「藍川京」の部屋

女流作家「藍川京」の花日記と、作品を紹介するブログです

宝厳院(ほうごんいん)

eb3f5afd.jpg大好きな天龍寺塔頭の宝厳院(ほうごんいん)。
入ったすぐの「苦海」。
奥のピンクは三つ葉躑躅。手前は水仙。
ここは紅葉が見事。けれど、新緑季節も息を呑むほど美しいので、ぜひこれからの季節はお勧め。
天龍寺に入ることは少なく、宝厳院に足を運ぶほうが多い。

嵐山

1eca9737.jpg嵐山の天龍寺の池の蓮は、今の時期はまだ見る影もない。
そのかわり池の向こうの桜がご覧の通り、とてもきれいだった。
奈良、京都を旅し、5日ぶりに初めて朝からひとりだった14日のもの。
祇王寺に行くのが目的で嵐山に向かったが、その前に天龍寺境内を歩いた。

明日から世間は大型連休。
でも、モノカキにしろ、電車やタクシーの運転手さんにしろ、コンビニの人にしろ、お巡りさんにしろ、そういう休みは関係ない人が実に多いのに気づく。
できるだけさぼりたいけれど、衣替えなどもしないと冬のまんま。
結構いつものように慌ただしく過ぎてしまいそう。

三秀院(さんしゅういん)の雪餅草(ゆきもちそう)

42fa174a.jpg天龍寺境内入口に三秀院という小さな塔頭がある。
ここに足を運ぶ人は少ないが、京都花の寺の本には載っていたりする。
入場料などなし。自由に入れる。
天龍寺に入る前に、ぜひお勧めしたい寺。
鉢植えだったが雪餅草(ゆきもちそう)を最初に見つけて、ヤッタァ! と声を上げたいくらい感激した。
これを見ないで素通りしていく人達が可哀想。

赤、白、ピンク

15ddde3c.jpg同じく三秀院。手前から木瓜(ぼけ)、雪柳、海棠(かいどう)。
おおっ! と、ここでまた声を上げそうになった。
奥の建物には東向大黒天が祀られている。

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散り木瓜の風情

3847037f.jpg上の写真の花のアップ。
紅い木瓜(ぼけ)の手前は白い木瓜。
白砂の上に紅い木瓜の花が散っている。
なかなかこんな風情ある風景は見られない。

ホテルの廊下のジャスミン

519fc8ec.jpgいつも京都は、駅と直結しているグランヴィアホテルに宿泊。
便利でいい。合計すると今まで何カ月か泊まっていることになるだろう。
今回は廊下の窓際に写真のような素敵な陶器の器が置いてあり、どれにも白いジャスミンの花が載せられていた。
廊下の窓際にずらりと置いてあるので、エレベーターを下りて部屋に行く間、甘い香りに癒された。
やるなァと感心した。器は少しずつちがっていた。
私の部屋は今回は一番奥で、歩くこと50メートルぐらいか?
グランヴィアホテルはともかく広いのだ。
でも、この香りで楽しかった。
ついついシャッターを押した。

また半木(なからぎ)の道

966d411e.jpg半木(なからぎ)の道の紅しだれ桜が素晴らしすぎるので、今日まで。
平安神宮のしだれ桜と同じく、ここでも藤棚のようになって枝を支えている。
明日はやっと嵐山の写真に移動。
もう4月も数日しかないの参ったなあ……。

自分の書いたものながら、ゲラを読んでいると眠くなって困る。
読むのはしんどい。
睡魔からの誘惑があの手この手でやってくる……。
今日は雨。
今日も(今日こそ……?)頑張ろう。いつもこればかり。

