたかったけれど時間切れ。
やっと旅行の準備を少し。
今どきはド田舎に行かない限り、便利な世の中になっていて、足りない物は旅先で買えばいい。できるだけ荷物は少なくしたい。
いつも宅急便でホテル荷物を送るけれど、今回はまだ手荷物にするかどうか迷っている。
月曜の夜は京都。
火曜は奈良。吉野は初めて。雨でないといいけれど怪しくなってきた。
水曜は飛鳥をまわって京都に戻り、土曜に帰宅する。
5泊6日。
行く間際まで仕事だし、帰ったらすぐに次の締切があるし、せいぜい旅行中はパソコンなしで、のんびりしたいけれど……。

今日も20枚書きたいけれど。
本当は30枚書けると助かるけど、無理に決まっている。
旅行の準備、何もしていない。
明日は何とか準備しないと月曜から1週間なのに。
今はいい天気だけど、一時雷が鳴って強風が吹き、雨も少し降った。
ベランダの山梔子(くちなし)の植木が倒れたし、あまりの風に植木が心配で、山椒や、まだつぼみの開いていない肥後椿、挿し木して間もない椿を部屋に入れたりした。
つぼみがついた薔薇も折れるのではないかと、大揺れしているので不安だった。
家にいるとこんなとき、植物が心配でオロオロしてしまう。
心臓によくない。
さて、仕事、頑張ろう。
私は一枝にいろんな色や模様の花の咲く椿が好きなよう。
紅白の花桃なども華やかで好きだ。

今では多くの土地に植えられているのかもしれないけれど。
これは去年の今ごろのもの。
北海道では5〜6月にかけて咲くのではないだろうか。
ライラックと雪柳の競演。
昨日、マンションの雪柳を載せたので、続編とした。
頭痛がして体温を計ったら食後に計ったにも拘わらず36度なかったので、低温のせいかと思ったけれど、どんどん酷くなりそうで仕事できないので、体温がさらに低下するかなあと思いながらも鎮痛剤のイブを飲んだら収まってきている。
よかった!
仕事が遅れに遅れているので、何とかスピードアップしないといけないので。

タマちゃんで有名になった川だ。
今ごろタマちゃんはどうしているやら。
川沿いにたくさん花が植えてある。
3月26日横浜市長選の投票が終わったとき、歩いていて発見。
何種も見つけて嬉しかった。
今日は「問題小説」のゲラが届き、すぐに朱入れして郵便局に持っていき、翌朝10時便にして出した。
ゲラは明日には出版社に届かないといけない慌ただしいものなのだ。
それから「週刊大衆」連載の10日締切分を書いた。
10日から京都・奈良なので、早く書いておかないとまずい。
そして、取材旅行から戻ってきた日が締切という短編50枚にかからないといけない。慌ただしいなあ。
帰って2日後と5日後の締切もあるなあ。
は〜〜〜。

表紙と挿絵は鯛山氏の次女の米倉万美さん。
万美さんはかつて、漫画家の、やなせたかし氏の助手をしていた人だ。とても味のある絵を描かれる。
鯛山氏の葬儀のときに少しお話ししたが、とても美人で感じがいい。
さて、著書の藤原万耶さんは横浜在住で、まだお会いしたことはないが、そのうちいっしょに食事でもしましょうということなので、とても楽しみだ。
この本は短編集になっているが、1〜2編読んだだけで万耶さんの才能に驚いた。
鯛山氏の文章に溢れていたユーモアとやさしさと哀しみに満ち溢れ、とても味がある。こんな文章を書ける人はなかなかいない。
鯛山氏の匂いがすると思った。
親譲りの才能だなと感心した。
コンパス・ポイントの連絡先は、
電話 028−636−3833 FAX 028−634−2487
来週月曜からは京都・奈良行きなので、それまでの仕事か忙しくなった。
帰りが15日の土曜なのだから……。

朝から「問題小説」5月号の原稿52枚を送信した。
まったく仕事に時間がかかりすぎ。
今日で3月も終わり、明日から4月と思うと、あっという間に100歳になってしまいそうで、時計の針の回転するスピードがずいぶんと速まってきているのではないかと危惧している。
一昨日だったか、子供の喉に綿菓子の割り箸が刺さって亡くなったことで、医療裁判があったけれど、ニュースで7年前と言っているのを聞いて耳を疑った。
2〜3年前だったはずだと。
でも、やはり7年前と言っている。
これには驚いた。
いくら7年前と言われても、私にとっては2〜3年前の感覚しかなく。
大きすぎるこの感覚のズレが恐い。
写真は下が黒椿の蕾。ピンク色は乙女椿。
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