また桜

269ab532.jpg半木の道、紅しだれ桜の一部のアップ。

春うらら

08c943c8.jpg加茂川を眺めながら桜並木のトンネルを歩いていく。

半木(なからぎ)の道

5774e526.jpg半木(なからぎ)の道の紅しだれ桜の一部をアップ。
濃い色がとても美しい。
半木の道は京都の北山大橋から葵橋辺りまでの加茂川の堤。
800メートルの紅垂れ桜の道は何とも素晴らしい。
このトンネルをくぐり抜ける散歩は贅沢だ。
下鴨神社も車ならすぐ。
府立植物園とは隣り合わせと言っていいところ。
この名所を知っている人は案外少ないらしい。
観光タクシーに乗ると連れて行ってくれる。
13日はF社の編集者と。
15日は、前夜愛知から駆けつけた姉と歩いた。

さて、やっと今日から祥伝社文庫のゲラ。400枚だから読むだけでも大変。
モノカキながら、本を読むのはいや。目が疲れるし眠くなる。時間もない。
1日3冊読んでいた時期もあったのに、モノカキになってからはほとんど小説は読まなくなった。
誰が芥川賞やら、直木賞やら、どんな本が売れているやら、さっぱりわからない。
積極的に読むのは大好きな霊能者、江原啓之氏の本。
あっというまに20冊以上になってしまった。
これを読むと、人間として成長しなければと思ってしまう。
私の周囲では江原氏の信奉者が広がっている。
いつか会いたい、会いたい、会いたい。
そして、いろんなことを訊いてみたい。
江原氏の信奉者とは話がよくわかりあえる。

桜のトンネル

0dd74141.jpg半木(なからぎ)の道の紅しだれ桜のトンネル。
800メートルはかなり長い。

加茂川と桜並木

1434d149.jpg半木の道を歩いていると、加茂川を挟んで向こうの土手も桜、桜……。

平安神宮東神苑の桜と鴨

8b8fcab5.jpg平安神宮東神苑の小岩に鴨が一羽。
東方出版から京都の古都巡礼の本が出ていて、その中の「平安神宮の四季」の写真に、これと同じ石で鴨が憩っている桜の季節のものがあり、ほぼ同じ状況で笑ってしまった。
それにしても、毎日、頑張って写真を載せているのに、もう12日も前のものになってしまった。桜は過ぎたと思っている人達も多いかもしれないけれど、北海道はこれから。
桜前線は実にのんびりと北上している。

上野公園に桜を見に行ったのは4月3日で、もう散り始めていた。
10〜15日は吉野では咲いているところと、まだのところがあった。
京都は盛りだった。
日本は狭いようでいて、実にさまざまな四季のちがいがあって面白い。

さあ、連休開始まで仕事頑張ろう。
私の仕事も桜前線並にゆったりしているような気がする。
また慌て出すんだよなあ。
でも、もう機関銃のように次々と書き続けるパワーはない。
17年以上書き続けてきたのだから、ま、これでいいかと思うしかない。
書けるときは書く。書けないときは書けない。
締切だけは何とかこなそう。

平安神宮泰平閣から尚美館に向かって

ced811b0.jpg平安神宮泰平閣から尚美館に向かっての1枚。
何回シャッターを押しても、ついついまた押してしまいたくなるような風景ばかりだ。
桜のころだけでなく、菖蒲や紅葉のころ……。
いつも平安神宮の庭園は美しい。

桜桜桜

cd85cdc4.jpg上と同じ平安神宮の泰平閣から尚美館に向かっての写真。上より心持ち左手に視点を移して撮った。
尚美館の左側のしだれ桜がとてもみごとで、その下で写真を撮っている人も多い。

平安神宮のしだれ桜

1dc65485.jpg13日の平安神宮のみごとなしだれ桜。
京都のしだれ桜は、藤棚のようにしてあり、後日に出す半木(なからぎ)の道の紅しだれ桜もそう。
吉野、飛鳥をいっしょにまわったT社の編集者K氏とは朝食後に別れ、前夜に合流したF社の編集者K女史とまわった。
平安神宮は初めてのよう。
「平安神宮と聞くと、何もないようでしょ? でも、庭はこの通り、凄いのよ」と、自分の土地のように誇らしげな私……。
桜が終わったら、これから白虎池の花菖蒲が見事だ。

さて、巷では土曜から大型連休のよう。
私も半分でも楽しめるように仕事を頑張ろう。
読みたい本もたくさんあるのに、それどころか、新聞が2週間分以上山積みになってしまった。
今朝は、まずそれを読んで片付けたい。何時間かかることか……。

泰平閣と桜

546b9ed7.jpg平安神宮の東神苑から泰平閣を写した。
絵になるところばかりだ。
ここに来るたびに飽きずに何枚も写してしまう。

坂の茶屋

d99a3121.jpg非常に人情味のある温厚な顔立ちのオバサマがやっておられ、雑誌新聞などにもときどき顔を出す人らしい。オジサマ(旦那様?)と娘さんの3人でやっていらっしゃる。
私は見ていないが、NHKテレビ「あすか」の舞台にもなったところだそうだ。
客の色紙が天井、柱まで埋め尽くしていて、いかに愛されている茶屋かわかる。
ぜんざい、クズキリ、軽食、いろいろあり、機会があればぜひ足を運んでもらいたい。
お土産も売っているので、100パーセントの本葛や一筆箋を買った。
さくらももこさんの色紙もあった。まだ無名のときのものがあり、ももこさんが再度やってきて、それを感慨深げに見ていたとか。それでそのとき、新たに書いてもらったという色紙も飾ってある。
お客でない人にも声をかけてくれる。
店の前からの急な坂を上ると岡寺だ。だから、もう少しだから頑張ってというような言葉だ。

岡寺(おかでら)(または龍蓋寺・りゅうがいじ)

815c3d5d.jpg坂の茶屋を上っていくと、日本最大の、最古の塑像観音像(如意輪観音)がある。
石楠花(しゃくなげ)が咲きはじめていた。
5月までは石楠花とサツキが見事なはず。
石楠花寺でもいいのではないかと思うほど。
秋は紅葉も素晴らしいと言う。
ハイキングには最高だろう。
ずっと奥までで石楠花の道が続いている。

三重宝塔をバックに日光椿

4c23b999.jpg岡寺にちょうど見どころの日光椿もあり、感激。

岡寺の石楠花(しゃくなげ)

e8b72206.jpg咲きはじめていた石楠花と、バックは桜

橘寺の散り桜

270e865c.jpgピンク一色。
散った桜も美しい。
飛鳥の橘寺で。

旅の写真を毎日4〜5枚ずつ載せていかないと、もう5月になるぞと思っている。
近くで藤棚の花が咲いているし、つつじもどんどん咲いている。
カラスビシャクのようなものも咲きそうだし、我マンションではジャスミンが咲いている。ともかく、現在咲いている花を綴るときりがないほど。
歩いて5分内のところに、黒椿、スズラン、シクラメン、石楠花、八重桜、菫、クリスマスローズ、チューリップに辛夷(こぶし)……。
わ〜〜、困った。
困ることはないと思われるかもしれないけど、少しずつ咲いてくれないともったいないし、写した写真を載せるのに来年になってしまいそう。
は〜〜〜。

花のことばかり考えないで仕事しないとなあ。
ちゃんとやってますです。はい。

きょうは「問題小説」5月号発売日。地方は少し遅れる場合も。
私の短編も載ってます。

橘寺

6a3f0883.jpg灯籠の上に落ち椿。

飛鳥にある橘寺は聖徳太子生誕の地だ。
善悪両方の顔を刻んだ二面石や、五重塔跡があった。
ここで、かの有名な聖徳太子が生まれたのかと思うと感慨深い。
そして、色々な花があるのも嬉しかった。
別棟に全国から集められたという天井画があり、日本画の四季の花々が、これまた見事だった。
この天井画を、絵はがきを作ってここで売ればいいのにと、編集者に言ったほど。

橘寺のぼたん桜

f8d3233e.jpg観光客が「ぼたん桜だ」と言っていた。
小さな桜の木だった。

橘寺の貝母(ばいも)

9a333bac.jpg貝母(ばいも)も綺麗に咲いていた。

石舞台入口

5f098074.jpg 石舞台の巨大な石室の入口。
奥行き7メートル、幅3メートル、高さ5メートル。
中に入れるのは嬉しい。
 中での話し声が外にはスピーカーのようになって響く。
墓ではなく、まさに石舞台で、中で役者が声を出して観客に聞かせていたのではと思ってしまうほど。しかし、造られた当初は封土に覆われていたと言われているので、舞台のはずはないのだけれど。
 大化改新後に封土が払われ、暴かれてしまったらしい。

短編は半日遅れて今日の仕上げ。
ともかく、お仕事したくない病になっていて、締切だから仕方ないかと、頑張り始めた。
今月もあと10日しかないと思うと恐ろしい。
もうじき5月になるのだ!

石舞台の中から

ca02bee2.jpg 巨大な石室の中から外を見ると、光の中に桜のピンク色が広がり、やはりいい季節に行ったなと思った。来年の同じ日に行ってもこうはいかないだろうから、ついていたというしかない。
T書店K編集長、ありがとうございました。
自転車漕ぎは疲れたけれど(いつまで言うか)。
 K氏には、私の相手のほうが疲れたと思われていたりして。

飛鳥は桜一色 石舞台

0d1e815c.jpg 短編を少しずつやっている。
 今日までに仕上げるつもりが、できあがるかどうか。
 旅から帰ると雑用が多い。
 昨日は編集者から奈良・京都の写真が送られてきた。
 プロの使ういいフィルムを使っているなと思ったら、私のコンパクトカメラとは色がまったくちがう。きめも細かい。さすが。

 さて、12日の写真。
 この石段を登ると飛鳥の石舞台。
手前から眺めると、石舞台の背景は桜一色。
 思わず歓声。
日本書紀に記された蘇我馬子の「桃源墓(桃源陵)」と言われるもの。
日本最大級の横穴式石室を持つ古墳。
 30数戸の花崗岩でできており、天井石のひとつは77トンあるというから凄い。
 上りきったときの写真は下。

飛鳥 石舞台

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 石段を登ると、石舞台を中心に見事な風景。
 最高にきれいなときだったかもしれない。
桜がないときは淋しいだろうが、秋には紅葉が石舞台を包んでくれるのではないだろうか。
感激したけれど、せっかくここまで足を運びながら、わずか500メートルぐらいしか離れていないところにある「マラ石」を見てこなかったのだ!
後で、お京の間抜けめ! と思ってしまった。
行く前は覚えていたし、それでエッセイも書いたことがあるのに。
なんてことだ!
 次に行くときは、まず「マラ石」を目指そう。
 私は性愛作家(官能作家)なのだ。

飛鳥大仏

93fe564f.jpgこの釈迦如来像を見たとき、感激した。
仏像より草花に興味がある私だが、懐かしいものに出会った感激に、この仏像の前になら何時間でもいられると思ったほど。
前世でこの仏様を見ているのかもしれない。
今回旅行で、もっとも貴重な一瞬だった。
曽我馬子が発願して596年に創建された日本最古の寺に、私の感動する仏像が祀られていたというわけだ。これは605年に止利(とり)仏師がつくった日本最古の仏像とか。
何度も火災に遭って補修だらけだが、それほど愛されているのだという証拠。
この仏像にはまた会ってみたいし、そのために、また飛鳥を訪れるだろう。
自転車漕ぎで疲労困憊した躰も、これで癒されたのでアル。
石舞台と背後の桜は素晴らしかったが、それは、また明日。

飛鳥寺

a6af75bb.jpg飛鳥寺の入口。
また訪れたいもの。
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